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退紅(たいこう)
  • 色の特徴:約108gの紅花で、一疋(二反)の絹を染めた、ごく薄い紅花染の色。

  • 『洗染』『荒染』とも描く。

  • 別名:粗染(あらぞめ)

  • 染める時にキハダやウコンで下染めするため、濁ったような黄みを帯びた色になった。

  • 主に、雑事に携わるような人々が着用する服の色であった。
退紅色って、殆どの参考文献で「一斤染」よりも濃い色に設定されているのに、染料の紅花の分量は少ないんですよね…。
何故なんでしょう??う〜ん、謎ですわ…。
代赭色(たいしゃいろ)
  • 色の特徴:黄みがかった、赤褐色。

  • 中国北部の山西庄代県の土から採取した赭土(しゃど)から作られる天然の酸化鉄顔料の色。

  • 産地から命名された色名。

  • 現在では人工的に製造されるようになり、他の酸化鉄顔料と区別が無くなてしまったが、今でも色名として産地の名前が残っている。

  • 弁柄の一種にあたるが、その中でも特に黄み色の濃い色の事をいうようである。
天然の赤土から作られる顔料は、その土地によって色合が違うので、産地によってそれぞれ色名が付けられていたそうです。
なんだか、人工って味気ないですね。
橙色(だいだいいろ)
  • 色の特徴:橙の実のような鮮やかな黄赤色。

  • 英名:orange(オレンジ)

  • 中国名:橘橙(チューチョン)橙色(チョンスー)

  • 橙はインドのヒマラヤ地方原産のミカン科の常緑小高樹。

  • その果実は熟しても落ちる事無く、翌年の夏には再び緑色化し、放置しておくと2〜3年は枝に付いている。
    その事から「代々栄える」として、子孫繁栄の願いを込め、正月の縁起の飾りになった。

  • 橙の皮は胃薬として、漢方薬で用いられている。

  • また橙色は、英名orange(オレンジ)の和名として用いられていた。
我が家では、鏡餅の上にはいつもミカンを乗せていたので、小さい頃はミカンを飾るのが正式なんだと思ってました。
今でもミカンを飾ってますが、橙じゃないと縁起担ぎの意味が無いんですね。(^^;)
丹(たん)
  • 色の特徴:朱色よりやや茶色がかった色。

  • 別名:丹色(にいろ)

  • 『丹』は『赤土』という意味があり、赤色の事を指す色であった。

  • 特に区別する事無く、赤色顔料は(酸化鉄、酸化鉛、硫化水銀)どれも『丹』と呼んでいた。

  • また、『丹』には、『真心』という意味も含まれており、言語にもよく用いられている。
    (例:丹精・丹念など)
漢字って、たった一つの文字がそれぞれ独立した存在なんですよね。
その一字だけでも意味があり、また別の漢字と組合せる事で別の意味をなし…。
複雑で不思議な文字だなぁっていつも思います。あ…。「丹」とは全く関係ない話でした。(^^;)
躑躅色(つつじいろ)
  • 色の特徴:赤躑躅の花びらのような紫みがかった明るい赤色。

  • 英名:azalea(アザレ)

  • 仏字:azale'e(アザレ)

  • 平安時代から使われていたようで、襲ね色目にも用いられた。

  • 韓国では代表的な色の一つであり、様々な物に使用さられる人気色である。

  • また、躑躅の小枝は茶染の染料に使われていた。
躑躅はすごく身近な花ですよね。昔はよく蜜を吸ったものです。笑
5月頃になるとあっちこっちで満開に咲いた躑躅を見掛ける事が出来ます。
満開に咲いた躑躅は本当綺麗ですね。(^^)
朱鷺色(ときいろ)
  • 色の特徴:朱鷺の風切羽のような淡いピンク色。

  • 『鴇』『時』とも書く。

  • 江戸時代によく用いられた色名。

  • 朱鷺は、江戸時代までは、ごく身近で見られる一般的な鳥であったが、明治頃から乱獲や汚染で 激減し、今では特別天然記念物とされ、国際保護鳥ともなっている。

  • 日本の朱鷺は、「キン」という最後の一羽を残して絶滅してしまっている。
ちょっと前に(大分かな?)中国から贈られた朱鷺のつがいが、卵の孵化に成功したと話題になってましたね。
写真でしか見た事ないのですが、朱鷺の飛んでいる姿は本当に美しいです。
これが江戸時代には、あっちこっちで見られる普通の風景だったんだと思うと、哀しいですね…。


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