本日の一言
3月17日の一言へ
もう一ヶ所受診すべきだが…
 忙しいと確実にスケジュールが組んであるものの、行った先で仕事に熱中して約束してあった人々に迷惑をかける事となる。
 本日は議会や委員会の中休みではあるが、約束の先送りが集中しており、外出すれば携帯電話が鳴って引き返し、事務所に座れば来客が続き、座り続ければ仕事が捌けず後日が大変になってくる。
 先週末に妻の母親が病院のCT検査の結果が悪く、MRIの検査を受けたところ脳の『動脈瘤』と診断され、同行した妻が患部の位置や年齢から「このままにするしかない」と言われてきた。
 今時「このまま」ではおかしいと、セカンドオピニオンを薦めていたところ、義姉が名古屋の病院に連れて行き、受診した結果『顔面神経痛』で異常なしと言われてきた。
 同じ第2次病院のCTとMRIに映った『動脈瘤』が消えたとは思えないし、次の病院には前の病院の結果は何も触れずに受診している事や、初診患者にいきなりMRIをするとは考えられない事から、CTあたりの検査で見過ごされている可能性が高い。
 「病院の検査資料と紹介状を持って、もう一ヶ所受診すべきだ」と話したが、多くの娘がいる中で『でしゃばり』と思われるのも嫌だし、「何ともなくて良かった」と喜んで電話があった事から、暫しは親族の様子を伺う事にした。自分の母親だったらと思うと薄情と思うが、肝心の子供達のノー天気ぶりから何も起こらない事を祈るばかりである。
                           3月16日の一言
議員を騙すのは簡単…
 本日の総務委員会で3月議会の各委員会審議が終了した。3月議会には17年度予算を決定する重要な議案が含まれ、行政の今後一年間の動きを見極める上で重要な議会でもある。
 しかし、(私も含めて)議員には行政の報告を頼りにしがちで、間違った報告や、解からないままに質問もなく終了してしまう場面も多く存在する。
 本日の総務委員会でも、肝心な委員から質問が出ず、傍聴席に座る議員から質問が相次ぎ、委員から「委員が主体だから…」との愚痴も聞こえたが、逆に傍聴席からは「委員の勉強不足」との囁きが聞こえてきた。
 昨日の建設委員会では、明らかに間違った答弁がそのまま鵜呑みにされていたが、議員も総てにおいて詳しく知らなくとも、事前に調べれば誰かが質問するべき事案に質問が出てこないのである。
 議員も必死にならないと一般市民に笑われるのである。恥ずかしい話だが、3月議会で質問した『津島市の下水道事業』については、私以上に各地の情報を集め津島市の状況を調査した市民にケツを叩かれて質問した次第でもある。お陰で総体的には職員より詳しい(市民はもっと詳しい)と自負するとともに、昨日の委員会では「議員を騙すのは簡単」と思ったのである。
 総ての委員会を傍聴しているが、ベテラン議員から「一年生議員なら…」と言われた事がある。しかし、何年経っても聞くか調べなければ何も解からない事を、市民にケツを叩かれたお陰で再確認できたのである。
                           3月15日の一言
自主防災は隣り近所で…
 本日は建設委員会が開催されたが、私を必要とする市民の方が午後に待っておられたものの、午後にも議会運営委員会が開催されたため、予定を遅らせてもらっての訪問となってしまった。
 要件が済んで雑談中に、市職員からの電話で約束がしてあった事が判明し、慌てて帰宅した。
 近所に残してもらった簡易水道の消火栓があり、私は火事があった場合に消防車が到着するまでの初期消火用に、消防ホースを集めており、現在2本で40メートル分を集めたが、将来的には80メートルから100メートル集めたいと思っている。
 本日は、肝心の消火栓とホースの接合具合を確認するために、わざわざ消防署の幹部職員に仕事が終わってから出向いてもらう約束がしてあり、ホースを運んで確認した結果は上々だった。
 地域では『自主防災組織』も結成されているが、災害時には隣り近所の協力が重要であり、火災発生時には是非役立てたいと思っている。1月から受講した『防災ボランティアコーディネーター』養成講座の係わりで、災害時にオートバイを使ったボランティアも検討中であるが、こればかりは一人では不可能なため同志の出現を待ちたい。
                           3月14日の一言
忙しさの合間の日曜…
 市議会には年4回の定例議会と、必要に応じて臨時議会が開催されている。津島市議会では4つの常任委員会と2つの特別委員会があり、議員は双方の一つずつの委員会を選択し所属している。
 議会で何も発言しない議員も問題だが、委員会においても一言も発しないとか、発しても意味の無い勉強不足の発言は興ざめとなる。
 議員には自分の所属する委員会以外の出席は必要ないが、傍聴は可能で傍聴席からの質問や発言も許されている。
 最近になって、市職員より自分の方が詳しいのではないかと思う事が度々ある。勿論、担当する個々の部門については、毎日の仕事であり専門であるから全くかなわないが、市役所全体を把握している職員は少ないのである。
 これも議員になってから7年目になるが、総ての委員会に出席してきた蓄積であろう。時には座っているだけで無意味に感ずる事もあるが、明日からも当分そんな生活が続き、月末の地獄のスケジュールに突入する。
                           3月13日の一言
国会議員のハレンチ事件…
 国会議員が泥酔して路上で女性にワイセツ行為に及び逮捕された。事件後に近くのスナックに入っているところからして、犯罪を犯した意識もなく、自分を支援してくれた有権者の存在もまったく眼中には無かったと思われる。
 苦戦する都市部の自民党の中で、40才の若さだけに期待を裏切られた人も多く、家庭環境はまったく知らないが、事件内容から政界どころか一般社会の中でも復活は難しいと思われる。
 さて、問題は個人的な性格とか酒癖だけでなく、往来の路上ではなく、一歩店の中に入ると今回の事件どころかそれ以上なハレンチ行為が日常的に行われているところにもあるのではないだろうか。
 法律で禁止された『賭博場』や『売春』が、あたかも市民権を得たように存在しており、お互いが合意しておれば問題ないとか、現行犯でなければ構わないと錯覚している若者も多く存在する。
 世界から『人身売買』の要注意国として指摘された国は、先進国の中では日本だけであり、東南アジアで日本人の買春ツアーが度々問題になり、中国で少女売春で極刑になった日本人を救う運動まで展開されひんしゅくをかっている。国会議員に限らず、乱れすぎた性風俗への反省も重要である。
                            3月12日の一言
3ヶ月以内に退院してくれ…
 「3ヶ月以内に退院してくれ」と言われて困っている市民から電話をいただいた。昨夜遅くなってからの電話だから、内容から困り切って行き場のない相談であった。
 詳しく聞いて事情は判ったものの、医師ではないので判断もつかず、受け入れてくれる病院が確約できるものではないが、素人ながら医療に関心を持ち最近読んだ資料から、対応によっては何とかなる可能性を感じ、本日の2時過ぎに約束をしていたが、開催されている文教経済委員会が4時までかかってしまったのである。
 相手はわざわざ嫁ぎ先から娘さんが来られて父親と待っておられ、真剣な相談に恐縮したが、5時までに訪問する先約もあり、電話をもらった消防署にも気軽に寄ると約束してあったため、一旦用を済ませてからの再訪問となった。
 1年前に受けた動脈瘤の手術の後遺症が体中に起こり、現在は喉に呼吸のために穴を開け、胃に直接流動食を流し込む穴があり、術後に起こった脳卒中の後遺症もある。術後に肝臓も悪くなり、人工透析も受けた状態から回復したため、せめて車椅子に座れるまで回復して自宅に帰るためのリハビリに望みたいのである。
 津島以外の病院総てに見放されたような環境で、行き場もない状況であるが、津島市ではこんな状態でも社会復帰に向けて応援していくのである。市民病院の有り難味と津島市民で良かったと実感した一瞬である。
                           3月11日の一言
私が来たとき払って下さい…
 「税金は持って行かなくても良いから、私が来たとき払って下さい」、津島市の国民健康保険税の滞納者の家を廻る『嘱託徴収員(アルバイト)』の言葉である。
 親切でサービス満点に聞こえる言葉であるが、実は彼らのアルバイト収入になり、津島市の支出が増えるのである。
 本来は、国民健康保険税の滞納者の増加に対する施策として、滞納された国民健康保険税の集金のために採用されたアルバイトであるが、固定給があり、集めた保険税と、一緒に貰ってきた市税総額の3パーセントが手当として支払われている。厳しい社会情勢の中で、月に20万近い報酬となり、一般社会のアルバイトからすれば破格の収入でもある。
