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設計図兼合板の下書き
各寸法はドブソニアンの架台の底板が直径約80センチだったので、それを元に割り出しました。問題は後ろの(北側)円盤の半径の大きさです。前後とも55度に傾けるならR=130で、よいはずですが、R=130の円盤を55度傾けた時、水平方向から見たら「見掛けの半径はどれだけか?」また現実にはローラー上の動きは逆「ハ」の字に動くので、頭がオカシク成ります。単純に「見かけ半径」はR=130より大きいので、(小さい?)
合板に釘を打ちヒモをコンパス代わりにして書ける大きさと言う事でR=170とし、組み立てて誤差が多ければ改めて現物合わせ作る事としました。(結果的に何とか成ったようですが・・・・・。)
約一時間追尾すると仮定して、15度分動くことに成ります。大まかな計算と作図から必要な寸法割り出します。(角度は55度で無く35度でした他の数値もオカシイ?) 上板のラフスケッチ。
だいたいこんな感じです。(全体に説明不足でスミマセン)

ポンセットマウントその2

「底板」は、ローラーが動かないように固定するだけです。(ハシゴみたいに骨組みだけでも良いくらいです。)ローラーの下が地面に接すれば良いわけです。。
「上板」に関しても、架台そのものを載せるので、裏側を補強する事で強度は出ると考えました。製作の精度は、安価なジクソーと不器用な大工仕事ですが、直径が2メートル前後も有る、極軸の一部を作ると考えれば、数ミリの誤差など気にする事もありません。 「上板」が、わずかにタワミ、歪む事でローラーとの接点が密着して工作精度の不足をカバーしてくれそうです。
底板の前の(南)ローラー部分
ここは、L型のアングルを利用しました。ローラー間隔を32pとし、90度ずらした中央にも、もう一つ取り付けます。ここに「上板」の「円盤」が乗りスイングします。精密に出来ていれば、左右に平行に移動するのはずですが、後ろのローラーと円盤の位置や半径サイズが適切で無いようで、僅かに当たる部分が出来ました。そこで座金を入れたり、アルミを貼って調節しました。上板の角度を55度にする為、片方を少し削り溝を掘り、反対側は鉄板の切れ端を入れて角度を調整しています。また北側には100円ショップで買ったコンパスを貼りました。
上板の構造
写真は架台を載せて裏から見た状態です。架台の中心の金具と移動用の車輪が入る穴と取っ手の穴が開けてあります。左が前(南)で円盤は55度の角度で作った三角形の板で何ヶ所が補強し、全体も補強してある。
(一辺が55度の三角定規を厚紙で作っておくと便利です)
円盤部分
ローラーと接する「円盤」は厚さ2ミリ程のステンレスの板を貼り付けています。ただモーターの触れる場所は、その上に滑り止めの樹脂が貼ってあります。(モノは、子供の学習机を買ったとき付いてきた、天板のビニールカバーの下敷きの物で細かな凹凸が丁度よい具合です。)
その後10夜程度の使用で、ボロボロに成ってきました。取り敢えず同じ物を張り替えて対応しましたが、一考の余地ありです。