就職戦線異常ナシ




【AN通信1/26日報】





いくら硬派といえど、ソンシも既に大学3年生。






寄る年波には勝てず、ソンシの同級生は就職活動や公務員試験などの勉強に勤しんでいる。






ソ○シも地元じゃ評判の悪くない大学の学生。





光ある未来が待っているはずだが・・・






どこにもアウトローはいるものである。



























「お前さあ、」









数人の仲間で語り合う。


俺の数少ない楽しみの一つ。


くだらないことでも、真面目なことでも何でも楽しい。








今日は年始。

久々に会った友人と年末について話し合っている俺。










「年末テレビ何見た?」











「ああ、俺紅白」













「普通だなおめー。去年は
猪木軍団vsK−1でしょ。」






「俺も
猪木。ゼミ論やりながら励まされてた」













A
「あーなるほどね。俺は格闘技に興味ないけど、
猪木って書いてあると見たくなるな」











「そう、
カリスマがあるんだよ!世の中で殴られて万人が嬉しい存在が他にいるか?
おまけに
清原も平気で殴るんだぞ!?すげえって」








B
「そう、熱いよな。ホント
猪木はいい。名文句もいいじゃん。最近よく言ってるアレ、なんだっけ?ホームレスがどうとかってやつ」










A
「ああ、
人生のホームレスだろ?古舘サンの番組で言ってた」











「あれはいい。
男ならあの言葉が似合うように生きたいと絶対思うはずだ」











B
「おお、それそれ。めちゃいいよな。
俺もああいう言葉が言えるような人生送りたいぜ















A
「俺も好き。何かいいぜアレ。格闘技ファンでなくても
猪木の生き様や言葉好きな奴は多いはず



















三人
ボンバイエだな!ボンバイエ!ボンバイエ!























「・・・・・・・・」












ちょっと疲れて酒を飲む俺達。










A
「ところでさあ」








猪木の話の休憩後のテーマとしては最悪。












A
「お前ら
就職とかどうすんの?」















昔の番組なら
NGワードでここで失格。











酒の勢いでこの処罰は先送り。















B
「大丈夫。まだ
卒業しないから














「なに、お前、
留年するの!?」













B
「まあな。ていうか
せざるをえん、ってのが本当だけど」













「親不孝な奴だな。」












A
「さすがB。期待は裏切らないぜ。ソ○シは?」















「俺か。俺はでかいぜ。」

















「俺は旅に出るまさに人生のホームレス。世界を見て、さらにBIGな男になって帰ってくる。Bのような廃人とは月とスットコドッコイ
















B
「ていうか
就職からの現実逃避だろ?



















そういう面もなきにしもあらずんばこれしかし













A
「ブハハ。
いいじゃん。土産ヨロシク。」












「お前は、A?企業?」


















A
「いや、
自由人=フリーター職業も俺はホームレスで行く」









「・・・・・・・・」









この人たち、












確実に、

















人生のホームレスを超えて



















ホームレスの人生に近づいてます。



















三人
就職なんてボンバイエだよな!」





















ボンバイエ!ボンバイエ!ボンバイエ!



















夜中にけたたましく響く三人の声。









冷たい夜空を切り裂いて響くその叫び声は、

















どこか強がって逃げる時の捨てゼリフの響きに似ていた・・・・・。



















【社説】







ある評論家はこう言った。







「彼ら
三巨頭による会談で、就職戦線異常ナシという約束事の確認が行われた」













「ちなみに彼らの
戦線は」
























しない』という意味の方言『せん』である













「しかもそれを
リフレインするほどの強い結束なのだ」





















世の中にはどうしようもない奴がいても仕方ない。





社会が集団である以上、エリートと弱者のある程度の差は仕方ない。





しかし、この事例の恐ろしさはその意見を根底から覆す。





こいつら、曲がりなりにも世間から見たら優秀で、品行方正で通ってた奴らなのだ。





何度でも将来輝かしい未来を通ると言われてきた男たち。





その未来は火をつけたネズミ花火のようにあてもなく彷徨いつつある。









行き着く先は・・・・











花火の消えた夜の闇

















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