木のピオ中学校へようこそ。
中学校に入ると、勉強に部活動にと忙しい毎日が続きます。
かつてのこのサイトでは、木のピオ中学校でも百マス計算を提供していましたが、今後はそれとは別の様々な情報を提供していきたいと考えています。
私は、コンピュータを利用した教育には魅力を感じません。
そのため、このサイトでもプリントを印刷して使用する形式にしています。
これは、私自身が、五感をフル活用することが学習には欠かせないと考えているためです。なかでも、「言葉にする」「書く」ということと、「親子のコミュニケーション」を特に大切にしています。
しかし、コンピュータを利用した教育に魅力を感じないのはこれだけが理由ではありません。
実は、私自身もコンピュータを活用した教育を実践するために、かつては教育ソフトの開発に携わっていたのです。その時に感じたのは、教育ソフトを1番有意義に活用できるのは、そのソフトを開発した本人であるということです。したがって、他の先生がソフトを活用するためには、その先生用に修正しなければいけないのです。誰でも使うことのできる教育ソフトというのは、教師の個性を奪ってしまいます。レベルの低い教師ばかりであれば、一定のレベルを保つために教育ソフトを使うことも有効でしょう。しかし、教師の中にはまさに「職人」の域に達した人がたくさんいるのです。教育ソフトは職人にはかなわないのです。教育ソフトと「職人」の関係は、寿司を握る機械と「寿司職人」との関係に似ています。全体の底上げには有効ですが、職人技には勝てません。
教育ソフトを否定はしません。ただ魅力を感じないだけです。
しかし、そんな私も、ドリル形式のソフトだけは複数作って活用したことがあります。教育ソフトの1番の良さは、飽きもせず繰り返し類題を出し続けてくれるということです。
「習うより慣れよ」といいますが、ドリル形式のソフトはまさにこの学習方法にぴったりだからです。
かつて、ニンテンドーDSを活用した勉強で効果を上げたというニュースが話題になりましたが、ニンテンドーDSのソフトは、ほとんどがドリル形式になっています。
「私がこのことを教えてあげますよ」なんて偉そうな態度ではなく「繰り返しやってよ」という感じですよね。だからこそいい結果が生まれているのではないかなと勝手に想像しています。ですから、ニンテンドーDSを利用した反復学習には興味があります。
ちなみに「『ゲーム機を使った英単語学習はどのような効果があるか』というアンケートでは、生徒の70%以上が『正しい発音が身に付く』と答え、『正しいスペルが身に付く』と答えた生徒も全体の50%を超えるなど、生徒が英単語の聞き取りと書き取りに役立つ、と感じていることが分かった。一方で『正しい意味を覚えられる』と答えた生徒は全体の約30%にとどまった。」そうです。