進化論は正しいか
八田耕吉
1.生命の誕生からDNA
1923 オパーリン 生命の起源
1935 スタンレー タバコモザイクウィルス
1945 ビードル−テータム 一遺伝子一酵素説
1953 ワトソン−クリック DNAの二重らせん構造を解明
1955 ミラー アミノ酸の生成
1958 メセルソン−スタール 半保存的複製の証明
1967 コーンバーグ DNAの複製に成功
1970 コラーナ ヌクレオチド(生命の最小単位)7個をつなぐ
1975 コラーナ 大腸菌のある働きを持つたんぱく質の合成
1983 オルチ ヒト・インシュリンの合成
バイオ技術(成長点培養、種間雑種)
人工授精、男女産み分け
遺伝子操作(遺伝暗号解読、分子外科手術、クローン人間)
2.進化論の変遷
1815 ラマルク 用不用説(後天形質遺伝)
1859 ダーウィン 自然淘汰説
1865 メンデル 遺伝の法則
1893 ワイズマン 新ダーウィン説(生殖細胞)
1901 ド・フリース 突然変異説
1918 オズボーン 定向進化説
1926 モーガン 遺伝子説(ショウジョウバエ)
1927 マラー 人工突然変異(X線)
隔離、適応
遺伝子から化学進化(分子)へ
1961 モノー オペロン説
3.正統派進化論は正しいか
1)突然変異は起こらない
DNAの修復(フィードバック)
2)突然変異は残らない
オオシモフリエダシャクの黒化現象は説明がつかない
3)遺伝の盲信
獲得形質は遺伝をしない
4)種は保守的である
がん細胞は自ら滅ぼす
4.適応戦略のうそ
1)適応者はなぜ増えつづけないのか
環境の変化に弱い生物達(狭適応)
2)環境適応は可能か
自然淘汰と人為淘汰
3)適応能力は本能でない
無機的環境(温度、湿度)
滞留適応 冬眠
移動適応 渡り
有機的環境(生物)への適応
4)競争の意味
同種間(種内競争) なわばり
異種間(種間競争) すみわけ、保護色・擬態
5)強いものが生き残れるのか
順位制 ニワトリとサル
天敵
5.生物の多様性
1)生態系を支えるもの
生産者、消費者、分解者
2)循環と食物連鎖
上位種の欠損と底辺の単純化
3)遺伝子・種・生態系・景観の多様性
豊かな自然