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海上自衛隊練習艦<かしま>護衛艦<まつゆき>出港

平成14年2月9日(土)
  0900〜1030 一般公開
  1300〜1530 一般公開  

平成14年2月 8日(金) 
  0900 入港
平成14年2月10日(日) 
  0900 出港

名古屋港/ガーデン埠頭/3番岸壁
有料駐車場(\600/1日)有り


TV3508<かしま>

老朽化のすすんだ練習艦<かとり>の代替艦として建造された。
艦型は<かとり>と同じだが、主要寸法は一回り大きく、艦橋は護衛艦に比べ非常に広くとられ、数十人の実習員が入って操艦実習できるよう、別に実習用機器が置かれている。

艦橋後方には司令官室、艦長室があり、さらに後方には元首級の貴賓用特別公室が設けられている。
1デッキ下の01甲板の司令官公室(司令部食堂兼用)では、24人のVIPが会食でき、2室のラウンジが付属している。
第1甲板後部には実習員寝室や実習員サロンがあり、第2甲板には科員食堂のほか実習員食堂も置かれている。
煙突後方の講堂では約170名が受講でき、艦尾ヘリ甲板(ヘリはなし)には、レセプション用に引き込み格納式の天幕が備えられている。

実際の兵装は少ないが、シミュレーション装置の搭載により現代戦の実習になんら問題はないとされている。
また女性実習幹部のための設備も確保されている。

艦名は、名所旧跡から風光明媚な土地の名称「鹿島神宮」に因んで付けられている。
「TV」は「Training  Vessel」の略号。同型艦なし。
所属は呉、練習艦隊直轄。

練習艦<かしま>(TV3508)要目
起工 平成5年4月20日
進水 平成6年2月23日
就役 平成7年1月26日
建造所 日立造船/舞鶴工場
基準排水量 4,050t
全長 143.0m
18.0m
深さ 12.3m
喫水 4.6m
主機/軸数 CODOG方式4基/2軸
川崎スペイSM1Cガスタービン2基
三菱S16U−MTKディーゼル2基
主缶 三菱長崎CE舶用2胴型水管缶2基
出力 27,000馬力
速力 約27ノット
船型 長船首楼型
乗員 約360名
主要兵装 OTOメララ62口径76mm単装速射砲1門
40mm礼砲2門
68式324mm3連装短魚雷発射管2基
チャフ発射機2基

DD130<まつゆき>

護衛艦<はつゆき>型9番艦。呉の第4護衛隊群第8護衛隊所属。

護衛艦<まつゆき>(DD130)要目
起工 昭和58年 4月 7日
進水 昭和59年10月25日
就役 昭和61年 3月19日
建造所 石川島播磨重工/東京工場
基準排水量 2,950t
満載排水量 3,700t
全長 130.0m
13.6m
深さ 8.5m
喫水 4.4m
主機/軸数 COGOGガスタービン4基/2軸
巡航用/川崎RR舶用タインRM1C 4,620馬力2基
高速用/川崎RR舶用オリンパスTM3B 22,500馬力2基
出力 45,000馬力
速力 約30ノット
船型 長船首楼型
乗員 195名
主要兵装 OTOメララ62口径76mm単装速射砲1門
Mk15高性能20mm機関砲(CIWS)2基
ハープーンSSM4連装発射筒2基
Mk29シースパロー短SAM8連装発射機3型1基
74式アスロックSUM8連装発射機1基
68式324mm3連装短魚雷発射管2基
チャフランチャー2基
HSS−2B対潜ヘリコプター1機

一般公開の日は都合が悪く行けず、出港のみの見学。きっちり5分前に始まりましたよ。

↑左が<まつゆき>、右が<かしま>。大きさの違いが
良く分る。
↑曳船をつかって岸壁から引き剥がす。見えないが
艦首側にも1隻いる。スラスターはついていないのである。
↑岸壁から離された<かしま>。 ↑<かしま>艦尾。

(平成14年8月16日作成)

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