| 鮭色(さけいろ) |
- 色の特徴:鮭の身のような黄みをおびた鮮やかなピンク色。
- 英名:salmon pink(サーモンピンク)
- 18世紀には色名として使われていた。
- 日本では『乾鮭色(からさけいろ)』と言う、鮭を干して乾燥させた身を現す色名もある。
- 魚から由来する名は、日本は勿論の事、西洋でも少なく、珍しい色名のようである。
どちらかと言うと、日本名より英名の方が馴染みがありますよね。
洋服の色とかに良く使われているし。
どちらが先に用いたかは分りませんが、サーモンピンクの方がパッと思い浮かべやすい色名です。
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| 桜色(さくらいろ) |
- 色の特徴:紅染めの薄い紫みのピンク色。
- 中国名:桜花紅(インホアホン)
- 現在の桜は染井吉野と言う品種の桜が殆どであるが、この色名が使われるようになった平安時代の桜は山桜の事であった。
- 平安時代には重ね色目や襲ね色目として人気をはくした。
- 重(かさ)ね色目
一枚の袷衣(あわせころも)の表裏に別の色を染め、微妙な色合を楽しむ。
- 襲(かさ)ね色目
何枚も重ねて着用し、その重ねる布の配色を楽しむ。
- 桜は古来から日本人にとって親しみのある花であり、日本の国花ともなっている。
これぞ日本の色だと私は思ってます!!(笑)
透き通るような薄いピンク色ですっごく綺麗ですよね、桜の色って。
桜の花見は、春の楽しみの一つです。(#^^#)
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| 珊瑚色(さんごいろ) |
- 色の特徴:珊瑚のような明るい黄みのピンク色。
- 英名:coral pink(コーラルピンク)
- 珊瑚には赤,白,桃色の三種類あるが、最も高価なものが桃色の珊瑚とされていた。
- 古来、珊瑚は魔除けとして身に付ける宝石であった。
- 江戸時代では櫛(くし)や簪(かんざし)の装飾にもなった。
- ヨーロッパでは『coral pink』が色名として登場したのは19世紀の終わりであった。しかし『coral』と言う赤色(赤珊瑚の色。日本色名:珊瑚朱)は14世紀には登場している。
- 中国では、赤珊瑚を砕いた粉末は、絵具として用いていた。
昔、私が持っていた珊瑚は真っ白でしたので、珊瑚と言うと白色を連想してしまいます。実際、赤やピンクの珊瑚って見たことないかも…。
一度見てみたいですね、珊瑚礁。さぞかし綺麗なのでしょう。(#^^#)
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| signal red(シグナルレッド) |
- 色の特徴:原色の鮮やかな赤色。
- 遠距離からでも最も識別しやすい色として信号や標識に用いられたのが由来。
- 交通整理が必要になった近年に付けられた色名で、20世紀初めに登場した。
赤は「止まれ」とか、「危険」というメージあります。
私達にとっては当り前の事ですが、それが一般のイメージになったのは最近なんですよね。
何だかとっても不思議な感じです。 |
| 赤銅色(しゃくどういろ) |
- 色の特徴:銅より更に茶みがかった色。
- 英名:copper red(カッパーレッド)
- 赤銅とは銅に金を3〜4%、銀を1〜2%加えた合金の事。日本特有の合金で、747年にはすでに用いられていた。
- 混ぜ合わせる比率により紫、または黒に見える事もあり、『紫金』『烏金』とも言われた。
- “赤銅色の肌”と言うように日焼けしたたくましい身体の形容として使われている。
- 金=こがね 銀=しろがね 鉄=くろがね 銅=あかがね、と言われている。赤銅は合金であるので本来違う色だが、近年では同色に扱われる事もあるようだ。
色見本は銅(あかがね)色と同色として作成しましたので元来の色と多少異なるかもしれません。
本来はもっと紫がかった黒っぽい色をしているという説もあります。
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| 朱色(しゅいろ) |
- 色の特徴:明るい黄みの赤色。
- 英名:vermilion(バーミリオン)
- 朱は天然の硫化水銀の原鉱から採れる顔料の色であったが、のちに人工の硫化水銀の色を言うようになった。
- 日本でも縄文時代から使われていた。弥生〜古墳時代には永遠の生命力、死者の再生を願って墳墓の内壁や遺骨に塗られていた。
- 朱は神を崇める太陽や炎であり、権威の象徴であった。また、魔除けなどの呪術的な意味合いもあって、仏教が伝来されると神社仏閣の神殿や鳥居などに塗られた。
- また、印鑑の朱肉としても広く用いられている。
※現在は本物の朱肉ではなくインクが使われている。
