初体験


  暖炉の灯りがほどよく辺りを照らしていた夜。

  私は初めて、と1日過ごす事になった。 今日が初めての外泊。

  緊張しないはずが無い。 と一緒にいても、気が気じゃないほどにドキドキしていた……。





 「なぁ、ここかなりえぇ場所やろ? 俺の知り合いが使こてる別荘なんやけどな……」

  食事の後に、暖炉の前のソファーで座りながら話していた。

 「去年から使ってない言うから、俺が借りてん。 まぁ、掃除するっちゅうのを条件に、タダでな」

  は、髪をクシャクシャと触りながら話す。

  けれどその後、私が何の反応もせずに黙っていた為、変に思ったようで問いかけてくる。

 「どないしたん、? さっきまで話しとったのに、急に静かになってもうて」

 「そ、そう? そんな事ないよ。 この場所が、知り合いの別荘でよかった」

 「なんでや?」

  はそう言うと、身体ごと私の方を向く。

 「別荘って、借りた事ないから、凄いお金掛かってたら大変だなぁ〜って思ってたの」

  我ながら、とっさの返答に感心してしまった。

  でも実際、ここを借りるのも大変だと思っていた。 見るからに凄そうな別荘だったから……。

 「そない心配やったんかぁ〜。 仮に俺が、ここ金出して借りてたとしても、には出して貰う気無いで?」

 「そ、そういう意味じゃなくて……」

  の大きな掌が、私の頭をそっと撫でた。

 「判ってる。 元々は、俺がここ借りた理由を話さんかったのが原因やし」

  は、「すまんかったな」……と、肩を落とし、申し訳なさそうに謝る。

 (……正直に話した方が良かったのかなぁ?)

  の顔を見て、改めて思った。 本当の理由は、その事では無いと話すべきなのか……。

 「なぁ、。 正直に話すけど、実は俺……今めっちゃドキドキしてんねん」

  私の手を引っ張ると、自分の胸へと当てる。



 ―――ドクン! ドクン!



 「なっ? めちゃ早いやろ?」

 「う……うん」

  少し恥ずかしくて、俯き加減だった私は、そっとの顔を覗いてみた。

  視線の先の真剣な眼差しに、思わず吸い込まれそうになる。

  勿論、私の胸の鼓動は、より早く脈打っていたはず…………。

 「は、どないなん?」

  は急に、空いていた右手を私の胸へと置いた。 そんな事をされて、鼓動が静まるはずがない。

 「俺よりめっちゃドキドキしてる気がするわ」

  その言葉に、みるみると顔が赤く染まっていくのが、自分でも良く判った。

  互いの胸に手を当てがいながら、向かい合うこの状況……。 恥ずかしくないなんてこと……。


 「!!!!!!」


  置かれたの手が、私の左胸を優しく触りながら揉んでいる。

  あまりの急な出来事に、声も出ず、正直どうしていいのか解らなかった。

  驚いた拍子に、胸に置かれた手を見つめていたけれど、勇気を出しての顔を覗いてみた。

  でもは、全く動揺する素振りもなくて…………私だけが動揺し、パニックになって…………。

 「の胸、柔らかくて気持ちえぇわ。 ……このままだと抑えが効かんかもしれへん」

  …………今日。 何となくこうなること判ってた。

  望まなかったのか? と言えば、そうではない。 寧ろ望んでいた。

  は、手を繋いだり、抱きしめたりしてくれたけど、何時もキス止まり。

  それ以上は決して進まなかった。

  の噂は、嫌というほど耳に入る。 一番の人気者だから余計に……。

  けれどその噂は決して良いものでは無かった。

  手が早いだの、どれだけの女の子が、それで泣かされただの……。

  信じていた訳ではなかったけれど、如何して私には触れてくれないの?

