2000年5月20日
オオタカ調査検討会委員 座長 伊藤 達雄 様
委員 遠藤 孝一 様
委員 小板 正俊 様
委員 千羽 晋示 様
委員 林 進 様
愛知万博の環境アセスメントに意見する市民の会
事務局長 八田耕吉
再度「発言要旨の提出」について
オオタカ調査検討会への傍聴の再度申し入れ(1月29日)に対して、2月11日の「第6回オオタカ調査検討会」にて審議いただき、司会進行役の林委員より口頭ではあるが、回答をいただきました。正式に文書でアセスの会宛に、事務当局より回答書を送ることになっています。
内容は、@委員会の議事録をインターネットで公開
A現在の委員会での審議が一段落したら、より多くの専門家を交えた拡大の委員会を行う
B6月ごろには公開討論会、シンポ等の開催
C事前に内容を知らせた上で、次回の会議においてアセスの会に20分程度の発言を認める
ということでした。
現時点ではまだ、正式な回答書が届いていないのですが、2月29日の日本野鳥の会・愛知県支部事務所で行われた「オオタカ営巣地付近の調査器具撤去」の話し合いの席上、オオタカ調査検討会事務局の県博覧会推進局より、次回の委員会において発言される意見要旨を、早急にまとめて提出くださいとの要望がありました。次回の検討会の正式な開催の日時が知らされてはいませんが、意見内容を見た上で決定するとのことでしたので、4月22日付で、金森代表世話人名で提出しました。
5月19日になっても、正式な要請がないために、事務当局に尋ねた結果、今日(20日)に機会を与えていただくことになりました。残念ながら、金森代表の時間調整が取れないため、事務局長の八田が代理で陳べさせていただく許可を、お願い申し上げます。
なお、発言時間の制約上、発言要旨に資料を沿えて提出します。発言は発言項目の要約を述べて、資料で替えるものとします。
2000年5月20日
発言要旨(八田)
オオタカの保護と生態系の保全
1.海上の森全体がオオタカ営巣適地
営巣期や高利用域での保護は重要であるが、オオタカの生息は年間を通して、広い地域が保全されなければならない(自然保護協会:意見書等)
(1) 営巣場所は年による可能性大(万博準備書)
(2) 古巣も営巣中心域(環境庁:猛禽類保護の進め方)
(3) ボーリング調査の影響大(八田:水情報)
2.生態系の頂点としてのオオタカの意味
生態系の頂点を支える底辺の植物や昆虫などの小動物の保全は、より広い、多様性のある生態系の上に成り立っている(八田:科学)
(1) 地域生態系の保全
(2) ホットスポットとしての海上の森の重要性
(3) 南地区の重要性(自然保護協会:南地区意見書)
3.環境庁意見
4.オオタカ調査検討会の位置付け
(1)独立性の保障(徳山ダム猛禽類調査)
(2)情報公開(アセスの会:傍聴申し入れ)
5.アセスの手続きの欠落(アセスの会:見直し案への意見)
( )内は資料および根拠