定年退職者表彰式後のスピーチ
 
                                                      2002.1.21 ヒルトン名古屋
                                                     中部電力退職者中永年勤続者表彰式

                                                           
 若山でございます。ご指名をいただきましたので、大変僭越ではございますが退職者を代表いたしまして、ひとこと、お礼の言葉を述べさせていただきます。

 本日は、このように丁重で心のこもった表彰式を催していただきまして、まことにありがとうございます。先ほどは、社長から過分なお言葉をいただき、また、一人ひとり直々に感謝状を手渡され、大変感激いたしております。

 今、いろいろなこと、いろいろな思いが、頭の中を巡っております。

 まず何よりも、入社以来約40年、ともかく無事ゴールへたどり着けたことの喜びを噛み締めております。ホッとして、満ち足りた気持ちでおります。そして、今日ありますのは、仕事のうえで折々ご指導いただいた諸先輩のおかげであります。もうお亡くなりになった方のお顔も浮かんできます。それに、家庭を支えてくれた妻や家族の皆んなのおかげであります。改めて感謝をいたしております。

 また、中部電力に勤めることができたからこそ得られた数々のことを思い起こしております。
・電気の供給という公益的使命をもつ、働き甲斐のある会社に携わることができたということであります。
・他の会社に比べれば、福利厚生も含め、全体として手厚い処遇で、暮らしを支えていただけたことであります。
・誠実で、バランス感覚の優れた多くの「中電マン」と出会って、毎日を気持ちよく過ごすことができ、また、公私とも学ぶ機会に恵まれたということであります。
・これまで、いろいろな職場で、いろいろな仕事をさせていただき、たくさんの知識、知恵、技術、その他いろいろな能力を身につけることができたということであります。
・プライベートな場におきましても、「中部電力」の肩書き(信用)の恩恵を、数え切れないほど受けることができたということであります。
 
 このようにお世話になりました中部電力を退職するのですから、寂しい思いもいたしますが、これからは自立した一個人として、「元中電マン」という誇りをいつまでも持ち続け、地域社会に対してご恩返しをしていきたいと思います。

 最後になりましたが、中部電力のますますのご発展と、川口社長をはじめ役員の皆様、そして、ご列席の退職者およびご家族の皆様の、今後のご健康と、それぞれのお立場でのご活躍を祈念いたしまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。長い間、どうもありがとうございました。