Reversible(瀬尾×河野×瀬尾):自己紹介?



瀬尾 「こんにちは、瀬尾と申します」
河野 「こんちは、河野でーす」

瀬尾 「……それで、何をすればいいんだ?」
河野 「ん? 自己紹介だって」
瀬尾 「地方銀行の一外交員の俺たちに、語るほどのことはないな」
河野 「とかいうこいつは支店ナンバーワンの成績。ちなみに2位は俺ね」
瀬尾 「自慢してどうする」
河野 「いや、だって自分の恋人がナンバーワンだなんて、嬉しくないか?」
瀬尾 「こ、恋人って……」
河野 「そこで固まらなくとも。そういうコトはもう皆さん知ってるから」

瀬尾 「やっぱおまえ、サディストだろ」
河野 「そういうおまえも、ヤルときにゃ結構そのケがでてきたと思うけど?」
瀬尾 「……お望みなら、存分にやってやるわ」
河野 「あ、あの……、さすがにバスケで鍛えたその身体で真剣に襲うのは」
瀬尾 「うるさい。おまえのほうが背は高いんだ。嫌なら頑張れ」
河野 「頑張れってなぁ……、まあいいや。昨日は愉しませてもらったし」
瀬尾 「そのおかげで俺は今日も午前中、ロクに仕事になりゃしなかったぞ」
河野 「……すみません」
瀬尾 「まあいいさ。今日の夕食当番おまえだし、さっさと作ってくれよ」
河野 「了解。じゃあスーパー寄って買い物していくな」
瀬尾 「よろしく。それじゃあとりあえず、俺はここで失礼します」
河野 「あ、ちょっと! ごめんねー、どうやら腹減って気が短いらしいから」



河野 「さて、今日はおまえの部屋か。なんかもうどっちも自分のって感じだな」
瀬尾 「同居して2年になりゃ、ある意味そうだろ。俺たちの家だ」
河野 「いいセリフだねぇ。あれ? おまえ、もしかして」
瀬尾 「ああ。玄関にあったから、借りたぞあの香水」
河野 「もしかしなくても、すげーヤル気?」
瀬尾 「当然。職場にはともかく、この匂い自体はかなりエロくて好きだね」
河野 「おまえの見た目にはかなり似合うと思う。すげイイ男」
瀬尾 「ありがとな。でもそれはベッドの中で言ってくれ?」
河野 「キザ……って、昨日俺の言った台詞じゃんかよ!」
瀬尾 「そうだな。それで? 答えは」
河野 「……言わせてみろよ」


      夜はいつもこんな感じです・汗




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