 初めの言葉は、本日の厚生委員会の中で、議員が発した言葉であるが、本来は市民が自発的に窓口や口座振替で支払っている税金を、わざわざ滞納者と一緒に集金してアルバイト収入にしている不届き者の徴収員が存在している。
 談合や口利きでは業者や議員が槍玉に上がるが、行政の周りで上手に稼いでいる市民も多い。勿論、国や県までが価格の高い業者から、地域のボランティア感覚で業務を安く委託する動きが出始めている。これは厳しい財政状況下にあって、税金の支出を減らす有効策にしたいものである。
                            3月10日の一言
問題発言の取り消し…
 「ただいま〇×議員から発言の取り消しがありました。お手元に配布の…」との議長の声を本日は懐かしく聞いた。
 「暫時休憩中」に各派代表者で「問題発言」を協議中、「前に大鹿君もあったなぁ」と言われ、同じ会派の古野議員の前例も話題になった。
 振り返ってみると、「問題発言」やら「議会ルールに反する」とか「質問と関係ない発言」とか「通告漏れ」などと、一番多く議長の注意を受けているのが私のようである。職員の答弁がウソとかゴマカシと思うと引き下がれなくなり、感情が入ると収まりがつかなくなるのである。
 一方では、横道にそれると大変な結果を招いた過去の議会から、心配性の市職員の中には、質問内容を事前に細かく聞き取りし、隠された質問がないか自宅に居座る人物も存在する。
 本日は、このホームページを書き始めた最中に市職員の訪問を受け、議論が盛り上がりすぎて気が付いたら午前0時を回っていた。コーヒーとお茶は飲んだものの、夕食も取らずによく続いたものである。幸いにして、私は減量が必要でありちょうど良かったが、付き合わされた職員には申し訳ない事をしたと反省しつつ、このホームページを視聴下さる方にも深夜の記載をお詫びしたい。
                             3月9日の一言
今年で最後だわぁ…
 本日は中学校の卒業式があり、来賓として出席したが、同じく来賓として出席されていた地元の東高校の教頭さんは、高校時代の恩師(授業は無かったが)でもあり、何度か同席する度に「今度伺います」とか「一度寄ります」と話すだけで、一度も東高校を訪問した事がなかった。
 「今年で最後だぁ」と言われて、改めて歳月の経過の速さを実感した。考えてみると記憶にある恩師はほとんどが退職されており、中学時代の恩師は全滅である。
 高校時代の記憶も忘れかけていただけに、恩師の退職の言葉から昔を振り返り、退学の危機を救われた大恩師のもとに電話をかけた。
 一生忘れる事ができない恩を受けた恩師と言いながら、実に粗末にしてあるのである。いつでも走っていける距離にありながら、そのうちにと言い続けて数十年になる。幸いにして恩師は退職後も講師として名古屋の明和高校に在職中のままであったが、とりあえずは近所の東高校を訪問したい。
 さて、卒業式はいたって真面目で平穏に行われた。茶髪にけばけばしい学生服で卒業生が飛び出してきた数年前が、はるか昔の他所の出来事だったような気がしてならないが、自分も恩師達には大変迷惑をかけた問題児であった事から、当時の卒業生達の成り行きが気にもなった。
                            3月8日の一言
緊張感が懐かしい…
 本日の一般質問は、古野暁議員と組んでいる「無所属の会」の会派を代表とした質問であり、「好きなようにやってよ」とは言われていたものの、本来の「くどい」、「しつこい」と言われる癖は封印した(つもり)質問になった。
 「今日は長い?」と他の議員に尋ねられ、「いつもどおり」と答えると、「じゃー1時間はかかるな」と言われた。どうもそんなイメージが定着しているようである。
 考えてみると、質問の件数は3件だけだが、一つ一つの質問が多く、1件だけでも充分に1時間を要する資料を持っての質問であり、3件とも行政の矛盾から回答を出せない事が予め判っている内容が質問に入っており、出せない回答を「回答が無い」と言って質問を繰り返せば、「大鹿議員に申し上げます」と議長の注意を受ける事となる。
 最近は津島市に無い資料は大胆にも直接に愛知県や大学に問い合せている。医療や病院の専門家からの資料をもとに質問しても、医師ではなく事務方の答弁には限界があり、正論をいくら叫んでも回答は望めないため、無回答でも目くじらを立てて感情的になる事はないが、緊迫感に欠け不完全燃焼になっているのかもしれない。
 「議会進行ができず暫時休憩」とか、「問題発言のため議事録から削除します」と言われた緊張感が懐かしい。
                            3月7日の一言
三年ぶりじゃないか…
 本日は議会の前日にあたるため、何一つ約束をせず、一日を議会準備に充てていたが、本当は1日に5件の参加すべき予定が入っていた。
 しかし、夜中に突然思い立ち、7日に開催される一般質問の原稿を書き連ねた。新聞を読んだのち仮眠して、町内で実施された集まりに参加した。
 「三年ぶりじゃないか」と冷やかされ、顔を出してすぐ帰る目論見がくずれさった。会食も予定していなかったが、帰りそびれて出されたビールに口を付けた。今日はこれで終わりと覚悟したが、管理栄養士の顔がよぎり、見事に節制に成功した。これは奇跡的な事でもあった。
 わずかとは言えビールを口にした事から、夕方には隣町まで歩いて所用を済ませたところへお誘いの電話。これは本当に覚悟して出向いたが、節制のため何も食べずにいるとビールが心地よく杯を何度も重ねてしまった。
 帰宅後にパソコンに向おうとすると、議員親族の通夜が忘れてあり、妻の運転で出向いて帰ってきた。
 夜中に徹夜で仕事を済ませ、余裕で送る一日のはずが、本日は天聖人誤の書き込みもあり、何とか滑り込みセーフの書き込みである。まったく歯車が噛み合わないし、予想もしない一日になってしまった。
                           3月6日の一言
無責任な医療機関と無関心な患者…
 3月議会の一般質問の中に、C型肝炎に感染する原因となった血液製剤「フィブリノゲン」の投与された患者への対応が入っている。
 平成6年以前に病院で手術を受けたり、出産や交通事故で止血処理を受けた人のほとんどに使用されており、津島市でも市民病院をはじめ、安藤病院や真野産婦人科、田島産婦人科、大橋眼科にフィブリノゲンが納入されていたと厚生労働省が発表している。
 肝臓ガンの患者の8割がC型肝炎ウィルスに感染しており、ウィルスに感染されてもすぐには発症せず、10年から20年経過して肝硬変を発症した後に肝臓ガンに推移する事から、早期の検査と治療を厚生労働省が訴えている。
 本日の夕刊に、C型肝炎の治療薬として「ぺグイントロン」という新薬が効果的で、臨床試験の結果では2人に1人の割合で完治が見込めると報道されてきた。
 しかし、一番肝心な事は、対象となる多くの人々がありながら自分にフィブリノゲンが投与された認識もなく、検査すら受けていない現実である。市民病院でも、今回発表された昭和55年から平成6年までには多くの患者が手術を受けたり子供を出産しているものの、病院への問い合せは1件も無いとの事である。
 積極的に検査を呼びかけない病院の責任も重大であるが、せっかく新薬が開発されているだけに早期の検査を呼びかけたい。
                            3月5日の一言
3月議会一般質問の予告です…
 3月議会の一般質問は、7日(月)と9日(水)の2日間開催されますが、私の質問する内容について一言欄で紹介いたします。
 私の質問は6人目と決まっていますが、7日の夕方か9日の早朝の登壇予定です。質問件数は3件で、@日光川流域下水道及び、津島市の下水道対策について、A市民病院の診療体制について、B学校教育に関する件について質問します。
 @については、平成21年から供用開始となる日光川流域下水道と既存の津島市公共下水道やコミニィティープラントの料金の違いや、加入時に負担する受益者負担について質問します。又、4月より値上げされる公共下水道についても質問し、市内の下水道料金の地域格差是正をはかるための質問です。
 Aについては、増床された新病棟の今後の診療計画と、C型肝炎の原因となるフィブリノゲン製剤の投与に対する対応の2点以外は、市民の皆さんから返信されたアンケートの中から、初診患者の待ち時間の短縮や、午後の診察、土・日曜日の診察や時間外の診察、小児科の夜間診療、医師の説明不足や転勤時の引継ぎなどを質問します。
 Bについては、新聞報道された二学期制導入の経過と、試行している2校の成果について質問します。議会への説明不足と教育現場や保護者への説明不足を正します。又、教員の不祥事や、登校できない教員など不適格教師についても質問し、生徒や教員のトラブルの報告も求める予定です。少人数学級や学力の評価についても質問します。
 以上の3件について質問しますが、関連したご意見をお持ちの方は質問項目を増やす事はできませんが、ご一報下されば幸いです。尚、3月議会は13人の議員が質問に登壇いたします。
