第46話 「さらば、魔女ガエルの呪い」

「ドカみ」第46話

ついに永い眠りから目を覚ました先々代の女王様。
孫たちへの誤解はなくなったとは言え、
やはり過ぎ去ってしまった時間に心を痛めます。
でも女王様は一人ではありません。女王様を慕うババがいます。
魔女界の魔女たちもいます。血を受け継いだ子孫もいます。
そして、これから出会う人たちも…。

現女王様の引退。ハナちゃんの女王就任。
そしてどれみちゃんたちが魔女へ…。
あこがれの魔女になることは、どれみちゃんたちの夢でしたが
改めて家族や友人たちと違う時の流れを生きていくことに
戸惑いを隠せないみんな。
いよいよ、最終章です。

第45話 「悲しみのイバラよ、消えて!」

「ドカみ」第45話

悲しみのイバラ・最後の1本は、どのイバラよりも大きく、太いものでした。
それは女王様の深い悲しみの表れ。
幸せな日々を過ごし、温かくも固い絆で結ばれた家族。
しかしそれはあまりにも辛いかたちで終わりを迎えます。
私はこれまで5つの孫の思い出を見てきて、孫たちが家を出て行ったのには
女王様も知らない何かしらの事情があって、そうせざるを得なかったのだと、
本当は女王様(お婆様)と離れたくなかったのだと思っていました。
いえ・そうであってほしいと願っていました。
が・現実はババが語ったとおり…。
きれいごとだけでは生きていけません。
孫たちもそれぞれに成長し、物事の見方・考え方が変わってくるのも当然のことです。
けれどそれはあまりにも辛い現実。

のちにロイが残した日記には、姉弟たちがお婆様のもとから離れていったことを
悔やんでいたと記されていました。
過ぎ去った時間は元には戻りません。
その瞬間の決断が正しいことか間違っていることかなんて、
その後の状況によって変わってしまう、あやふやなものです。
それでもロイたちの決断は後々になって彼らを苦しめました。
自身も孫を持つようになり、改めてお婆様の深い悲しみを痛感するロイ。
もし許されるのなら、あのタペストリーを作った頃のように
大好きなお婆様を囲んで、いつまでも笑っていたかったことでしょう。
しかしそれも叶わないこと。
タペストリーにすがり、涙を流し懺悔するロイの姿は、本当に痛々しかったです。

そして女王様は、最後のイバラを消しました。
それは孫たちとのあふれんばかりの愛に包まれていた日々を思い出したから。
女王様はもう独りで悲しみにくれることはできません。
なぜなら自分のもとから離れていった孫たちが、後になって苦しんだことを知ったから。
女王様は本当に深く深く、孫たちを愛しているのです。
孫たちも苦しんでいたのに、いつまでも自分だけが悲しい思いをしていると、
そう思っていてはいけない…そんな気持ちが、最後のイバラを消したのではないでしょうか。

第44話 「急がなきゃ!最後の手がかり」

「ドカみ」第44話
ロイのCVはかないさん?

出来たての歌を口ずさむまりなちゃんを襲う黒い花!
先々代の女王様を覆う悲しみのイバラ・最後の1本は
人間界にも大きな影響を及ぼしました。
先々代の女王様の末孫、ロイの面影を残す少年ロビー。
生まれながらに魔力を持っている人間というのは
「どれみ」シリーズでも珍しいキャラですが、
やはりその力は隠しておかなくてはならないものでした。
どれみちゃんたちのように、ふしぎな力を目の当たりにしても
そのまま受け入れることが出来るというのは難しいことです。
それは、魔女ガエルから戻れない魔女たちも語っていました。
人間界と魔女界の関係は、そして先々代の女王様はどうなるのか…
いよいよ最後のイバラにどれみちゃんたちが立ち向かいます。

第43話 「1級試験!玉木絶体絶命!!」

「ドカみ」第43話
パオちゃんが可愛く描けない…

悲しみのイバラの呪いにかかってしまった玉木さんを助けるため、
最後まであきらめなかったハナちゃん。立派でした。
欲を言えば第4話でハナちゃんが困っているときに
玉木さんが助けてくれた(アドバイスをくれた?)エピソードと
絡ませて欲しかったです。(笑)
急速に人間界にも広がる悲しみのイバラ。
どれみちゃんたちはどう乗り越えていくか、楽しみです。

今回、島倉さんがとてもいい役でしたね♪
言ってしまえば玉木さんの取り巻きだった島倉さんですが
ずっと玉木さんのそばにいたから、玉木さんのいい所を
誰よりも知っているのも彼女だと思います。
ももちゃんだけでなく、すぐそばにもステキな友だちがいることに
早く気がつかなきゃね、玉木さん。

第42話 「自分で決める!はづきの道」

「ドカみ」第42話

「自分の言いたいことをはっきり言えるようになる」という
はづきちゃん自身の課題は、少しずつ乗り越えられていっています。
しかし新しい課題が出てきてしまいました。
「自分の道を自分で決めること」
今回、はづきちゃんは「自分」から「どこの中学に行く」ことを
言うことはありませんでした。お母さんの言うとおりにしないことが、
自分で決めたことではありません。
それははづきちゃんにとって、更に困難な課題でしょう。
しかし関先生の言うように悩んで悩んで…
そしてやがて自分の道を見つけられたときに、
はづきちゃんはまた一歩成長できるのでしょう。

今回のテーマは、私にとっても深く考えなくてはならない話でした。

第41話 「ぽっぷが先に魔女になる!?」

「ドカみ」第41話

おっちょこちょいな姉と、しっかりものの妹。
人から見れば、そのように映っていたのかもしれません。
だけど魔女試験をきっかけに、ぽっぷは気がつきました。
今まで自分はお姉ちゃんの後をついていっていたのだということに…。

追いかけること。追いつくこと。そして、追い越すこと。
もしお姉ちゃんより先に行ってしまったら、自分はどうすれば
いいんだろう…。なかなかうまくいかない1級試験のこともあって
ぽっぷは目標を見失いそうになりました。
でもそのとき、ぽっぷの前にお姉ちゃんが来てくれました。
普段は頼りないお姉ちゃんかもしれません。
でも・ぽっぷが道に迷ったとき、
そこには必ずお姉ちゃんがいてくれたのです。
お姉ちゃんは難しいことは言いません。
ぽっぷの質問にもきちんとした答えを出せません。
でもお姉ちゃんのことばは、ぽっぷに力をくれます。
優しいまなざしと声は、ぽっぷの心を温かくしてくれます。
だからぽっぷもお姉ちゃんをとても信頼しているのです。

もうぽっぷは、お姉ちゃんの後だけを追いかけることはないでしょう。
みんなで一緒に魔女になって…
そこからがぽっぷの新しい一歩になるのだと思います。

第40話 「どれみと魔女をやめた魔女」

「ドカみ」第40話

「おジャ魔女どれみ」という作品の、
「発端」であり、「結末」でありそして「その後」に係わること。
「どれみは魔女になったらどうなるのか?」

はづきちゃん、あいちゃん、おんぷちゃん、ももちゃん
そしてハナちゃんにはそれぞれ得意なこと、将来の目標など
持っているけれど、自分はよく分からないと悩むどれみちゃん。
すごく漠然とした未来。
魔女になれば、人間より更に永い時を生きつづけることになります。
その間出会うであろう様々な事柄、とりわけ悲しみは
先々代の女王様にこれまで係わってきたどれみちゃんだから
知っているはずです。しかしいざ自分が魔女になったらどうなるのか。
「どれみは魔女になったらどうなるのか?」
いよいよラストに向かって動き始めた、印象深い話でした。

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