津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2014.06.30

 天然酵母のご機嫌伺い、今日の気分はいかがですか? くれよんで天然酵母パンを焼くようになって早、17,8年。 今でこそ、”天然酵母パン” ”さとう、バター・・・は、使っていません”などなど、わざわざ謳ってそれをウリにしているようなところもあるけれど、当時は、まだそういう類のことは、それほどもてはやされていなかったような。
でも、初めてこのパンを口にした時、これはすごい!是非店だししたいと強く思った。

 ころっとした形(くれよんのレーズン、くるみパン)、ふくらまないから小さいのに、ずっしり重い、粉にせいぜい、くるみとレーズン、わずかな塩を入れただけのシンプルさ。 妙にこのパンに惹かれた。

 当初より元種は仕入れていて、種が届くと、冷蔵庫保存。 それを小分けしてのパン作りだった。 ところが、ここ数年どうも種に力がないというか、元気がない気がして、どうしたものかと思案中、「自家製酵母のおこし方」レシピを入手。 早速試したところ、思ったとおりの力強いパンが焼けて感激。 これだ!と気をよくし、最初に挑戦したレーズン酵母に続いて、りんご、トマト、柑橘系と試してみた。 結果どれもそれぞれの特徴が出たおいしいパンになったけれど、生地に練り込むとほんのり甘いレーズン酵母に落ち着いた。

 ところがところが、そんなにあまいものじゃなかった。 続けていくうちに、待てどくらせど発酵が進まない事態が起きた。 それを、そのまま放置しておくと、そのうち仕込んだビンになんとカビが発生。 正に、発酵と腐敗は紙一重。 そんなことが、次も、またその次も・・・何度も続くと、本当に落ち込んでしまい、”季節の変わり目” ”気温” ”レーズンのロットが替わったから・・・?疑問はつきない、どうして???

 しかし、考えていたところで、はじまらないので、次々仕込む。 そのうち、やっとそれらしい兆候がビンの中にあらわれ、まずフタをあけてみる。 するとプシュッと小気味いい音。 よしよし。 そして、数日後ブクブクと表面に泡が出てきて仕込み時期到来。 

 やったー、がんばったね、酵母を仕込んだビンに思わず頬ずり、なでなで。 こうして、や〜〜〜っと焼きあがったパンの愛おしいこと。 私は、こんなパンが好き!!


      というわけで、全然つながらないけど、今日のおすすめ!
      6/21のライヴで、見事玲子ちゃんにノセられて、踊っちゃった
      「コーヒールンバ」

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