                            3月4日の一言
みんなハゲタカの餌食か…
 西武鉄道の株偽装と大量売却容疑で、東京地検は証券取引法違反で堤義明前コクド会長を本日の午前中に逮捕した。
 連日、テレビのワイドショウでもこの問題に関係して、堤前会長の家族関係や事業の歴史等を報道しているが、罪は罪として認めても一族の西武鉄道への関係を排除して、銀行主導の再建を模索する動きには大きな疑問が残る。
 あまりにも多くの資産ゆえの偽装と大量売却と思うが、私は逆に上場せず堤家の資本を増やし、社員は一家と思えるような独特の企業として存続させて欲しかった。
 西武鉄道だけでなく、多くのスポーツ界で活躍し、政財界でも活躍した人物だけに、証券取引法から外れた会社運営の舵取りを誤った事が残念である。
 しかし、いくら企業を再建させると言っても、堤家の資産は堤家の資産であり、民主化とか企業の透明性と言う言葉で、企業内の資本比率を下げる必要はないし、法に反したからと言って、経営から退く必要も無いのである。
 親子二代で築きあげた西武鉄道は、創業時の「堤商店」の延長なのである。経営状況が良くないとは言われるものの、倒産したわけではないし、八百屋のオヤジが脱税しても、罰金は取られても経営から外される事はない。
 企業規模が大きく、個人商店とは違う公的企業責任は有するものの、創業者をないがしろにした企業再建を進める「銀行」の、ハゲタカのような餌食にされるのは見たくはない。創業家を大切にするトヨタのように、世界一と言われた資産をかけて強い西武鉄道を再建してもらいたい。
                            3月3日の一言
おい、何とかならないか…
 本日から17年度予算案を審議する3月議会が開会した。この議案の中には、名鉄津島駅に設置されるエレベーターと、障害を持った人にも対応できる多目的トイレの予算も計上されている。
 予算書には約6千万円が計上されているが、議員からの質問に約9千万円の総工費がかかると担当部長から答弁があった。この総工費を事業主である名鉄と国・県と津島市が3分の1ずつ負担する説明があったが、予算書に記された国・県の補助金は1千5百万円とあり、計算上では津島市が半分負担する事になる。
 「タヌキ」に騙されたような事から担当する建築課を訪問したが、国や県の補助金が先細りする現実と、事業主の名鉄のバリアフリーに対する認識の低さを痛感した。今では当り前のバリアフリーを一番肝心な事業主が全く他人事のように感じるが、津島駅を玄関にした公共交通体系の維持と、誰でも受け入れられる街づくりの中で、近い将来打ち切られる事が確定的な国の補助金があるうちに実現したい津島市と名鉄の折衝は微妙なバランスにある。早期の完成を目標にしている。
 「おい、何とかならないか…」とは、熱心な支持者から案内された本日の葬儀に顔を出したものの、焼香を済ませて帰った事に対する一言である。12時半からの葬儀では1時再開の本会議には間に合わない。昼休みに焼香し、妻を代理に残したものの、他の議員が参列していた事からお叱りを受けたのである。
 しかし、議員にとって本会議は一番の仕事場である。本会議の席を空ける事の重大性が市民に理解されず、議会に穴を空けた議員が評価され、議席に戻って不義理と評される現実に悲しさを覚えた一日にもなった。
                            3月2日の一言
地獄のスケジュールを迎えて…
 2月の3日分短いことによって、アッという間に3月になってしまったような錯覚をするが、やり残した仕事から「しまった」と思っていた。
 ところが、2月が短い事で「良かった」と思う人もあり、28日で1か月分の給与が手に入ると言われると「なるほど」と感心してしまった。
 明日から3月議会が開会するが、3月は過激なスケジュールに追いかけられそうな気配と言うより、追いかけられるのである。
 議員の仕事は地域を廻れば廻るほど忙しくなり、「便利屋」のように多方面の仕事を抱えてしまうと、市議会という一地方議会の一議員でありながら、県会議員を通り越して国会議員のように秘書を抱えたいほど忙しくなってくる。
 50歳を過ぎて、老後の貯えも考えないといけない時に出費ばかりが増え、議員でありながら市税や健康保険税の支払いにも苦労するようになっても、市民の皆さんから返信されてくるアンケートには、「議員定数の削減」とか「報酬の引き下げ」が書かれてくる。
 議員が高給取りと錯覚されていると思うが、本日の津島市表彰式や金婚夫婦を祝う会に欠席していても済んでしまう事や、議会で何も発言せずに済んでしまう事例を市民から指摘されると、言い訳もできないが、議員だけの問題ではなく、真面目な正直者が損をすると思われる社会の改革が必要にも思われる。
                             3月1日の一言
続・津島のタヌキ…
 昨日の一言でタヌキについて記したところ、掲示板とメールで1件ずつの投稿をいただいた。
 写真の公開や保護を求める掲示板への投稿であるが、保護したいとは思っても何所に住み着いているのかも分からず、しばらくは他の目撃者の情報が待ちたいと思う。
 無責任な一言ではないが、当時の顛末を忘れており、通報した市の職員に確認したところ、当時すでに津島市の動物園は閉鎖されており、関係した職員の紹介で「さわき獣医」に確認してもらったとの事であった。
 この際に使った写真は、市役所のポラロイド写真4枚で、写りも悪くタヌキとの確定はできなかった。私の撮影した写真は10枚あったが、アルバムから2枚が抜かれている事から一番最適な写真はフイルムを探さないと分からないが、残された写真の一枚を掲載しますが、死んだ姿(顔を損傷)だけに当分掲載してから消したいと思います。
 当時の目撃者は寺島塗装店の社長で、数年前に亡くなられていますが、私の死体を発見した前夜に4、5匹のタヌキが走るのを目撃し、こがね園にある喫茶らんのママさんに話されていました。
 7年前の話ですので、先週末の目撃情報から、他にも目撃された人が存在していると思われ、情報提供を心待ちにしています。
                           2月28日の一言
津島に住み続けるタヌキの一家…
 「津島市にもタヌキが生存している」のである。昨晩、我家から五百メートル離れた町内に住む弟からの目撃の電話があった。
 2匹の夫婦らしく、弟の家の近くを歩いているのを車で帰宅中に見かけたとの事であるが、家族から信用されないために物好きな私に電話をかけてきたのかもしれない。
 タヌキらしき生物は目撃後に用水沿いに逃げていったとの事であるが、実は数年前にも「新所の神社」にタヌキが住みついているとの噂や、町内で側溝に逃げた姿の目撃情報があり、タヌキかキツネか噂になっていた事があった。
 こんな話をしても、ほとんどの人が見間違いだと思って本気にしないのである。しかし、この話が本物である確証を私は持っていたのである。
 平成10年の8月31日の朝、弟の家から50メートル離れた道路で、車に轢かれて死んでいる「タヌキらしき生物」を発見し写真に残しているのである。さっそく知人の津島市職員に連絡し、死体の処理と同時に、写真から当時の津島市動物園の飼育係に「アライグマ」か「ハクビシン」かもしれないと連絡ももらっていたのである。
 写真に撮ってもなかなか信用されない話であるが、私が死体を発見した前夜に発見現場で4から5匹のタヌキを目撃していた人があった。残りのタヌキのその後も忘れていた昨晩の話から、当時のタヌキの生き残りが近所に住み続けていたのであろう。現実には「新所の神社」は遠いため、「牛田町のお稲荷さん」か、町内を流れる用水沿いから日光川にかけて生息しているものと思われる。何所から来たかも気になるが、平成10年以前から住み着いているだけに「津島生れのタヌキ」の可能性も高く、タヌキと共存できる街の継続を期待したい。
                           2月27日の一言
「しまった」、と思った時は手遅れ…
 「大鹿さんは、よかったんですねッ」とは、時々出向く喫茶店での掛け声。サービスで付いているトーストと菓子は食べないために持ってこないように頼んであるためである。しかし、同伴した相手に持ってこられると、つい手を出したい心境になってくる。
 1ヶ月前から「管理栄養士」さんの指導によって、間食や夜間の摘み食いをなくし、規則正しい食事による体重の減量を心掛けてきた。
 その効果が実感され、昨日の面談では「現状の継続」と、食事や間食の取り方を指導されて帰ってきた。
 しかし、その結果の良し悪しに関係なく悪友の誘惑が忍び寄る。2日続きのお誘いを断るのも悪く出掛けると、節制を心掛けビール1本で我慢ができたのは良かったが、その分余分に食べてしまうのである。
 1ヶ月の節制が1日で崩れてしまう。そんな自分の意志の弱さを反省していたところ、本日の夕刊に「睡眠が短くなると、お菓子やラーメンに手が伸び、太ってしまう」という米国での研究と発表が掲載され、「単に意志が弱いからだけでなく、体の要求に従った自然の理である」との記事が掲載されてきた。