  そういう気持ちが次第に大きくなっていた時に、ここに誘われたのだった。

 「……あぁんっ……!!!」

  思わず左手で自分の口を押さえる。

  自分の声のはずなのに、自分の声じゃないように聞こえて……。

 「気持ちえぇの? そんな喘ぎ声こえ聴いてもうたら、余計に抑えること出来へんよ?」

  はそう言うと、左手を私の頭に置き、グッ!と引き寄せ、半ば強引に唇を奪っていった。

  勿論、右手は胸に置かれたままで、動きも一層激しくなる。

 「んっっ! んふっっ…………んっ!」

  何時もとは違うキス。 只キスをするだけでなく、今日は他の動きも加わっている。

  その快感に、私は脱力感を覚えた。

  何故だか判らないけれど、力が全く入らない。 こんな経験は初めてだった。

 「えっ! や……やだっ」

  ふと気付くと、いつの間にか私の服は脱がされていた。 上半身裸に近い状態。

  私の身体に残っているのは、あと一枚……。

 「俺、ずっと我慢してたんや。 ……が大事やから。 でももう我慢するの止めや!」

  私の戸惑いも気にせずに、どんどん行動はエスカレートしていく。

 「我慢してたら、大事な物が手に入らんくなる。 それだけは嫌やねん」

  両手でその一枚を押し上げると、露になった胸に触れ、揉んでくる。

 「やっ……、やだぁっ!!!」

 「嫌やないやろ? こんなに尖ってんのに、何言うてるんや」

  主張しはじめた先端を、両手の親指と人差し指の腹で刺激してきた。

 「んっっ! あぁぁん……。 だ、だめっっ!!!」

  の言う通り、決して嫌な訳ではない。 ただ、初めての行為で、どうしていいか判らないだけなの……。

  あまりにも恥ずかしくて、頭がどうにかなりそうで……。

 「気持ちえぇんやろ? の身体はめっちゃ正直やから。 ……ほれ、見てみ?」

  は動きを止めて、手を離した。 そこには……。

 「凄いやろ? こんなにしてんのに、ダメはないやろ?ダメは」

  今までの指で刺激を与えられた部分は、単体物のように思いっきり主張している。

  こんなにもを求めていたのかと思うと、自分の身体ながら、なんて淫らなんだろう。

 「もっと気持ちよぉしたるし……」

  の顔が私に近づいた次の瞬間、その先端を口に含み転がしてきた。

 「あぁぁんっっ!!! んっっ! あぁぁぁっっ!!!」

  初めての感覚にドキドキしながらも、の舌の動きが気持ちよすぎて堪らない。

  身体の気持ちよさに、頭が追いついていけない感覚。

 「ひゃぁぁっ! んっっ……あっっ!!!」

 「そない可愛ぇ喘ぎ声こえで、泣かんといて。 俺、もっとの事、虐めたなってまう……」

  その言葉の後には、またそれを口に含み、舌先で転がしながら愛撫を続ける。

  ピチャピチャと の嘗める音が響いて、それだけで私の羞恥心は上昇するばかり。

 「んっっ! はぁぁんっっ!!! ……変におかしくなっちゃう!!!」

 「えぇよ、。 イッってもえぇよ? の為に…………一番気持ちよぉしたるから」

  胸への愛撫を続けながら、は太股をそっと触れるように撫でてくる。

  下から上へと、ゆっくりその手が移動していく。

  そしてソコに触れられると同時に、私の身体はビクン!と跳ねた。

 「いきなりはアカンやろうし……まずはこの上から……なっ?」

  割れ目をなぞるように、ゆっくりと上下する の指先。

  時折ソコから水音が聞こえてくる。

 「やぁんっっ! んっっ!!!」

 「もうこんなになってるんや……。 のココ……どんどん溢れてくんで?」

 「ち、違…………うっっん!!!」

  は幾度となく、私に恥ずかしい言葉で責め立てる。 勿論手の動きも加えたままで。

 「素直にならなアカンよ? 気持ちえぇ……って言うてみ?」

 「あぁぁぁっっ!!! やぁぁっ! ……っっつ!!!」

  下着の上から触れていたはずのの指が、直接私の体内なかへ入ってきた。

  中指と人差し指が出し入れを繰り返すと、それに便乗するように親指が敏感な部分を刺激する。

  の舌といえば、私の右胸を捕らえ、先端を転がしていた。

 「そ、そんなんっっ! だ、ダメっっ……んふっっつ!!!」

  勿論、余す事無く、の掌は空いている胸を刺激し、指の腹で先端を愛撫しつづけた。

 「ほら、その顔…………めっちゃそそられる。 気持ちえぇんやろ? 言わんのなら……」

 「やっっ…………」

  体内なかに入っていた指は引き抜かれ、全ての動きを止められてしまった。

  思わず涙目になり、に縋りつく。

 「なんや?。 どないしたん?」

  どうしても私にその言葉を言わせたいは、意地悪をする。

 「だ……だって……。 の所為で…………変なの、私……」

 「せやから、さっきから言うてるやん? ちゃんと俺に気持ちえぇって、言うてみ??」

  ……全ての動きを止められても、未だ私の身体は火照っている。

  を求めて、身体全体がヒクついていた。

 (私って、こんなにもいやらしい身体だったんだ……)

  初めてのくせに、この感じが堪らなくて、の動きをもう一度味わいたくて……。

  私はの言いなりになった。

 「…………いの。 ……き、気持ちいいの! だ、だから……お願いっ!」

 「素直な子は、好きやで。 ご褒美やるから、覚悟しいや」

  は顔を近づけてきて、唇で涙を掬う。 それと同時に、私は今迄経験した事のない快感に押し寄せられた。

 「あぁぁぁぁっっっ!!!」





 ***





  初めての外泊。

  初めての夜。

  そして初めての…………。



  今日この日が、私の思い出の1ページになる事は間違いない。

  消えることのない……新しいページに。








〜END〜





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<あとがき>

 かなり遅れましたが、クリスマス特別企画(笑)として、またもフリーな作品を懲りずに作りました。

 取り合えず、スルーとなった4000HITの名目として、皆様に御提供ですvvv

 ……つか、私の作品自体がスルーかも(滝汗)

 クリスマス企画の話の続きのような、そうでないような……。 ん〜〜〜別ものですね。

 実はこの作品、とある方にコッソリ(いや、堂々と)贈った作品と似ています。

 一応タイトルが『初体験』ってなってますけど、いろんな意味での初体験なので、

 私的には、まだシテない作品なのです。 (そんな風には見えませんがね///汗)

 まだ高校生の設定。

 でも、この作品も、十人十色ということで、皆様の中で色んな話の続きに繋がればいいなぁ〜って。

 そう思って、またも中途半端な作品に仕上げました! (なんて言ったら格好良いかしら///爆)

 まどかたんが言葉攻めするのがものそい好きなので、どんどん攻めてもらわないと!!!

 次回も頑張りますvvv ご期待に副えない事が多いですけどねぇ〜(泣)



 そんなこんなで、かなり<アトガキ>が長いですが、フリー作品ですので、宜しければお持ち帰り下さいませ☆

 も、もし、飾って下さる方がいらっしゃったら(つか、絶対いないから大丈夫!)

 ココへのリンクだけは避けて下さいませ! ぶっちゃけココなんて隠しになってないから、直に見つかるけれど、

 一応隠しな部屋なので……。 リンク貼って頂ける場合は、Love HuntのTOPへお願い致します!