人間失格















【AN通信 エッセイ by J尊 03/2/20日報】

















恥の多い生涯を送って来ました

















ある質問用紙で、こんな質問がありました。




「あなたのこれまでで一番恥ずかしかったことを教えてください。」





おう、数え切れねーし、どれが一番なんて考えたこともなかったですな。



数は少なくねーが。








で、思い出していった結果、今思い返して超恥ずかしい&今だから笑えるのがありました。






無知というのは恐ろしいですね



皆さんにもおすそわけ。てか聞いて。

























高校時代、大して服に興味が無かった僕が、珍しく服を買いに行ったことがありました。












で、友人と二人でやや小洒落た店に入ったのです。


かっこつけてみたい年頃だったのですね。


元が悪いから何しても一緒という真理に辿り着く前の話ですから。


若かったねえ。
















友人は既に望みのものを買っており、あとは僕のパンツだけだったんです。


当時から人見知りが激しい僕は、店員が寄ってくるのが苦手で、

寄って来られると相当テンパってたんですね。















そんな頃の僕に、ある女の店員がパンツを見てる僕に寄って来ました。










店員

「これなんかよく似合うと思いますよ。」













当時あんまり服を買う機会のなかった人だし、特に小奇麗な店なんざ余計慣れてねーし、


それはもう冷静な受け答えができるはずはありませんでした。















「ああ、ああ、あ、あ、そそそそうすかね。あ、いいすね。ええ。ハイ。」










きっとこんな感じだったんでしょうね。





非常に綺麗なお姉さんでしたし。








当時、女性を今の万倍、
通常の人の億倍苦手だった僕ですからね。




綺麗なお姉さんが寄ってきただけで
九九を間違えるぐらい緊張するってのにこのマンツーマン。



いつも通りの受け答えなんて
カール君より早く走るのより無理っすよ。













店員
「よかったら試着してみませんか?」








断る術なし。言われるがまま。











「あああ、ああ、そ、そうすね!お願いしまス!」











店員
「はい。それじゃあ、えっと〜。うーん。」











パンツのサイズを見ては僕の体を見て、三本ほどのパンツを持ってこちらにお姉さんが寄ってきました。









店員
「結構体大きいですよね〜。ええっと、いくつぐらいですか?」










お姉さんはパンツをあれこれ僕の下半身にあてがいながらウエストのサイズを聞いてきました。








器量良しのお姉さんの優雅な立ち居振舞いと大人の匂ひに酔いつつ

あまりの距離の近さに相当緊張している僕です。



間髪いれずに即答しました。




















17でス!」











!?


年齢言ってどうする!!?






大体ウエスト17センチてなんやねん。

じゃねーか!










大体パンツ合わせながら年齢聞くアホがどこにおんねん!




これ打ちながら赤面してきたわ。














で、苦笑いしながらお姉さん、



「いや、じゃなくて大きさですねーフフ」











お姉さんの向こう側で同じく苦笑いする友人ヘ○チ君。




「おいおい」



って彼の口が動いたのが見えてるのが恥ずかしかったです、とても。














で、さらに僕動転したんですね。












僕の心の声

「ぐお!大きさのことだったのか!!?そうか、しまった!

ぐおー超かっこわりい! ふわわー大きさ!?大きさなのか!?」

























174ぐらいでス!!!」


















身長言ってどうする!!






ウエスト174
pのパンツがフツーの店にあるかよ!













さすがのお姉さんもこれには思わず吹き出した!

その向こうにいる連れはむせた!
















店員

「いや、あははは!いや、あの、ウエストの大きさいくつですか。

フフ、面白い人ですね。」










本人大マジです。





その後は始終赤面であったことは間違いないでしょう。


変な汗もきっとかいていたでしょう。













そんな恥ずかしいことがあったせいで、逃げるようにその店周辺からスタコラ去りました。


帰り道、友人ヘ○チはボディーブローを喰らったかの如く徐々に徐々に笑いが激しくなってきてました。







普段はあまり爆笑しないヘ○チ君、


ブ、だってお前おかしいだろ!!?

パンツ合わせながら
年齢聞く奴がどこにいんだよ?


フツーどう考えても
ウエストだろ!?

だってのにお前今度は
身長言いやがって!!



うは、うははははははは! …お前は大した奴だよ。ポン(肩たたく音)。


ク、
174pて、小錦もびびるぜ!


ぶふぅ。うわははっはあはあははは!お前笑わすなよ!ゲラゲラゲラ

















うるせー!と俺が叫び赤面すればするほどヘ○チ君は酸欠になっていきました。









最悪の帰り道。体中の血が顔に集まってたと思います。








あれほど思い返して
「ごぁあ!」と恥ずかしさで叫んでしまった日はなかったでしょう。









枕に僕の顔型ができるほど顔をうずめて寝ました。












友人ヘ○チには堅く口止めしておきましたが、今思い返すといい思い出ですね。



まだ覚えているかな、ヘ○チ。もう言っていいよー今なら笑えるから。ははは。













でも二度としねー絶対。


ほんま恥ずかしかったですわ。









今でも鮮明に覚えてることがその恥ずかしさを物語っているといえるでしょう。
















……




しかし今だったらどーするか。






「かわいーお姉さんが店員のときにわざと言うのもオイシイな、ククク…」







と思うようになった自分にいささかの加齢を感じずにはいられない回想となりました。













こーやって人は大きくなっていくのですね(´∀`) 



















で、結局その服はどうしたかって?




















恥の多い生涯を送って着ました。





















オシマイ。




戻る