 空腹では寝付けない事と、睡眠不足も肥満の原因になる事から、眠りと食が表裏一体にある事が記されていた。納得と同時に、自然の理と言われるとつい「甘い一言」になってしまう。
 「しまった、と思った時は手遅れ」と言う、管理栄養士の言葉を忘れないで生活改善に励みたい。
                           2月26日の一言
都心の野菜工場に疑問…
 「これぞ農業革命だ」と、本日の新聞に都心の野菜工場を訪れた小泉首相の談話と写真が掲載されていた。
 東京の大手町のオフィス街に建つ地上27階・地下5階建ての野村ビルの地下2階がハイテクを酷使した「野菜工場」で、人材派遣会社パソナが運営し、東海大学開発工学部の高辻正基教授の技術指導によるものである。
 「攻めの農政」は小泉首相の施政方針にも盛り込まれており、都会のビルの地下で野菜工場ができた事はイメージだけでなく、科学技術の面でも評価できる。
 コンピューターにより、温度、光、二酸化炭素、培養液などの環境条件を整え、無農薬で安全、成長が早く、栄養分が豊富と高辻教授は話す。米は1年間に3から4作が可能と言うし、都会のビルで取れた新鮮野菜を、同じビルで営業するレストランに提供できると聞かされると感心させられてしまう。
 しかし、現実には、農村部でも農業人口が減るとともに高齢化している現状においては全く現実的な話では無く、食の安全からも「奇策」ではなく、本物の農業改革を推し進める時ではないだろうか。
 人の有効活用ができるとの利点も、人手不足の農村部と連携すれば、現状においても考えられる施策は色々ある。以前の一言にも記したが、野菜の中身の成分の減少した現代の農業を見直し、科学肥料や農薬を使わず、土にミミズや微生物が混在する自然農法への回帰を真剣に考えないと、将来の食生活に大きな災いを残す事になりかねない。
                            2月25日の一言
イメージに程遠い広報…
 市役所の広報紙に、「申請や届出がインターネットからできるようになります」なるページが掲載されていた。
 1月15日付けの「市政のひろば」の記事であるが、見出しからは便利な世の中になったと関心していたものの、内容については市民から問われても十分な説明が出来ないため、自分の体験を通して説明しようと市役所の窓口を訪れた。
 しかし、現実は広報の記事から受けたイメージに程遠いもので、現状ではインターネットを通して各種証明書が入手できる体制にはなっておらず、請求や届出が出来るとは言うものの、双方向ではなくその場で証明書が取り出せる訳ではないのである。
 又、公的個人認証サービスによる電子証明書については、およそ1万円ほどかかるICカードリーダーが必要となり、市民向けのサービスとしては当面は非現実的なものでしかなかった。
 おまけに、住民基本台帳カード(住基ネット)を発行されている市民が対象との事で、まずはカードの申請が先決となった。現時点でカードは津島市民に2百数十枚発行されているとの事で、6万を超える市民の数からして極めて少なく感じるが、他の市町村に比べれば多いとの説明は意外なものだった。
 住基ネットについては賛否あるが、市議会で賛成に起立した立場から、遅ればせながらカードを申請・受理してきたが、現状では「身分証明書」にしかならず、電子的悪用を防止しながらも早期の有効活用が待たれるものである。
                            2月24日の一言
津島駅のエレベーターが予算化…
 3月議会が近ずき、明日は議会運営委員会が開催されるが、本日は市議会の議案綴りが届けられた。
 議会前に議案綴りが届けられるのは毎回の事であるが、今回は17年度予算について昨年末に市長や財政当局に確認はしてあるものの、議案書に記載されるまで心配な事が一点あった。
 津島駅のエレベーター設置については、2年前から昨年の9月と12月議会まで要望する質問を繰り返してきた。前向きな答弁は出るものの、確約までは一部議員の否定的な発言も耳にして同じ質問を繰り返しただけに、「人にやさしい街づくり事業」として名鉄津島駅へのエレベーター設置とバリアフリー対応のトイレ改修等が予算書に記載された事で、一安心した一日にもなった。
 しかし、財政状況の厳しい中で6千万円を超える歳出となるだけに、津島駅を中心とした都市計画や人にやさしい街づくりが継続し、電車の利用者だけでなく地域住民や商店主にとっても価値のある第一歩にしてほしい。
 「エレベーターが出来たら津島で集まろう」と、市外の車いす利用者にも発信してあっただけに、エレベーターの完成を心待ちにして、津島駅を中心とした交通網の再整備に取り組んでいきたいが、公共交通体系の前途は多難でもある。
                            2月23日の一言
沈黙は金なり…
 NHKと朝日新聞社の話題が世間を賑わしていたが、最近はライブドアの堀江社長とフジテレビの日枝会長が「ニッポン放送株」を巡り攻防を繰り広げている。
 ニッポン放送株を大量に取得して、ニッポン放送やフジテレビへの影響力を強めたいライブドアの堀江社長だが、マスコミの取材を受ければ受けるほど風当たりが強くなり、関係ない政治家までもが批判を浴びせるようになってきた。
 「沈黙は金なり」とは良くできたことわざである。マスコミに「ホリエモン」とまつり上げられ「能ある鷹は爪かくす」とはいかず、本音を誇大発言するうちに追い詰められ、土俵際で相撲をとる羽目になってしまった。
 しかし、元々の原因はフジテレビ側にもある事を忘れてはならない。多くのテレビ局が新聞社の系列下にある中で、フジテレビは産経新聞の親会社にあたり、フジ・サンケイグループの中心に位置する。又、創業者である鹿内一族が筆頭株主をつとめ、最近まで経営を指揮しており、経営と資本の分離すらできていない事が原因でもある。
 今回の株問題も、一流のマスコミとしては経営陣の完全な不手際が原因であると言わざるを得ない。マスコミの動向は世論にも影響し、公正なニュースを流す必要から所有する株式の厳正な取り扱いと、偏った報道を防ぐためにも対策が必要でもある。しばらくはホリエモンの動向に注目したい。
                           2月22日の一言
セントレアに10万人…
 昨日の朝で1月に発行した会報23号の配布を終了した。約1万2千世帯に配布した事になるが、同時に配布したアンケート調査の返信も本日543通に達した。アンケートの配布はあと5千世帯分を4月から再開の予定であるが、戻ってきた集計と意見の集約が重要な課題となっている。
 さて、新しく空港が開港したセントレアでは昨日10万人を超える観光客が訪れたと発表された。うれしい悲鳴だが、本来の目的である飛行機に搭乗予定の乗客の食事など、思わぬところで問題が噴出している。
 さて、常滑市にある観光スポット「やきもの散歩道」も空港とセットで訪れる人が多く、観光業者はホクホク顔と報じられている。
 昨年9月に「やきもの散歩道」で聞き取り調査に参加した。当地で店を開いている人と生活の場としている住民などの意見を聞いて廻った。観光と生活者が混在する地域の難しさを感じていただけに、人が押し寄せる当地が気にかかる。
 問題はこれからである。中部新空港の開港を目標に進められていた事業から、常滑市の観光対策と生活道の安全対策など仕事は目白押しである。常滑市の魅力を観光客に理解され、再度訪れたいと思わせる街づくりが急務でもある。
                           2月21日の一言
あっ、来月は来んからな…
 18日に訪れた『笠寺観音』は、月1回の縁日で多くの露店が出ていた。久々に懐かしい昭和40年代に逆戻りしたような錯覚を覚えたものの、客の目を持たず「冷やかし客」として廻っていた。
 ところが、1軒の骨董品屋を皆で「冷やかし客」として見ていてハッとさせられた。昭和20年から30年代のスターのブロマイドや記念品が並んでいたのだ。「もしかして…」と、多くの中から探し求めるものの見つからず、店の主に「鶴田浩二の物はないのか」と訪ねると、「その前に出したる」と、まるでアウンの呼吸のような返事が返ってきた。
 目前には飾られた鶴田浩二のレコードが2枚あった。こうなると「まだあるんじゃないか」と欲がでるが、「もう無いよ」とあっさり言われてしまった。多くの品物から『鶴田浩二』だけより分けて飾ったとの話しであった。
 一枚は『男』で、大ヒットした『傷だらけの人生』の次にだされた曲で昭和46年7月の作品である。もう一枚の『望郷歌』は、鶴田浩二の最後の作品で昭和62年8月の作品であるが鶴田浩二が亡くなった(62年6月16日)直後の記念すべきレコードであった。
 「今度はいっばい持って来るわ。あっ、来月は来んからな」と、昔馴染みのような会話で店の主と別れた。
