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呉・尾道レポートその3

1日目:2005/11/26 (土) 呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)ほか
2日目:2005/11/27 (日) 尾道『男たちの大和/YAMATO』映画ロケセット一般公開ほか


■映画ロケセット一般公開

広島駅から電車に揺られる事約一時間半。尾道駅に到着。
12/17(土)より公開の映画『男たちの大和/YAMATO』の原寸大セットを見るために。
公開期間は'05年7月17日〜'06年3月31日(予定)、公開時間は9:00〜16:00。
大人(中学生以上)…500円、小学生…300円で、向島までの渡し賃が片道100円(船内で徴収)。
毎週木曜日と年末年始は休艦。製作費6億円。
尾道観光協会HP

尾道駅で往復の船賃と入場料金がセットになったチケット(\500)を購入し、渡り舟に乗り込む。
主砲が見えてきた。

■渡り舟上より。

セットがつくられた日立造船向島西工場跡内は、無料シャトルバスで移動。
バスを降りるとまず艦首前につくられたステージへ案内されます。
ここではスタッフによる記念撮影のサービスがあり、有料で記念写真が買えるほか、個人のカメラでの撮影も手伝ってもらえます。
掛け声が「ハイ、やまとー!」。それ笑顔になんないぞ。

艦首部分などは、後から角川春樹がつくらせたもの。他にも個人で1億円のTVスポットを出したりしてます。

■角川春樹が追加させた艦首

艦首前のステージを降り、チケット売場の前の通路を通って、タラップへ。

■全長263mの内、190m分を再現。艦橋などはCGで補う。

左舷側から乗り込む。

内部は鉄骨で、上部構造物は主に特殊加工された18mmの構造合板やFRPを使用。一部発泡スチロールが使われています。
リベットなどはコルクや樹脂製で、遠目では実物と遜色ないです。
木甲板には6000枚近いフローリングが使われています。

■左舷二番砲塔横。全幅が39mあるので甲板はとても広い。 ■第一砲塔の15mm測距儀
■第一砲塔後方脇に設置された九六式25mm三連装機銃。 ■第一砲塔後部
■甲板から正面を撮る。 ■第一砲塔の砲身と右側面は省略されている。
■第二砲塔は人力とワイヤーで可動、砲身も俯仰が可能。
動かす際のバランスを考慮し、実は砲身が約2m短く造られている。
■60口径15.5cm三連装副砲。
最上型巡洋艦から転用された、軽巡洋艦クラスの主砲である。
■左舷の対空火器群。むき出しの機銃座の一つが、
『男たちの大和/YAMATO』の主人公らの配置である。
高角砲の一つは特注品で、実際に可動する。
■千光寺公園の展望台からセットを望む。

■尾道めぐり

向島から戻るとちょうど昼飯時で、駅前の店で尾道ラーメンを食べる。
古寺巡り、おのみち歴史博物館、おのみち映画資料館、商店街などと見てまわって解散。
大和でメモリ使い切って写真ありませぬ。


◇参考文献◇
『戦艦大和 復元プロジェクト』戸高一成/角川oneテーマ21
『歴史群像No.71』学習研究社
『歴史群像No.74』学習研究社
『ジェイ・シップス2001vol.2』イカロス出版
『僕たちの好きな戦艦大和』宝島社

(平成18年1月1日作成)

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