私達が日常使用している朱肉の色が、縄文時代の昔から受け継がれている色なんですよね。
何気なく使っている色に歴史を感じます。
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| 猩々緋(しょうじょうひ) |
- 色の特徴:鮮やかで強い、黄みがかった赤色。
- 猩々とは一般的にオラウータン指すが、ここでは中国の伝説上の霊獣の事。人間に似た顔をした猿のような獣で、毛は赤くて長く、よく酒を好んだとされている。
日本でも能に登場する。
- インドから持たれたこの色が、あまりにも鮮明な赤なので、古代中国人は猩々の血で染めたものだと信じられていたらしい。
- 実際は、貝殻虫から取った染料である。
- 鮮明な赤色に惹かれ、日本では戦国時代の武将達が、猩々緋の陣羽織を好んで着用した。
「猩々」と聞くと太古の神様を思い出す…のは、何かの映画の影響でしょうね。(笑)
血の色だなんて、物騒な想像をしてしまうくらいですし、古代中国の人々はこの鮮やかな赤色によほど衝撃を受けたのでしょうね。
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| 真紅(しんく) |
- 色の特徴:紅花染めの中でも特に濃く染めた紅色。
- 『深紅』とも書く
- 紅花は金に匹敵するほど高価なものであり、紅花のみで染めたこの色は『禁色』の中でも特に高貴な身分の者にしか着用を許されていなかった。
これぞ赤!と言う色ですね。
紅花染めは、染料が高価な上、工程が難しく、しかも退色しやすかったので真紅色の着物など、特に高価なものだったそうです。
…わざわざ禁色にしなくても一般の人には手が出なかったでしょうに…、と思う水夜でした。(笑)
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| 蘇芳(すおう) |
- 色の特徴:やや紫みのあるくすんだ赤色。
- 蘇芳はビルマ,インド,マレー半島など、熱帯地方に生息するマメ科の樹木。
- 芯材部に赤色の色素が含まれており、その煎汁を染料とした。
- 蘇芳は媒染剤に明礬(みょうばん)の灰汁を使うと赤色、鉄を使うと紫に染まるので、紅花や紫の代用として用いられたため、蘇芳の染色は似紅(にせべに)、似紫と言われた。
- 日本には中国を通して奈良時代には伝わっていた。
- 平安時代の頃までは非常に珍重されていたようだが、のちに一般的な染料となった。
江戸時代、庶民には紅や紫の使用を禁じられたため、蘇芳を代用して似色を作っていたそうです。
赤にも紫にもなり、しかも一般的に手に入れ易い染料となれば、大活躍だったのでしょう。
とは言え、「大衆的な染料=紛い物」と言うイメージがついてしまうので、報われないかも…。
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| scarlet(スカーレット) |
- 色の特徴:鮮やかな黄みの赤色。
- 中世ラテン語のエスカラトゥムから由来し、更に元はペルシア語の機織の名前だったという。
- 英色名の中でも起源は古く、13世紀頃から知られていた。
- フランス語の`ecarlate(エカルラート)と起源は同じだが、こちらは赤色の事だけではなく青色を指す事もあった。
- 染料はコチニールやケルメスといった貝殻虫の一種から取られていた。
- 日本色の緋色にあたる色だが、こちらは茜が染料となっている。
赤は僧職の最高位、枢機卿の象徴とされながら、淫婦姦通等の罪の象徴でもあったようです。
一つの色が、全く相反するものの象徴となるなんて面白いですよね。
そのせいでしょうか。私の中では“混沌とした色”というイメージがあります。 |
| 石竹色(せきちくいろ) |
- 色の特徴:石竹の花のような淡い紅色。
- 別名:唐撫子色(からなでしこいろ)
- 石竹は中国原産の多年草で、日本では唐撫子とも言われる。
- 平安時代には日本に渡来していた。
- 撫子色よりも濃いピンク色であるが、同色とされる説もある。
はじめ、なんで“石竹”なのに赤系になるのかすごく不思議に思いました。(笑)
だって、字からすると緑系の色っぽくないです?
……石竹の花なんて知らなかったんだも〜ん!(結構名の知れた花らしいんですけどね。汗) |
| 赭(そほ) |
- 色の特徴:くすんだ黄赤色。
- 『赭』は赤土の意味であり、赤土色のことである。
『赤丹』よりももっと土らしい色してますよね。
こちらは土に混ざった自然の中の赤土で、あちらは厳選された赤土の色なのでしょう。
…私の勝手なる想像ですので真に受けないで下さいね。(笑)
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