 「勿体無い、何でも持っているでしょう」と妻に言われたが、鶴田浩二のレコードはビクターだけで74枚、148曲もあるのである。この中にはデビュー曲やLP版は含まれていないし、映画はもっと多いため自分の持つコレクションはほんの一握りなのである。
 ひょんな事から『お宝』を手にしたが、肝心のレコードプレーヤーが無いのである。私にとっては『お宝』であるが、私が亡くなれば「ゴミ」か、再度「骨董品」として世の中を廻っていく事になるのだろうか。
                            2月20日の一言
お父さんには負けない…
 本日は早朝から夜まで忙しい一日だった。午後に開催した「まちかど座談会」では、参加者のほとんどが時間前に集まり、予定していた人員より多く、ここでは津島時間もない雰囲気。
 時間どおり開会し、先に登場の「出前寄席」浪漫亭砂九の落語も絶好調で受けも良かった。座談会でも質問がどんどん出され、本音の回答と説明でも絶好調で、本当は言えない話まで口にしていた。
 嬉しかったのは、最後に「何かありませんか?」の問いかけに、「ある時は訪ねて行けば良いんだ」との声が上がった事である。
 議員になって6年経って、やっと頼れる存在として認められたような雰囲気で、3月末に町内有志で一緒に一泊旅行を実施する約束で会場を後にした。
 さて、所用を済ませ帰宅した台所では、長男と三男が腕相撲の最中である。あっさりと負け続ける三男には勝てそうだが、その三男から「お父さんには負けない」の一言。「おまえには負けないぞ」と言ったものの、勝てば長男が待っている。一番強そうな次男は不在だったが、情け無いもので不戦敗である。
 最近は体力の無い父親を演じていると言うより、親子の体力が逆転しているのである。それを良い事に事務所2階大屋根のペンキ塗りも次男をおだてて使ったのである。田んぼの草刈りも息子の仕事。情け無いが「若年寄り」で楽を手にしている。座談会会場の期待される構図とは全く逆の構図が家庭にある。
                           2月19日の一言
不用意な言葉から…
 「あっ、ダメッ」と言われたか、ですが付いたか分からないが、アルバイトの教育の悪さに不快感を覚えた。普段利用しているガソリンスタンドへ、マイクロバスの燃料を入れに行った際の事だが、車内に忘れてあった子供の頭ていどのゴミ袋の処理を頼んだ時に返ってきた言葉である。
 「悪いけど、何とかならないかなぁ」と言って差し出したゴミであるが、ダメならダメで良いが、「すいません」とか「申し訳ありません」と言われて断られるのであれば納得もできるが、いきなり「あっ、ダメッ」と言われると、他所へ行けば良かったと思ったほどである。
 「空き缶もダメか?」と言うと、「空き缶は良いです」との返事。「じゃー、中身の空き缶だけ取ってくれ」と言いたいのを堪えて後にした。
 言葉だけでは無い。客の顔も見ないで、素っ気無く答えているから腹が立つのである。ゴミの処理に困るのはどこでも一緒の事であるが、気持ちよく引き取ってくれるスタンドもあるのである。
 マイクロバスを気持ちよくレンタカー会社に返すため、ゴミの処理に自宅まで帰ってから返しに走る事になった。
 アルバイトとは言え、相手に不快感を与えない接客マナーは重要である。客は何所の店に行こうと自由である。本日もカードでなく現金処理にしたのも「掛売り分の損」を減らしたい妻の意向である。不用意な言葉によっては固定客も逃がす事になりかねない。
                           2月18日の一言
新空港開港の陰で生活保護の記事…
 中部国際空港が開港し、本日の新聞やテレビは空港一色の報道である。新しい大型施設ができ、地域が発展するとともに、人々が便利になる事は大歓迎である。
 しかし、新空港の開港が東京や大阪をはじめとする全国でどのように報道され、それらの地域の人々にどのように映っているのかが気になるところでもある。
 空港が新しいうちは観光スポットとして注目も集めるが、本来は飛行機を利用する人達の通過点であり、東京に出掛ける人には必要もない施設なのである。初風呂とか商業施設に列ができているとの事だが、いずれは風呂より温泉となり、わざわざ食事やショッピングにでかけなくとも名古屋で事足りるのである。
 サイパンからの一番機に搭乗した乗客205人は、昨晩名古屋空港の最終便で飛び立ったツアー客であるが、サイパンではわずか5分間だけ外出できる10時間の旅との事である。物の価値観の違いかもしれないが、何のための旅か理解に苦しむ。
 一方では、旅客が払う「空港使用料」が名古屋空港の一人750円から2.500円になった事から、差額の1.750円を巡ってトラブルに列ができた。海外に出掛ける客でも1.750円の金額で混乱するのでもある。
 本日の夕刊一面に空港と並んで、昨年10月時点で生活保護を受けている世帯が100万世帯を超えた記事が掲載されている。一番機に搭乗した205人の記事との格差を感じられずにはいられない。
                           2月17日の一言
限界を教える無常の雨…
 会報配布も終盤の追い込みとなり、目標まで手が届く時に無念の雨である。雨の予報でも起きた以上は少しでも配布したく、マンションを目標に車で走ったが、雨は一向に止まず中途半端で帰宅した。
 あと僅かではあるが、考えて見ると3月議会(3月2日開会予定)が迫っており、24日には議会運営委員会が開催されるのである。19日に開催予定の『まちかど座談会』と『出前寄席』は会場こそ決まっているものの、PRは何もしておらず、雨の中を歩いて案内チラシを配布する事となった。
 1ヶ月もすると、また次の会報の印刷にかかり、配布を続けると5月には臨時議会、6月議会と迫ってくる。
 アンケートの返信も連日戻ってくるが、中身を読むだけで精一杯で、問題点を洗い出して解決する事と、集計する事は後回しとなって続々溜まっていく。
 多くの宿題がたまり一人で奮闘(肉体労働)するも限界がある。人からは議会の中での一人の限界を指摘されるが、それ以前に自分の発信した会報やアンケートへの返信に対する対応すら限界がある事を痛感する一日となった。
 返って来るアンケート結果は正直なものである。市民の勘違いから、質問、要望、批判、提言など議会に生かせる貴重な資源となりうるものである。ただし、生かすためには膨大な時間と手間も要するのでもある。私を通して『市政参加』する市民の仕組み作りを次の会報で提案していきたい。
                           2月16日の一言
万博や新空港でわく裏側では…
 中部国際空港の開港を17日に控え、アクセス道の完成や鉄道やフェリーの新航路開設など目新しい話題が次々と報じられてくる。
 間近に控えた愛知万博もあって、愛知県は全国で一番元気な地域になっているが、はたしてその恩恵が県民ひとり一人の目に見えるようになるのであろうか。
 万博も目標とする入場券を売りさばいたとの事であるが、全国的に知名度不足のためさらなるPRが必要と言うと、県民の傷のなめ合いで体裁がとれているだけで、投資された税金のツケが終了後にやってくるのではないか。
 新しく開港する空港の陰で、新たに『県営空港』として再出発する名古屋空港では、新たに専用コンコースの設置を予定して、国内便小型機の拠点空港として生き残りを計っていくためPRにも力を入れ始めている。
 今まで名古屋空港だけでまかなってきた需要が、はたして二つの空港で共存して利益を上げ続ける事が可能かどうか疑問でもある。
 さて、新空港にはトヨタ自動車の新車展示スペースがあるという。万博会場にもいたるところにトヨタ自動車が関係している。イベントにもトヨタ、各種の会議や講座にもトヨタの社員を講師で招いている。お膝元の豊田市では、政治や市政運営までもがトヨタの意向によって左右されてくる。
 長いものには巻かれろとは言うが、トヨタ自動車に何でも依存する体質と、何にでも口を出し始めたトヨタ自動車に嫌悪感を持つ県民も少なくない。
                            2月15日の一言
おかしいと思ったらすぐ119番…
 「症状が出て3時間以内であれば、後遺症は少ない」とは、昨日開催された『名古屋大学脳神経外科市民公開講座』での講師の話である。
 最近では言語の障害を残さないために話しながら手術をしたり、手足の動きを確認しながら手術をする時代になっているようである。レントゲンに頼った時代からCTに移行し、MRIによって脳の中身が映し出され、前記の患者と話しながら手術をするナビゲーション手術へと進化を続けており、近い将来には後遺症を残さない治療法が確立される可能性も高い。
 しかし、現実は甘くはない。本日の夕刊に「ミスター右手でサイン」と題し、昨年3月に脳梗塞に倒れた元巨人監督(終身名誉監督)長嶋茂雄氏の近況が伝えられてきた。
 一年経っても姿を見せられない事から後遺症の重さが察せられるが、不自由な右手にペンを輪ゴムで固定して、さらに左手を添えて『長嶋茂雄』と書くのに30秒ほどかかるとの事である。
