| 藍色(あいいろ) |
- 色の特徴:蓼藍(たであい)と黄檗(きはだ:黄色の染料)とを併用して染めた、わずかに緑みを帯びた濃い青色。
- 中国名:黛藍(タイラン)
- 日本では『藍』は染料と、色の名前、両方に用いられている。
- 藍という名の植物があるわけではなく、藍の色素を含む木の葉や草など、植物の総称であり、日本では主に蓼藍を用いていた。
- 藍染めは、紀元前3千年の古代エジプト時代にはすでに用いられており、人類最古の染料の一つとされている。
- 蓼藍が日本へ渡来したのは5世紀頃。中国から染色技法が持たされた。それ以前は青玉や山藍などを用いて青としていたようである。
- 褪色しにくく、虫除けとしても効果があることから、貴族から庶民にまで幅広く用いられ、古くは全染料の総称としても用いられていたほど日本人にとって親しい名前である。
『藍』と言えば純粋な青のイメージがあるのですが、当時の『藍色』は、黄色を混ぜて緑がからせた色を指していたんですね。
そう言えば、日本では『緑』を『青』と表現します。昔の人は、緑がかった青色を『青』と認識していたようですね。
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| 藍鼠(あいねず) |
- 色の特徴:藍色がかった鼠色。
- 別名:青鼠(あおねず),藍生鼠(あいおいねず)
- 同じ根から幹が生える相生や、夫婦共に長生きする相老などを掛けて藍生鼠(あいおいねず)とも言われるようになった。
- 江戸時代の半ば頃に用いられはじめた色名。
縁起の良い色、なんですね。
江戸時代半ば頃、茶色と鼠色が大流行し、『四十八茶百鼠』と言われるほど、『○○鼠』と最後に鼠が付く色名が作られたそうです。鼠って慕われていたのかしら?ブルブル。(--;)
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| 青褐(あおかち) |
褐色よりも青みの強い色、としか説明のしようがない色ですね。(^^ゞ
青褐も藍染めの一つで、縹色よりもさらに濃い色と思われます。
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| 青鈍(あおにび) |
- 色の特徴:暗くくすんだ青から緑がかった墨色。
- 平安時代の青は、緑を帯びた色とされていたため、色の解釈の幅は広い。
- 一般的に、橡(つるばみ)等の樹皮で染めた墨色に藍を染め重ねた色とされるが、逆に、藍染めを樹皮の染料に浸し墨色を重ねたとも言われている。
- 平安時代には、鈍色と共に、喪服などの凶事に用いられる凶色だった。
時代変われば凶も吉となるんだな〜、と言う色ですね。(どんなだ。笑)
平安時代、主に葬儀や出家する尼たちが身に纏う色とされた色は、江戸時代になると流行色になったそうです。
この色もきっと『○○鼠』と呼ばれ、人気色の仲間入りを果たしたことでしょう。
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| 浅葱(あさぎ) |
- 色の特徴:葱の若芽のような明るい青緑色。
- 『浅黄』とも書く。
- 藍染めは、薄く染めると緑がかり、濃く染めると紫がかってくる。浅葱は、薄く染めた藍色を言う。
- 古くは『浅黄』とも書き、薄い黄色と混同していたが、『葱』の字を使うことで、薄い青色を指すようになった。
- 江戸時代で、田舎侍が羽織の裏生地に浅葱木綿を用いていたことから、不純な人や野暮な人を「浅葱裏」と揶揄(やゆ)した。
綺麗な色なのに、そんな差別語に使われていたなんて!!…なんて、そう言う問題じゃないかな?^^;
それでも、日本の伝統色では青と緑の中間色が乏しいため、浅葱色はそれらの色を表す代表的な色だったようです。
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| 浅縹(あさはなだ) |
- 色の特徴:藍で染めた、浅葱より濃い青色。
- 『うすきはなだ』とも読む。
- 藍の染料のみで染めた青色のことを言い、『延喜式』により、濃縹、中縹、次縹、浅縹と階級が分けられている。
※『延喜式(えんぎしき)』=972年に編集された、全50巻からなる律令の施行細則。法典でありながら百科便覧のような趣がある。
私が好きな『縹色』の一種です。綺麗な色ですね〜v(^^)
この『延喜式』では色の製法から説明まで記されていて、縹色だけでなく、他にも沢山の色が、階級分けされているようです。凄いですね。
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| indigo(インディゴ) |
- 色の特徴:印度藍(インドアイ)で染めた暗い紫みの青色。
- ヨーロッパでは『大青(たいせい)』と呼ばれる藍が利用されていたが、インドなど赤道周辺の国から良質で安価な『印度藍』が輸入されると共に廃れた。以来、西洋ではインドの藍と言う意味のインディゴが藍を指す総称となった。
※大青=アブラナ科 ※印度藍=豆科 共に藍の色素(インディゴ)を含む。
藍染めの一種なので、『藍色』と同色としている本もありましたが、別色にしました。染色方法から言えば『縹色』に近い色だと思いますしね。(藍色は黄檗も混ぜているので純粋な藍の色じゃないです。)
色的にも『青褐』に近いのかな?
そうそう。普通葉は枯れると茶色に変色しますが、藍の色素を含む葉は青色を呈しているそうですよ。
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