一に空き隅、二にシマリ・カカリ  序盤は隅が大きい
 二立三析、三立四析  二本(三本)立った石からは三間(四間)に開いても切られることは少ない
 ツケたらハネよ、ハネたらノビよ  石がくっ付いたら手を抜かない
 切り違い一方ノビよ  切り違いは、アテるよりノビる方が良い場合が多い
 ケイマにツケコシ  ケイマを切るときは、付けこして切るのが良い場合が多い
 ツケコシ切るべからず  ケイマのツケコシをすぐに切ると、悪くなる場合が多い
 ケイマの突き出し悪手の見本  ケイマを突き出して、切れない場合は悪手になる場合が多い
 模様を消すには肩突き、ボウシ  相手の模様を消すには、肩突きやボウシするのが普通
 ボウシにケイマ  辺の石にボウシされたときは、ケイマに受けるのが良い場合が多い
 ケイマにコスミ  ボウシの隣(自分の石からケイマ)に打たれたときは、コスんで受けるのが良い
 場合が多い
 広いほうからカカれ  カカリは広いほうからカカったほうが発展性がある
 大場より急場  どんなに大きな所があっても、急いで打たなければならないところがある
 スソ空き囲うべからず  スソが空いていれば、中央を囲っても小さくなってしまう
 厚みを囲うべからず  厚みは、直接囲うより攻めに使う方が有効な場合が多い
 厚みに近づくな  相手の強い所に近づきすぎると、攻められて苦しくなる
 一間トビに悪手なし  一間トビが悪手になる事は少ない
 上手一間、下手コスミ  強い人は一間飛びで出ていくことが多い。弱い人はコスんで出ていくことが多い
 四隅取られて碁を打つな  隅の地は効率よく囲えるので、四隅とも取られてはいけない
 四隅取って碁を打つな  隅の地を気にしすぎると負ける
 二目の頭、見ずハネよ  二子の頭をハネられると、ダメが詰まる
 三目の真ん中  三子の真ん中は急所
 左右同形中央に手あり  左右(上下)が同じ形をしている場合は、中央が急所になる事が多い
 二目にして捨てよ  (辺などで)一子で取らせるよりも、二子にした方が締め付けができる場合が多い
 二線這うべからず  二線を這うのは必要最小限に
 二線は敗線  二線をむやみに這うと負けにつながる
 六死八生、四死六生  辺の二線の石は六本は死に八本は生き、隅は四本は死に六本は生き
 死はハネにあり  死活の基本はスペースを狭める(ハネる)
 隅の急所は2の一、2の二  2の一、2の二は眼形の急所
 敵の急所、我が急所  敵の急所は自分が打っても急所
 一路隣が筋違い  筋の一路隣は異筋。筋の隣は異筋とも言う
 大石死なず  大石はあちこちにアヤがあり、簡単には死なない
 攻め合いは外ダメから詰めよ  攻め合いになったら外側のダメから詰めよ
 眼あり眼なしは唐の攻め合い  眼のある石は内ダメを詰めなくてもよいので有利
 眼あり眼なしも時によりけり  眼のある石でも手数の少ない事もある
 大中小中(おおなかこなか)  眼のある石同士の攻め合いは大きい中手のほうが有利
 大目小目(おおめこめ)ともいう
 両ハネ利いて一手伸び  攻め合いの時、ハネが二つ利くと一手伸びる
 コウ付き攻め合い、最後に取れ  コウの付いた攻め合いは、最後にコウを取らないとコウ材が違う
 三手ヨセコウ、コウに非ず  三手ダメを詰めなければ本コウにならないのでコウ立てで得をされる
 初碁(初コウ)にコウなし  序盤にできる大きなコウは、コウ材がない
 サバキはツケよ  サバくときは付けるとサバキやすい
 弱い石に付けるな  攻める石に直接付けると強くなる
 カラんで攻めよ  二つ以上の石を攻めると相手は苦しい
 もたれて攻めよ  攻めるときは攻める石と反対がわの石に付けて得をする
 重くして攻めよ  攻める石は重くするとサバキが不自由になる
 追うはケイマ、逃げるは一間  攻めるときはケイマが足早、逃げるときは一間トビが足早で切られにくい
 車の後押しヘボ碁の見本  相手が先にノビる所を押すのは悪い場合が多い
 ダメの詰まりは身の詰まり  ダメ詰まりの石は形が崩れやすい
 空き三角は愚形の見本  空き三角は働きに乏しいだけでなく、ダメ詰まりにもなりやすい
 切れるところを覗くな  切りの残っているところはノゾかない
 両ケイ、逃すべからず  白黒どちらからのケイマも良い所は逃してはいけない
 両先手、逃すべからず  どちらが打っても先手になる所は逃してはいけない
 切った方を取れ  二線で切りが二箇所ある場合は切ってきた方を取るのが良い
 小さい方を切れ  切った方を取られるので、小さい方を切るのが良い
 ポン抜き30目、亀の甲60目  ポン抜きは30目に匹敵するほど大きい、亀の甲も60目に匹敵するほど大きい
 梅鉢に負けなし  ポン抜きから繋いだ形(梅鉢)になっても威力は大きい
 アタリ、アタリのヘボ碁かな  むやみにアタリにせず、最も効果的な時にアテるのが良い
 取ろう取ろうは取られの元  むやみに石を取りに行くのは、自分の石も弱くなり取られる原因になる
 石取ってその碁に勝てず  種石でない石(カス石)を取っても中々勝てない
 定石覚えて二目弱くなり  定石に頼りすぎると全体が見えなくなり、勝てなくなる
 名人に定石なし  上手な人は部分の形にとらわれず、碁盤全体を見て打つので定石でない手も打つ
 ノゾキにツガぬバカはなし  ノゾかれたら、次に切れるのだから、すぐにツグ一手
 ノゾキにツグバカ、ツガぬバカ  ノゾかれても素直にツガず、反発することを考える
 三3、四5、五8、六12 (中手の九々)  三目中手は3手、四目中手は5手、五目中手は8手、花六は12手
〈よく使われる囲碁格言〉

最もよく使われる「囲碁格言」ですが、このほかにも多くの格言があります。

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