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船の科学館&お台場

平成13年10月27日(土)


東京湾に在る海事博物館「船の科学館」。そこでは屋外展示として二式大艇が保存されています。

川西/二式飛行艇(H8K1〜3)

日本の飛行艇、その集大成として川西航空機によって設計・製作された傑作機。
昭和17(1942)年に制式化され、同年3月から参戦、哨戒・偵察のみならず、連絡業務、輸送、爆撃等に使用された。

「船の科学館」で展示されている機体は、詫間空(香川県詫間基地)所属機で、米軍に引き渡され保管されていたもの。
廃棄される事が決まり、初代館長笹川良一氏が引き取ってきた。

二式飛行艇一二型(H8K2)要目
設計・試作 川西航空機
乗員 10名
全長・全幅 28.13×37.987m
発動機 三菱「火星」二二型空冷1,850馬力×4基
自重 18,380キログラム
最大速度 時速454キロメートル
航続力 7,152キロメートル(最大)
上昇限度 9,120メートル
武装 7.7ミリ機銃4挺、20ミリ機銃5挺、爆弾/魚雷1,600キロ
生産機数 各型合計167機

二式大艇左側面二式大艇右前面より二式大艇上から望む



戦艦<大和>の模型

言わずと知れた世界最大の戦艦。18インチ(46センチ)砲三連装三基を備え、27ノットで航行。基準排水量64,000トン、全長263メートル、全幅38.9メートル。同型艦は<武蔵>。
昭和16(1941)年12月16日竣工、昭和20(1945)年4月7日、米海軍空母搭載機の波状攻撃を受け九州坊ノ岬沖に沈む。

「船の科学館」に展示されている模型(20分の1)は、東宝が1981年に製作した『連合艦隊』の撮影に使用されたもの。
石川島播磨重工製で全長13.15m、乗員3名を乗せて自走可能。制作費は9000万円。
はじめ埼玉県の東武動物公園に展示されていたが、「船の科学館」に寄贈された。
ちなみに館内にも50分の1の模型が展示されている。

戦艦<大和>模型



台場

現在は海浜公園になっているかつての砲台群「品川台場」。
幕末、幕府により夷狄侵入に対する備えとして整えられた。
台場内には火薬庫等の設備が置かれていた。
写真は現存する二つの台場のうち、唯一公開されている第三台場。中央に見える長方形は休息所跡。

第三台場内側


(平成14年8月14日作成)

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