テキスト ボックス:  木曽川トンボ天国の自然―昭和63年度環境調査―
 7.水生昆虫

要約
 1.採集は過去の調査と合わせて、経年的な変化をとらえるために、生物群集の比較を目的とした定性的な採集を行った。
2.調査時期は,季節的な消長のある水生昆虫の羽化による欠失を防ぐため四季にわたり採集を行った。
 3.調査結果の整理は,水生昆虫類だけに限り,群集構成の比較の際は水生動物全般を含めて扱ったが,トンボ煩および脊椎動物門は除いた。
 4.四季を通じて,全体で水生昆虫類(トンボ類は除く)は41種確認された。
 5.池ごとでは,トンボ池が25種と最も多く,次にため池の17種であるが,一時的な移入種が多く,水生昆虫以外では貝類が2種みられただけで個体数は少ない。
 6.経年的変化を見ると,1976年33種,1982年31種に対して1988年は41種とやや増えている。造成地において河川よりの侵入もおさまり,定着型となり,トンボ池との類似性が高まってきた。






2.調査時期は,季節的な消長のある水生昆虫の羽化による欠失を防ぐため四季にわたり採集を行った。
 3.調査結果の整理は,水生昆虫類だけに限り,群集構成の比較の際は水生動物全般を含めて扱ったが,トンボ煩および脊椎動物門は除いた。
 4.四季を通じて,全体で水生昆虫類(トンボ類は除く)ほ41種確認された。
 5.池ごとでほ,トンボ池が25種と最も多く,次にため池の17種であるが,一時的な移入種が多く,水生昆虫以外でほ貝類が2種みられただけで個体数ほ少ない。
 6.経年的変化を見ると,1976年33種,1982年31種に対して1988年は41種とやや増えている。造成地において河川よりの侵入もおさまり,定着型となり,トンボ池との類似性が高まってきた。