〈置き碁と互先〉
 強い人と打つ時はハンデキャップとして、初めにいくつか石を置いてから打ち始めます。置き石の置き方は次の通りです。
 置き碁は白の人から打ちます。
〈置き碁〉
 2子から4子までは〈1〉から〈4〉に。

 5子は〈1〉から〈4〉と〈9〉に。

 6子は〈1〉から〈6〉に。

 7子は〈1〉から〈6〉と〈9〉に。

 8子と9子は〈1〉から〈9〉に。
 子という字は元々「もく」と読んでいましたが、
 今は「し」と読むほうが一般的になりました。
 9子の置き碁は特別に「せいもく」と呼びます。
 星目、井目、聖目などと書きます。
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 同じ力の人と打つ時はハンデのない互先で打ちます。

 先手が有利ですので、どちらが先手になるかを決めます。これを「ニギリ」といいます。

 先手の人は有利な分6目半のコミを出します。半は引き分け(ジゴ)をなくすためのものです。

 終局の時に差し引きした地から、さらに6目半を差し引いて計算します。

 ニギリは白石のある人が、いくつか石を握って相手に見えないように碁盤の上に置きます。

 相手の人は黒石を1つ(奇数)か2つ(偶数)を碁盤の上に置きます。

 白の人は2つずつ数えていって、当たった人が先手になります。

 相手が目上の人であれば白の碁笥を渡して握ってもらいます。そうでないときや大会の時は
 白石のある方が握ります。
〈互先〉 (たがいせん)