 問題は、医療レベルや救急体制だけではなく、本人に異常が現れてから病院に出向くまでの時間にある。「そのうち治まるだろう」と様子を見ているうちに症状が悪化しているケースが『脳卒中』の場合は極めて多いのである。
 かつて死亡率1位を占めていた『脳卒中』も、最近は延命率が高くなった。その分が後遺症を持つ障がい者の増にもつながっている。脳卒中で後遺症を残さないためには、おかしいと思ったらすぐ119番に電話する運動を展開する『意識改革』が必要でもある。
                           2月14日の一言
嬉しくも悲しい一万円…
 「一着になったら一万円だ」と、昨晩中学2年の三男と約束した。本日の駅伝に出場する息子が一着で走ったら千円とか2千円と言っていた家族の前で、偉そうに「お父さんが…」と言って約束したのである。
 長男は中学時代から高校級の記録で優勝を重ね、国体やインターハイで表彰台に立った。次男も陸上競技では県大会程度だったが、相撲では全国大会に出場した。二人とも高校や大学から声をかけられ期待もしたが、三男は身長も低く(私に似て)練習をいつもサボって注意を受けているのである。
 とても一着の期待はできず、ハッパをかけた「一万円」であり、朝には「歯を食いしばって走れ」と送りだしたのであった。万が一にも有り得ない約束でもあった。
 しかし、奇跡が起きたのである。第一走者で走り、一着でバトンを渡したのである。おまけに先頭でコースを間違え、一時は最下位になってからの追い上げで、歴代記録と11秒差の記録であったとの事である。
 久々に聞いた息子の快挙に顔は緩みっぱなしとなったが、問題は約束の「一万円」に話題が移った。「何とか値切ったら」と言う妻に、「約束は約束だ」と言ったものの財布は妻が握っているのである。「どうするの…」の声を聞いて家を出た。
 帰宅後に息子の顔を見ると「月賦にしてくれ」と切り出した。「月賦って何?」と言う息子に「毎月払う」と言うと不満顔。「まけてやったら」と妻の声。「2ヶ月払いで千円が利息」で息子と合意したが、「もったいない」と妻が一喝。かくして息子は一万円を手にしたのであったが、本当に情け無い父親を演じた一日にもなってしまった。
                           2月13日の一言
NHKの馬鹿げた対応…
 ラグビーの日本選手権の審判のジャージーに、スポンサー名の「朝日新聞」の名前が付いている事から、NHKは準々決勝のトヨタ自動車と早稲田大の試合を、生中継から録画で深夜放映すると発表したが、ラグビーファンや視聴者からの抗議が多く、結局生放送する事になった。
 一連の確執から「朝日新聞」への対抗意識と見受けられるが、公共放送として一般家庭から受信料を取っている立場にあって、予定された実況放送をスポンサー企業名が付いている事を理由にして録画放送に代え、しかも人の眠っている深夜2時に放映するとは理解に苦しむ。
 スポーツ大会のほとんど全てにスポンサー企業名がつく現代において、今回のNHKの対応を全てに当てはめると、春の高校野球や夏の高校野球も実況放送ができなくなる。夏の甲子園大会や地方大会は全てが朝日新聞社の主催であるが、NHKは民放を差し置いて放映してきたのである。
 こんな馬鹿げた騒動はやめてもらいたい。又、こんな事で簡単に放送内容や時間を変更するNHKの体質を改めて批判するとともに、受信料支払い停止運動の会等が求める、政治家への番組内容の事前報告を禁止するなどの要求を再度確認していきたい。
                            2月12日の一言
核保有宣言の北朝鮮へは情報爆弾…
 サッカーの試合では、北朝鮮選手のプレーや応援団も紳士的で、結果は日本が勝ったものの、両国の友好が深まる期待感も報道されていた。
 しかし、北朝鮮の金正日や政治外交には、世界の情勢や正論はまったく通用しない事が改めて示された。
 アメリカの一政治家の発言に反発して、「自己防衛のため核を保有している」と公言し、話し合いのテーブルを蹴ったのである。
 核の存在を否定していたイラクを「核の保有国」と決め付け、宣戦布告したアメリカの今後の対応が注目される。
 しかし、これだけ情報が氾濫し、インターネットで世界の情報が入ってくる時代にあって、北朝鮮の徹底した情報の規制がいつまで続けられるのか興味が涌くところでもある。
 日本は戦争の敗戦によって軍部の情報操作が止まり、民主国家への道が開かれた。現在の北朝鮮は、天皇陛下を現神人と崇拝していた戦前の日本と同じであり、正しい情報による民主的な国家建国が待たれる。戦争は好まないが、混乱なくしては無理な話かもしれない。
 我が身に置き換えて考えると、これだけ架空請求や振り込め詐欺が報道されている中で、現在でも必ず毎日「架空請求」と詐欺紛いのメールが携帯電話に入り、最近ではパソコンのメールにも日常的に迷惑メールが届けられてくる。これだけの力を持っていても、北朝鮮国民へ向けて正しい情報を送る事ができないのが不思議でもある。
                           2月11日の一言
数字で語りたい地域格差…
 「前回の資料が間違っていました、すいませんでした」、本日開催された図書館協議会でのひとこまである。
 間違っていたのは、7月と8月に実施されていた夜1時間の時間延長の利用者数で、前回開催された協議会では、「利用者減で廃止したい」との説明であったが、実際は利用者が増加しており、引き続き時間延長を続けていく事となった。
 増と減では大間違いだが、前回の協議会では利用者減の資料を見せられ、反論する言葉がなかったが、図書館の開館時間の延長は自分が議会で発言した結果だけに、市民の声を代弁した結果が伴わなかったと反省していた事から、腹は立たなかったが改めて正確な資料の重要性を痛感した。
 津島市と旧神守村が合併して50年が経過した。しかし、50年が経過しても公共施設等の地域格差が現存し、住民からの不満の声が度々上げられる。
 現在進行中の日光川流域下水道についても、旧市内の公共下水道には無い建設に伴う「受益者負担金」を要求され、利用料金も高いため不満の声に満ち溢れているが、旧市内と旧神守地区とを比較できる詳しい資料が不足している。
 資料提供に時間と金(データを外部に委託している)がかかるため、「何のために必要ですか」と問われ、地域の公平性と地域格差を正すためと答えたが、本来は都市計画の中で生かされているべきデータでもある。各部、各課でまとめている資料も、説明する必要から作るのではなく、将来に生かすという目的が重要である。
                            2月10日の一言
南セントレア市は再検討へ…
 合併後の新市名を「南セントレア市」に決めていた、愛知県美浜町と南知多町の法定合併協議会は、新市名に対する反発が強すぎるとして再検討する事になった。
 地元住民だけでなく全国から反対のメールが殺到している事と、両町で実施している住民説明会での反発も強く、このままでは27日に実施予定の合併の是非を問う住民投票にも影響しかねないため再検討が決まった。
 しかし、協議会の委員からは「いったん決めたことを覆しては収集がつかない」とか、「合併に反対する人があおっている」と再協議に反対する意見が出たと言い、合併が住民不在で進められてきた反省すら感じない委員も存在した。
 決まった名前は両町に住む住民全員に関わるもので、住民が一人も応募しなかった名前を密室で突然決めて発表した事は、批判されて当然の結果でもある。
 地域には歴史と伝えられた伝統があり、簡単に代えられない意識も存在する。今回も第三者として考えると、知多半島の一番南に位置する事から「南知多市」が一番自然であり無理のない名前に思われるが、美浜町の反発で決められないのかもしれない。
 そもそも、住民公募は何のために実施したのか。住民公募した名前を参考にせず、密室で決めてしまう体質改善こそ再検討すべきである。
                             2月9日の一言
NHK受信料支払い停止運動…
 NHKの受信料支払い一時停止運動の会が発足し、政治的圧力で公共放送の中立性が保てていないとして、NHKに対して要望が満たされるまで、受信料の支払いを停止する通告をおこなった。
 会では、政治家に番組内容を事前に説明する事を禁止する事と、1月30日に放映された「問われる戦時性暴力」を再放送して、番組で削除された部分が判るような放送を求めており、これが達成されるまで受信料の支払いを停止すると通告した。
 醍醐聡・東大教授を中心に著名人が名を連ね、賛同者の受信料支払い停止と、会への連絡を求めている。(詳しくは会のホームページを参照して下さい)
 朝日新聞の報道から始まった政治家の介入問題だが、当初政治介入を認めていたNHKの内部告発について、政治家の弁明後には、NHKと朝日新聞の取材の内容にすり返られてしまったが、番組を事前に説明して、内容が改ざんされた事は明らかに政治権力の乱用であり、自民党の国営放送と言われても弁解できない悪しき慣例である。
