神楽坂 渉


 ただ描くことしか、この手にはなかった。

 待っているしか、できなかった。

 それでも、なぜか得ることができた。

 二度と逃がすものか。

 そして枯らすこともしない。

 花は、咲くために存在するのだから。


 なあそうだろ、一聖?

 俺はだから、いまも描きつづけている。





なんとなく描いてみた、渉。いや、翔との違いを描きたくて。
割に似ていて、けれどちょっと小柄で。でも結婚して子供ができたころには、
このくらいにはなっていてほしいかな……と。絵も売れかけてね。

色つけて、穏やかさを表現したら地味な感じになってしまった。
原画はなんかキチクな人でした(笑)



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