海上自衛隊護衛艦<はつゆき>艦艇広報
平成13年7月14日(土)〜7月15日(日)
衣浦港/中央西埠頭/第4号岸壁
DD122<はつゆき>
8艦8機体制護衛隊群の基幹をなすべく建造された、第一世代のヘリ搭載汎用護衛艦。対潜・対空・対艦能力を兼備。
<はつゆき>型は護衛艦では最も多い12隻が建造され、昭和57〜62年に就役している。
海上自衛隊初のオールガスタービン主機、COGOG方式が採られ、システム化された戦闘指揮装置により目標識別能力が向上している。
大型対潜ヘリの搭載で対潜能力が大幅にアップしただけでなく、ハープーンSSM、シースパロー短SAM、CIWS、最新のレーダーと電子戦装備を搭載し、個艦防空能力、水上打撃力を備える事になり、各国の新鋭フリゲイトと伍する艦となった。
排水量に比べて重兵装なため、上部重量軽減のためアルミ合金製の上構となっていたが、アルミが火災に弱い事から、8番艦以降は鋼製上構に改め、さらにバラストを積み重心降下を図ったため、排水量が100t増加している。
また、復原性能確保のため艦尾部を低めた遮浪甲板型船体、燃料タンクへの海水補填などを採用している。
現在、新造艦はヘリ搭載汎用護衛艦に一本化されたため、新鋭艦の増強により艦隊の近代化が早まり、比較的早期の地方隊や練習艦への移籍が進められている。
艦名は、天象・気象用語より、「雪」に関する名称が付けられている。
衣浦港の中央西埠頭は知多半島側、衣浦トンネルの手前にある。近くの寂びれた公園に車を置いたのだが、埠頭まで行ってみると臨時駐車場が設けてあった。暑いなか幹線道路横切って歩いてきたのに。
午前中は一般公開、午後は体験航海。事前申し込みが必要。
戻ってみると車載温度計は40度もありやがんの。暑いハズだー。
護衛艦<はつゆき>(DD122)要目 | |
起工 | 昭和54年 3月14日 |
進水 | 昭和55年11月 7日 |
就役 | 昭和57年 3月23日 |
建造所 | 住友重機械工業株式会社/追浜造船所/浦賀工場 |
基準排水量 | 2,950t |
満載排水量 | 3,700t |
全長 | 130.0m |
幅 | 13.6m |
深さ | 8.5m |
喫水 | 4.1m |
主機/軸数 | COGOGガスタービン4基/2軸 巡航用/川崎RR舶用タインRM1C 4,620馬力2基 高速用/川崎RR舶用オリンパスTM3B 22,500馬力2基 |
出力 | 45,000馬力 |
速力 | 約30ノット |
船型 | 長船首楼型 |
乗員 | 約180名 |
主要兵装 | OTOメララ62口径76mm単装速射砲1門 Mk15高性能20mm機関砲(CIWS)2基 ハープーンSSM4連装発射筒2基 Mk29シースパロー短SAM8連装発射機1基 74式アスロックSUM8連装発射機1基 68式324mm3連装短魚雷発射管2基 チャフランチャー2基 HSS−2B対潜ヘリコプター1機 |
同型艦 | ||||
艦番号 | 艦名 | 所属 | 竣工 | |
DD122 | はつゆき | 横須賀地方隊/第21護衛隊/横須賀 | 昭和57年 3月23日 | |
DD123 | しらゆき | 横須賀地方隊/第21護衛隊/横須賀 | 昭和58年 2月 8日 | |
DD124 | みねゆき | 第3護衛隊群/第3護衛隊/舞鶴 | 昭和59年 1月26日 | |
DD125 | さわゆき | 第3護衛隊群/第3護衛隊/舞鶴 | 昭和59年 2月15日 | |
DD126 | はまゆき | 第3護衛隊群/第3護衛隊/舞鶴 | 昭和58年11月18日 | |
DD127 | いそゆき | 佐世保地方隊/第23護衛隊/佐世保 | 昭和60年 1月23日 | |
DD128 | はるゆき | 佐世保地方隊/第23護衛隊/佐世保 | 昭和60年 3月14日 | |
DD129 | やまゆき | 第4護衛隊群/第8護衛隊/呉 | 昭和60年12月 3日 | |
DD130 | まつゆき | 第4護衛隊群/第8護衛隊/呉 | 昭和61年 3月19日 | |
DD131 | せとゆき | 第4護衛隊群/第8護衛隊/呉 | 昭和61年12月11日 | |
DD133 | あさゆき | 佐世保地方隊/第23護衛隊/佐世保 | 昭和62年 2月20日 | |
TV3513 | しまゆき | 練習艦隊/第1練習隊/呉 | 昭和62年 2月17日 | (旧DD133) |
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↑アスロック(ASROC)8連装発射機 アスロックとは「Anti Submarine Rocket」の略称。 対潜ホーミング魚雷をブースターロケットにより目標上空まで 打ち出した後、パラシュートで落下着水させる。 |
↑高性能20mm多銃身機関砲(CIWS) ファランクスCIWS(Close In Weapon System)と呼ばれる 近接対空火器。6連装のバルカン砲と、レーダー、射撃指揮 装置が一体化されている。写真は後部から。 |
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↑ファランクスCIWSのドラム型給弾機構 収容できる20mm砲弾数は約1000発。本家米軍の劣化ウラニ ウム弾は当然使えないので、オーストラリア軍に倣って タングステン弾芯を使用。 |
↑ファランクスCIWS正面 全備重量約6t、発射速度3000発/分、最大射程距離4.5km、 有効射程約1.5km。開発時のデータでは、0.5平方mの目標に 対して100%の確立で捕捉し、2秒の即応時間で平均10発 命中させたという。 |
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↑左舷68式324mm3連装短魚雷発射管(前) 昔の魚雷と比べて、長さが短い事から「短魚雷」と呼ばれる。 |
↑左舷68式324mm3連装短魚雷発射管(後) 自艦で装填は出来ず、補給艦を隣接させ行うらしい。 |
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↑ハープーンSSM4連装発射筒 半分しかないけど。アメリカ製対艦ミサイルで海自の主力水上 打撃兵装。「ハープーン」とは捕鯨用銛の意。 |
↑後部ヘリ甲板 HSS−2B対潜ヘリコプター1機を収納。 右スミにある檻みたいなものは着艦指揮所(LSO)。 |
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↑Mk29シースパロー短SAM8連装発射機 Mk25を改良、軽量コンパクト化したもの。NATOシースパロー 発射機と呼ばれる。 |
↑展示用の模擬弾 こんにちは。 |
(平成14年8月14日作成)