インデペンデンス・デイ
【AN通信 2/9報】
独立、いい響きだ。
医者を想像するからであろうか、非常に良いイメージがある。
しかし、時にその独立は歓迎されない場合もあるのだ。
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ない
!ない!
!!ない!!
U○Vの看板がない!
あのうさんくせーCD・VIDEOレンタルの電光掲示もない!
ど、どーいったことだ?
いきなり閉店?
バイトの俺に連絡ナシで?
いや、電気ついてるな。
とりあえず中に入るか。
ん?
んん?
外から店内が見えん。
疲れてるのかな、俺。
ちがう、磨りガラスなんだ!
このとき、俺は何か嫌な予感がした。
店内が見えないというのは、うちの店のほとんどの客にとって好都合だからだ。
「ちわ〜」
店内に入り昼の部のバイトに声をかけると
何かせっせと作業している。
脈打つ心臓。
やべえ、マジでやべえ。
恐る恐る
俺
「それなにやってんの?」
昼バイト君
「ああ、新しい店の会員証です」
サー
↓
血の気の引く矢印。
ついに、ついにU○Vの傘下から離れるのですね。
正直、
嬉しくないです
なぜかって、
U○Vには以下の規約があったらしいのだ。
『店のレンタル商品の3割以上は一般作でなければならない』
この規約に救われてきた所は大きい。
現在の店はエロビデオで全体の7割MAXいってるでしょう。
しかし、ロクなのが無いとはいえ、一応は普通の映画が楽しく見れていたのだ。
いや、それよりも俺の肩書きが
「ビデオ屋店員」
であったのだ。
もし、この新しい店の方針が100%エロ路線なら、
俺は
エロビデオ屋店員です
えらいこっちゃ。
それだけは勘弁だ。
世の中に何人が塾講師とエロビデオ屋を両立してるだろうか。
その栄誉ある称号を手にしてしまうのだ。
いかん、いかん。
まだ決まったわけじゃないぞ。
そうだ、もしかしたら新しい店は飛ぶ取り落とす勢いの「TU○AYA」かもしれんしな。
東条
「うわははは!磨りガラスの?」
うるせー東条!
余計なこと思い出させるな!
「ククク・・・」
なんだてめえ、関東軍より唐突かつ意味不明に迷惑かけてくるな。
俺の脳味噌の住人のくせに生意気だぞ。
「今のうちにいきがっておけ・・・」
うるせー!しばらく黙ってろ!
俺は昼のバイト君の作ってるカードを見た・・・・
[STI○KY会員証]
STIC○Y?
ス○ィッキー?
どこかで聞いた気が・・・
流れ出る脂汗。
脳が思い出す前に体が思い出してやがる。
いや、脳は俺が精神破綻しないように記憶の想起に制御かけていたるのかもしれない。
東条
「ククク、ならば思い出せ・・・」
「スティ○キーとは・・・・」
やめろ東条!何か禍禍しい匂いがするぞ!
やめてくれ!
「なあに、お前もよく知ってるじゃないか。
今の個室ビデオ屋の名前さ」
・・・・・・
そうだ、そうだった。
U○Vじゃ個室ビデオなんて出来ないから、同一店舗内で2つの店ってことにしてるんだった。
ってことは・・・・
「そう、お前は個室ビデオ屋の店員だ」
肩書きグレードアップしてます
勘弁して下さい(涙)
♪個室屋♪個室屋♪
!うおおおおおおお!
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【社説】
ソ○シは苦悩している。
余計な独立のせいで、唯一の救いでもあったU○V店員の肩書きが失われるからだ。
しかし、それに劣らない恐るべき事実が現在も彼を襲っている。
以前紹介したヒラ社員、新店舗名「STICKY」を
「ストッキー」
と読んでいるのだ。
いいのか名硬連副会長。そんな奴と働いていてお前のプライドは保たれるのか。
終