2015、4,10
♪もういくつ寝ると・・・♪なんて、指折り数えて心待ちにしていた「ミドリーヌまつり」
35th Anniversary スペシャルライヴvol,1 緑川英徳(as)3daysが、無事終了。 始まってみると、ホントにあっという間の3日間だった。 '03のサキソから12年ぶりの出演。 久々だけど、会えば、すらすら会話もはずむし、時の流れは感じない。 3日間とも、すばらしいライヴで、演奏後の打ち上げがまた楽しくて、最終日は、なんと朝4時まで飲んで飲み過ぎた。 締めのお酒は、初出演から数年ぶりのくれよんライヴ、やはり打ち上げで、当時緑川さんがお気に入りだった”レッドアイ”で乾杯、お開きにした。
この曰くつき”レッドアイ”打ち上げの話で、’98くれよん企画、緑川さん2days,一日目のライヴ後、”何 飲む?”の問いに、”レッドアイを…お酒といえどもトマトジュースが入るのでヘルシーなんですよ・・・”エビスの生樽、レバーをひねれば、どんどんビールが。 みんなで競うように飲み、私は3日酔いの状態。 2日目、今、正にもうライヴが始まるというのに、気持ち悪くて大変だった。 そんな苦い思い出のお酒も、久々においしかった。
そして、今回の3days。 こういう特別な時にかぎって、通常営業もぜったいありえない程ふだんより忙しくて、何がなんだかわけわからん、頭がまわらず、体がついていかず、老体にムチうって。 仕込みをして、営業してライヴに突入、そのまま打ち上げでたらふく飲んで・・・本当にあわただしく過ぎていった3日間だった。
緑川さんは、MCでも言ってたように、くれよんがステージを作って初めて出演してもらったテナーの藤原バンドで、来てもらって以来、もう24年の長いつきあい。 藤原さんに2年連続で来てもらった後、6,7年ぶりに、緑川さんひとり東京からよんで、名古屋メンバーと組んでというライヴを3年くらい続けた。 そのくれよん企画スペシャルライヴで、やはり今回のように、2アルトクインテット、1ホーンカルテット、ピアノレストリオ、DUOとだんだん少なくなればなるほど、アルトが冴えわたって際立つ。 「もうあとはソロしかないね」のひと言で、なんとそれも実現。 3年目には、ソロライヴも念願叶って、本当に感激。
緑川さんのアルト、音色はもちろん、流れるようにフレーズがあふれ出る時、ひとつひとつの音を、大切に選んで吹いてるように思える時、突拍子もない音・・こんな音よく出るなあと面食らってしまう時・・・とにかくすべてがすごい、すばらしい。
くれよんと孫とバースデーが、いっしょなので、初日に来ていた孫の為、眠くなる前にと吹いてもらったバースデーソング。 なんて贅沢な、”あの距離で、自分の為に”孫がそんなこと思うはずもないけれど、いつか写真でも見て、何か思ってくれたら感じてくれたら・・・
この3日間が、本当に有意義で、価値あるものになったと信じてまた前に進める。
さらに、やさしくてあったか〜いお客さま方に囲まれて、プレゼントまでいただいて迎えた35周年は、最高に幸せだった。 ジャズ喫茶冥利に尽きるとは正にこのこと。 本当にありがとうございました、そして、これからもまたよろしくお願いします。
というわけで、今日のお気に入りは、もちろん 「You Must Believe In Spring」ことばなんていらない。
そして、もう1曲 「Agua De Beber」 楽しすぎて踊らずにいられない。
'15.05.20 ☜
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'15.03.24