目指すはストックNo1!

Vol.3 (2020.4)

      
             



    




  今回、スポットライトを当てるOB艇はLynx-285と同様、アメリカVans Racing製の「Taboo MR-300」
 というモデファイ・クラス向けFRP製船体です。
  所有者は横浜市在住のK氏で、遠方にも関わらず滋賀県竜王町で開催されているMOAJ主催
 「OutboardBattle GC」に全戦参戦と熱心なOB艇愛好家で、モデファイクラスへの参戦艇はアイデア
 が一杯詰め込まれた愛艇となっています。

  Taboo MR-300船体は、従来からレース常勝で大活躍している「Lynx-285」を近年のエンジンパイ
 パワー化に対応するために、船体の大きさ拡大と重要となるスポンソン滑走面の形状を変更した
 ニューモデルです。また、燃料タンクやラジオの船体への搭載もLynx285から変更することでより容易
 なものにしている。

  気になるパワーユニットは、Novarossi35Plus+OS-2080の組み合わせでセットされていて、イン
 ボートエンジン用としても評価の高い35Plusは、14.5mmの逆転クランクシャフトの製造、OSロアー
 ユニットとのジョイントに対応するバックプレートの加工など、オーストラリアでモデファイされた
 エンジンを入手されたとのことです。このエンジンと組み合わされた1/8Racing用のOS-2080マフ
 ラーは、35Plusの高回転仕様排気タイミングと良くマッチして、直線走行時のエキゾーストノートは
 「怖い!」音と表現できる超高回転を奏でていました。

  この記事の撮影当日、Futaba7XCラジオに搭載されたGPSセンサー(SBS-02G)の最高速度は
 96km/hを記録して、目標となる3ケタオーバー、100km/hは目前に迫っています。
  これぞモデファイクラス艇の走り!「気持ちよい音」と「滑る走り」は、観ている人を魅了してい
 ました。

  テクニカルデータ

 
船  体 :Taboo MR-300
 エンジン :
   Novarossi35Plus改
 キャブ「: OS70D
 マフラー: OS-2080
 マニホールド: HIPEX
 キャビテーションプレート:
   オリジナル
 ラ ジ オ : Futaba7XC
 サーボ: Futaba
   S9470X1、S9670X2
 プロペラ :ABC1616
 燃   料 : Nasa Recca65

 燃料タンク: サリバン
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