14−D上野市役所前
上野市丸の内 市役所南側R163に面してあります
自 然 従道謂自然矣
東野芭蕉桑門
松尾芭蕉
翁は正保元年(一六四四)伊賀上野の赤坂町に生まれた年少にして藤堂新七郎家の嫡子良忠の近習として仕えたが良忠の死によって主家を退身し志を俳諧に求めて江戸に下った 翁は市中に住みわびて俳諧への精進と生活の嘗苦を続けながら在来の古風俳諧から脱して蕉風体の新風を確立し 俳諧の理念を「自然」に求め風雅の誠を漂白の旅によって実践したかくて不滅の文化を創造した翁は後世に俳聖と仰がれるに至った
翁は旅を栖の詩人として甲子吟行野ざらし紀行 奥の細道 の行脚をつづけ更に元禄七年(一六九四)九州に向けて旅立ったが途中病を得て浪速御堂筋の茶屋で五十一歳の生涯を閉じた
陰 昭和五十四年五月六日
創立十五周年記念
伊賀上野ライオンズクラブ
芭蕉
升かふて
分別かわる
月見かな