第4話  一通のメール  1月6日投稿


 1昨日新聞を見るとサッカー、ラグビーなどが大きく紙面を飾り、全日本のバスケはどこにあるかと探した。すぐに見つからなかった。とても残念である。 さてこの物語年代の流れに従って書くべきだが、感情の赴くまま記述していこうかと思う。
 南陽中学(愛知の女子バスケ)の監督の大野先生からメールが入っていた。実は昨日彼女の年賀状が届いた。全中出場のチームの写真が載っていた。そこにメールのアドレスがあったので初めてメールを送った。その返信がきたのだ。彼女パソコンまだ年末に始めたばかりだそう。
 港北中で県の優勝戦を常に千種台中と争っていた。(千種は全国優勝している)南陽中に変わって初の県優勝、東海で準優勝かって大会前の準備運動で物凄いボールハンドリングをしているのを見て驚愕したことがある。その後息子(私のいた佐屋中のバスケの監督をしていた)と練習試合に訪れた大野先生に後日ミニ・中学併せて講習会をしてもらった。現在も二つのミニではそのボールハンドリングを踏襲しているはず。
 女教師でありながらバスケにかける情熱は凄いものがある。大阪や九州まで時に韓国まで足を延ばしている様子。おそらく近いうちに全国優勝すると思われる。
 私の指導する村のミニに172cmの6年生k子がいた。勿論中学でもやっていた。1年生の時、時々練習にいらっしゃい(学校とは別のクラブ)と港北中に誘われた。一人では嫌なのでキャプテンのH子(160cm)と二人で参加。学年末中学の監督が顔色変えてやってきた。「H子が港北へ転校したいと」、何が気に入ったのか転校してしまった。先生が南陽中に転じると一緒にまた転校した。この年の夏県は優勝戦には届かなかった。
 昨年4月先生からの葉書、H子旭ケ丘高校推薦で入学したとある。愛知県最難関の高校である。バスケ一辺倒?で勉強もあまりできなかったのに。(元々学業はトップレベル)県大会上位入賞の実績が効果があった。彼女にとって転校したのがよかったよう。将来医者になると言っている。
K子は村の学校卒業後大野先生の関係で大阪の薫英高校に進学した。こんな例はあまりない。大丈夫かな・・・一人娘で田舎の子が・・果たしてやっていけるだろうか?私は直接関係なかったが心配していた。
 先日優勝戦まで勝ち進んだ薫英が桜花と戦った。ビデオで一生懸命見たがよく分からない。メンバー交代でアナウンサーがK子の名前を確か呼んだはず、よく見てもちょっとやせていて本人かどうか不明。
 正月届いた母親からの賀状で「薫英に行ったことを喜んでいる・・」と書いてあったので安堵している。ともあれ縁のあった子が厳しい環境にいるといつまでも心配である。まして今度は3年生だ。
ともあれ大野先生の魅力は何だろう、転校までしたくなる指導力に敬意を抱く。
 こんな雑文で読む方が嫌にならないかと心配しつつ文を閉じます。