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仮面ライダーカブト ANOTHER FINAL 〜総ての始まり〜

激闘するカブトとグリラスワーム。しかし、グリラスワーム圧倒的な力に翻弄される。
が、一瞬のスキをついたハイパーカブトはマキシマムハイパータイフーンで
グリラスワームでダメージを与えると、ガタックとのライダーキックの連係でついに
グリラスワームを打ち倒す。グリラスワームの爆発で送信機も爆発の危機に。
勝ち誇った根岸だったが、ダークカブトが根岸とともに爆発の火の海へ飛び込んでいく。

「この世界を頼んだよ」。
ダークカブトは天道らに最期の言葉を残し、根岸とともに送信施設の爆発に飲み込まれていった。

これですべてが終わった…かに見えた。

その裏で謎の人物がこう語った

謎の人物「おのれ!天道総司、加賀美新、オレ様の歴史の邪魔を…だが、諦めん!
いずれ歴史の創世主はこのオレ様だからな…ハハハハハハッ!!」


と高々に時空の歪へと消えていった

ZECT本部
三島と根岸の野望であった全人類ネイティブ化計画も潰れ、その事柄を報告する田所。
しかし、まだ残された謎があった。それは7年前に発生した渋谷隕石である。

早速、ZECT宇宙センター所長、小松原が田所に問う。
小松原「田所君、7年前の渋谷隕石のことについてですが」
田所「いや、単なる偶然ではないかと思いますけどね」
岬「私は隕石がワームを呼び寄せたとした思いませんが…」
小松原「実は35年前にマスクドライダーシステムが開発。加賀美新が選ばれた。
しかし、もっと前に次元の歪から何者かが出現したと情報が入った」
岬「誰ですか?」
小松原「分からない、恐らく渋谷隕石によるワーム発生にしろ、天道総司が以前にベルトを所持したことにしろ
事はこの次元の歪が大きく揺らいでいるのではないかと予測している」
田所…「じゃ、全ての歴史においてはこの次元の歪から始まったというのですか?」
小松原…「ぶっちゃけた話、そうかもしれない。この先、おかしな事象が起きても
全てその何者降りかかっているといっても過言ではないからな…」

天道邸
夢でうなされる天道。
「総司、総司」と謎の老いた女性の声がした。そう天道のおばあちゃんである
天道「その声は、おばあちゃん」
おばあちゃん「もうすぐあんたの歴史が終わるのじゃ。総司よ」
天道「歴史が…終わる」
おばあちゃん「そうじゃ。あんたは太陽とともに消えうせるのじゃ…」

ここで、目が覚めた天道。
天道「おばあちゃん、オレに何を伝えようとしたのか?」
樹花「お兄ちゃん、どうしたの」
天道「あ、なんでもない、それより樹花、お前に言っておきたいことがある。ひよりにもな」
樹花「何?」
天道「今はいえない。いずれ解るときがくる。」
しかし、天道の表情は面持ちなかった。

ZECT本部
所員「小松原所長、上空に次元波から謎の隕石が出現しました。」
小松原「何?落下地点は」
所員「恐らく、埼玉西部にある繁華街です」
所員の予測どおり埼玉西部に隕石が落下。すると無数のワームが発生したのである。
「ふふふ、ZECTの諸君」その声は乃木怜治である。ヤツも隕石とともに出現したのである。
乃木「我々、ワームの完全勝利だ!」
次々と襲撃するワーム軍。ゼクトルーパーも応戦だ!
がしかし、遠くから近づく謎の人物、どうやら乃木に近づいてくるようだ。
謎の人物「久しぶりだな乃木怜冶…いや、カッシスワーム!」
乃木「貴様は…ま。まさか」
謎の人物「覚えているか?2016年の戦いのことを」
乃木「く…」と拳を握り締める
謎の人物「決着つけようぜ!過去の世界でな!来い!マンティスゼクター!」
な、なんとカマキリのゼクターが登場!
謎の人物「ヘンシン」すると仮面ライダーマンティス…カマキリの仮面ライダーの登場である。

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