2.大智院
  三重県桑名郡長島町
芭蕉遺跡 大智院 長島教育委員会奥の細道の一節に「曽良は腹を病みて、伊勢の国長島という所にゆかりあれば先立ちて「行くに 行き行きて 倒れ伏すとも 萩の露  曽良」書き置きたり、行く者の悲しみ 残る者の憾み(うらみ)隻膚(せきふ)の別れて雲に迷うごとし 予も又 今日よりや 書付消さん 笠の露 芭蕉としたためられています。
其の長島のゆかりとは、当院長松山大智院であり、第四世住職法印良就(曽良の叔父)のことです。
元禄二年八月五日山中温泉で芭蕉と別れ十五日当院に着き休養を取り九月二日に芭蕉を出迎えに大垣へ出掛け六日に翁とともに大智院に来たり逗留、九日に伊勢神宮の御遷宮参拝のため出立されています。その折芭蕉の挨拶句が当院に有ります。                
うきわれを さびしがらせよ 秋の寺
芭蕉塚   
    境内にあります
曽良塚 
    山門右にあります