 私も主旨に賛同し、名前を公開されても良いから連動したいと思っている。しかし、番組を事前に見せられ疑問点に発言しない政治家はいない。NHKの過去の番組まで考えると改ざんされた番組はどのくらいあるのか、事前説明を行った政治家についても公表してもらいたいものである。
                            2月8日の一言
 NHK受信料支払い停止運動の会にリンク
犯人をさらし首に…
 幼児や小学生を狙った凶悪事件が後を絶たない。犯行の動機についても、普通の人間が考える常識を逸脱しており、まったく見ず知らずの人間が被害者になりうる危険性をはらんでいる。
 奈良県の少女誘拐殺人犯も同様の事件を繰り返しており、今回の事件は刑務所を出たばかりで執行猶予中の犯行であった。
 被害者の遺族の立場になって考えれば、極刑でも収まらず更生の可能性も見出せない事から、早期の死刑執行を求めたい。
 最近の新聞に「人の葬儀に子供を同伴」させて、人の命と死を体感させるとの専門家の意見が掲載されていたが、それを言うなら、処刑された犯人の姿を「さらし首」にすべきである。残酷に思うが、これだけ凶悪事件が連続すると、犯人の処刑を密室で済ませず公開して事件の後発を防いだ方が現実的である。
 先進国と言われるようになり、物の溢れる豊かな時代になっが、秩序が乱れ罪を犯した責任も感じない凶悪事件が頻発すると、「死刑廃止論者」の無責任な発言は許されない状況になっている。
 解決策は、隣りの中国の人民の面前での公開処刑を参考にするか、ニューヨークの犯罪防止策となった「微罪も徹底的に取り締まる」方法などを、考える前に実行しないと自分の周りに被害が及んでも不思議ではない時代になっている。
                             2月7日の一言
生かされない住民の参加意識…
 岡崎商工会議所で開催されてきた「愛知県防災ボランティアコーディネーター養成講座」は、目標とされた1千人の受講修了者に達したため、本日の修了をもって本年が最後の講座となっていたようである。
 ただし、1千人の目標と言っても、団体から割り当てで受講した人も多く、10年も経過すれば自然に目標人員に達する事は当り前で、防災意識の高まりつつある中での講座打ち切りには疑問が残る。
 今回の講座にも受講を希望して申し込んだものの、受講できなかった人も多く、主催する愛知県では講座修了者の少ない地域を優先したと説明されていたが、団体に所属するボランティアが優先され、個人的に申し込んだ希望者が外された疑念の声もあり、いつ起こるか判らない災害に対してボランティアは多いだけでなくボランティアの質の向上のためにも、打ち切った愛知県の再考を促すとともに、市町村独自での講座開催も検討されるべきである。
 問題は、せっかくの講座修了者の生かし方である。愛知県がせっかく時間と予算をかけて開催した各種講座が参加して修了証を与えるだけで、講座修了者を地域の市町村が十分に生かしきっていない。県と市町村が十分な協力関係を築けないようでは、市町村と住民の協働関係はよりハードルが高い。
                             2月6日の一言
地元業者も泣かす回覧版…
 最近の回覧版に、マルチ商法に注意する特集が掲載されて回覧されたようである。(私は聞いただけで実際に目にしていないが)
 現代社会は「貨幣の偽造」や「振り込め詐欺」、電話や訪問する悪徳セールスによる商品の押し付け等、気を許すと思わぬ被害を被りかねないのである。
 本日の新聞に詐欺団の名前が掲載されてきたが、架空請求は名前を代えて次々と手を延ばしており、他人事と言える時代では無くなっている。
 しかし、公的な回覧版での広報には十分な注意が必要でもある。今回の回覧版を見た市民の声を聞くと、全ての営業マンが「悪者」のように伝わっているからである。人の受ける印象は千差万別だが、公的な回覧版や広報ゆえに相手を特定しない配慮から、内容に具体性が無い半面、その業種の全てが悪徳業者に映ってしまうのである。
 現実に地元の業者までもが、悪徳業者と間違われるために地域を訪問できず、営業活動すらできないのである。それを良い事に悪徳業者や大手の業者が大手を振って回っているのが現状である。
 商売の基本は「技術」と「信用」だが、営業力の無い店や企業は繁栄しないばかりか、倒産や廃業になりかねない。業界の工夫も重要だが、市民を守るための広報や回覧版が、市内の業者まで泣かせているような事がないか、十分な検討と配慮ある広報活動が必要でもある。
                             2月5日の一言
野菜そのものの栄養不足…
 人より野菜を多く摂取しているのに、体の中の活性酸素の量を調べると、ビタミンの量が不足して野菜不足の結果が出た。
 自分より野菜を食べていないはずの人の方が健康体である。ストレスやパソコンや携帯電話の電磁波も悪いと言う。
 最近、国や教育界がサプリメントの摂取を呼びかけているが、その理由の説明を受けてやっとの事で納得した。
 水耕栽培や温室育ちの野菜には、自然界の土や太陽の光をうけた野菜の自然のビタミンや栄養がまったく不足しているのだ。政府の小泉首相が学校の給食で不足するサプリメントの摂取を必要と語った事があった。
 タダでさえ不足しがちの野菜であるが、我々の少年時代の野菜の3倍の量を摂取しても当時の野菜から摂取したビタミンの量を確保できないのである。
 詐欺商法が横行する現代社会の中で、健康食品やビタミン剤を売るための野菜不足の話と思っていたが、昔と同じ量を食しても昔の野菜の成分には程遠いデータを示され、健康長寿に不足するサプリメントの必要を痛感した。
 見た目は綺麗で、以前とまったく同じ野菜であるが、人工栽培の技術革新によって姿形はまったく同じでも、中身の栄養価のまったくない野菜がほとんどになっている事に愕然とした一日となった。
                            2月4日の一言
盗難届が出ていない…
 本日の朝日新聞夕刊ナゴヤマルに、数ヶ月放置してある単車のナンバーを警察官に通報したところ、「盗難届けが出ていない」と言って、取り合ってもくれないとの投稿が掲載されていた。
 ナンバーが付いておれば当然税金の支払対象になっている単車であり、盗難か犯罪に関わっている可能性が高い。盗難届けが出されていないのを理由にして、警察官が取り合ってくれないのは明らかに職務怠慢である。
 警察官の氏名を確認して、県警本部に顛末を通報すれば慌てて走ってくるのかもしれないが、警察官が「忙しい」を理由にして、微罪を放置する事から軽犯罪の裾野はどんどん広がっていく。
 盗難届けが出されない理由に、届けると調書の聞き取りにびっくりする時間がかかる事がある。以前、家族の自転車が盗まれた時には、調書の書き込みにおよそ2時間の時間を要した。しかも、自転車泥棒ぐらいでは捜査もしないのである。結局は、住民の通報が頼りとされ、住民の通報でも再度警察に出向かなければならないのである。
 凶悪事件の急増や交通事故の増加によって、警察が忙しい事は当然の事として理解できるが、微罪の受付と調書に2時間もかかる対応によって、盗難届けを出さない被害者が多い事は間違いがない事実である。調書の様式を作れば短い時間で簡単に受付が済み、その分を捜査に専念できる。
 罪の意識もなく自転車が盗まれていく現状を考えると、防止策を地域ぐるみで考え、放置された自転車や単車についても住民の力で持ち主に返還される仕組みを考えていく必要性を感じる。
                            2月3日の一言
朝日新聞はどうしたんだ…
 最近の天気予報は正確(外れる事もあるが)になり、今季最高の寒波は確実に雪を降らせ、東海地方の道路を遮断させた。
 午前3時には吹雪のような状態だったが、「今なら行ける」状態でもあった。しかし、会報をポストに投函しても取り出す時の状態を考えると決断できず、様子を見るうちに積雪は増し、道路は真っ白になっていった。
 かつてなら、一番に配達に飛び出し、他社に負けない配達を誇ったものだが、そういった責任感と競争は無縁の仕事となり、夜空を見上げて瞑想し続けるうち、時計は午前5時を回り、やっとの事で新聞配達がやってきた。
 なんと情け無い姿であろうか。新聞配達はこんな姿で配達をしていたのか。自然の猛威の中で人間は何でこんな事をしているのか。
 かつて自分は、台風や降雪の際には他社の配達に負けじと『武田武者』のように飛び出し、人が苦労して会社に出勤する時には余裕で一服していたものである。
 単車を走らす事ができず、押して配達する姿から今まで感じた事のない継続の厳しさを痛感した。『自分なら』とは言えない歳になってきた。こんな厳しい環境の中で新聞配達の制度は堅持されてきた事を改めて実感した。
 ところで、朝日新聞はどうしたんだ。NHKと偉そうに報道合戦をしているのに、午前7時になっても配達されてこない。夕刊に決まり文句で配達遅れのお詫びが掲載されたが、他社が配達を終えている事から言い訳にはならず、報道だけでなく配達体制の不備と無責任さを感じた一日でもあった。
                             2月2日の一言
今季一番の寒波襲来…
 今年に入って最高の寒波が襲来し、今晩は平野部でも雪が降るとの天気予報である。「明日の朝は大変だなぁ」と言うと、「休んだらぁ」と家族のやさしい一言。
 連日の会報配布は午前3時半の出発と決めている。本日は旧神守地区が終わり、今回初めて日光川を渡ったものの、帰宅まで体は冷え切ったままであった。明日はそれ以上の寒波である事が日中の寒さから想像できるが、家族の一言は『やさしさ』ではなく、『どこかで倒れていたら困る』から発せられた言葉であり、一抹の淋しさがただよった。
 しかし、世の中の進歩は確実に我々の生活を向上させている。私が新聞販売店を開業した昭和52年当時は防寒具の機能も低く、厚着で重ね着をしたり、軍手を何枚も重ね、首にマフラーやタオルを巻きつけて走ったものである。
 現在では、衣料の材質が向上し、薄くて軽い防寒具で事足りるようになった。ただし、部屋からの第一歩は同じである。
 本日までの会報配布は約7千世帯となり、アンケートの返信は318通となった。アンケートに記入された意見や質問は、議員にとっては宝の山でもある。特に、住所と氏名を名乗った質問や意見には緊張感が走る。毎日必ず返信が返ってくるのも議員活動の励みになり、そのために部屋からの第一歩を踏み出すのである。
 問題は集まったアンケートの生かし方である。一枚一枚に託された思いを市政に反映させるため、明日も出発準備は万全だが雪が積もらない事を祈るのみである。

                             2月1日の一言
自宅での喫煙も解雇に…
 日本でも全国各地の公共施設からタバコの禁煙運動が進み、路上の歩きタバコまで条例で禁止して罰金を取る街まで出現した。
 しかし、喫煙族にとって割り切れないのは、地域ぐるみでタバコを排除している自治体にも喫煙者の払った「タバコ税」が税収として入っていく事である。
 津島市でも15年度ではおよそ4億円のタバコ税を歳入している。議会で禁煙の質問が出されても「タバコ税も貴重な財源でして…」との答弁を聞かされる事となる。問題は、喫煙の場所とタイミングでもある。
 以前の事だが、市民病院の煙った喫煙室にパジャマ姿の患者が集まってタバコを吸っていた。(ちなみに、夜、病院前のコンビニへ飲酒に出向く患者もあった)
 全面禁煙の学校校舎の陰で数人の教員がタバコを吸う姿を見かけると、タバコを吸う中学生の生徒指導は期待できそうもない。
 海の向こうのアメリカでは、勤める社員全員に「自宅喫煙」も禁止する企業が現れ、検査を拒否した全社員を解雇する事態にもなっている。「タバコの喫煙によって、将来に社員が病気になれば医療費の拡大になり、企業の経営を圧迫する」との理由から勤務中だけでなく帰宅後の喫煙も禁止された。
 日本でも、タバコによる被害は年間9万人が死亡して、そのための医療費は1億3千万円にのぼると推定されている。他山の石としたい。
                            1月31日の一言
気まぐれな天気と自分…
 冬の天気は気まぐれである。昨晩から振り出した雨は日時が変わる頃には止んだものの、午前3時頃には道路に水がたまった状態で、早朝の会報配布を断念した。
 しかし、8時頃には道路の水も乾き、配布ができたような状況になっており、ボランティアのWさんは配布に出かけ、私は残り少なくなった会報の印刷を開始した。
 午後からは次男が事務所の2階のペンキ塗りを始め、我々は4名で美和町公民館の行事に参加してから帰宅した。
 「明日は頑張ろう」と話していると、「さっき、雪が降っていた」と三男の声が聞こえたが、「雪ぐらい大丈夫」と話していると、「雪ではペンキが塗れないなァ」と次男の声が返ってきた。
 人それぞれの事情が違い、一軒の家であっても雨で困る人があれば、雪で困る者も存在する。冬の天気を見ながら明日の事すら分からない現実を感じた。
 人それぞれと言うと、管理栄養士さんの指導で食生活と食習慣を代え始めたものの、付き合う人々にとっては自分勝手な事でもある。毎週末出ていた外食と飲酒をやめたのは良いが、今まで付き合ってきた悪友の生活にも影響し、三日坊主となれば再度飲み歩きに付き合わされるのである。自分も冬の天気と同じと痛感した。
                            1月30日の一言
CDでも出したらどうだ…
 本日は、3月で閉店される家具屋さんの2階を借りて「浪漫亭砂九」の出前寄席を開催いたしました。
 一週間前に風邪で声が出なくなったとの話を聞くと、砂九さんの喉仏が異常に腫れているようにも見え痛々しくも見えたが、逆にそれでも頑張る姿に悲哀を感じつつ、上方落語の筋書きが全てを打ち消してくれた。
 終わった後の一服ができたのが本日の収穫だった。平生の出前寄席は私の「まちかど座談会」と一緒に開催するため、砂九さんの落語終了後も私への質問に延々と答えており、落語の感想を直接話す機会がないからである。
 ストーブを囲んで談笑中に、「CDでも出したらどうだ」とびっくりする発言が飛びだした。とても70才を超えた人々の発想とは思えない意見に、大丈夫かと心配していると、「MDで録音しCDにコピーする」とか、「CDへ印刷する写真をどうするか」などと発展し、「ところでいくらで販売するか」まで話が進展していった。
 レコード会社ではありませんので、会社とまではいきませんし、一人でも多くの人に「浪漫亭砂九」の落語を聞いてもらうためのCD発行であるが、自分にはまったくできない世界だけに、無責任だが成り行き任せではあるが、夢は膨らみシリーズ化も視野に入れていくと無責任だが楽しみにもなってくる。
 問題は、CDに録音する人である。自分にできない事だけに、すべての人が楽しみになる前提でのCD販売(配り?)を展開する方向で散会したが、無責任だが録音する人の姿を想像すると、それこそ落語の世界に思えてくるのでもある。
                            1月29日の一言
食事はエサでは無い…
 食は「人に良い」と書くんですよ。ハッとする言葉を聞いた。成人病予防と太り過ぎを解消するために、保健センターで開催されている保健婦さんによる「個人指導」を昨年6月より受けてきたが、減量どころか逆の結果となり、本日は『管理栄養士』による栄養相談を家内と2人で受けてきた。
 「痩せるためといって、美味しくも無い特製野菜ジュースを飲んではいませんか」と言われると、その通りである。「食事はもっと美味しく食べましょう」、「ただ食事を流し込むだけなら、それは食事では無く餌(エサ)と同じじゃないですか」と聞かされ、その言葉は新鮮に聞こえ、隣りの家内の顔を見上げてしまった。
 「タマネギの入った味噌汁が飲みたい」と前々から訴えるものの、「モモちゃんがいるからダメ」と犬のためにタマネギを拒否されてきた。まさに犬のエサのための味噌汁を飲まされてきたのである。ついでに次々と不満を口にしていると、「あなた自身が問題なんですよ」と厳しくも的を得た言葉が返ってきた。
 半年前に「4キロの減量」を目標に指導を受けてきたが、実現どころか逆に太りすぎてしまった。「あなたは簡単には意識改革ができないので…」と継続して通って下さいと言われ、来月までに2キロの減量を約束して帰ってきた。
 2キロぐらいとは思うものの、一時的には可能かもしれないが継続しての減量は難しい。管理栄養士さんとの約束は数点あるが、訪問した先で出された「饅頭や菓子」を一切断わって食べない事も入っている。「この人は食べないんだ」と思われる事も意識改革との事であり、失礼でも厳守して結果を残したいし、エサではなく「食事」を楽しむ事も今後の人生の課題にしていきたい。
                            1月28日の一言
死人に口なし…
 本日の夕刊に病院の医療ミスをめぐる話題が2例掲載されてきた。
 1件目は、5年前に名古屋第2日赤病院で血管手術を受けて死亡した三重県の男性(当時72才)に、名古屋地裁が医療ミスとして8千2百万円の賠償を命じた事件である。
 動脈硬化のため血管を拡張する手術で、血管壁を削りすぎたために死亡したとする遺族と、手術ミスはなかったと反論する病院側と、まったく相反する主張を裁判所は病院の手術ミスと断定した。
 しかし、72才の患者に8千2百万円の賠償命令である事から、人間の命の代償の大きさと同時に、病院の対応がいかに悪かったかが想像できる。
 2件目は、岐阜大付属病院の医療ミスで、昨年6月に入院した患者が10日後にクモ膜下出血を発症し緊急手術を施したが7月中旬に死亡した事件である。
 この場合は、救急車で搬入直後の検査で撮影したCT画像に映っていた軽度のクモ膜下出血を、最初に対応した医師が見落としていた事から、医療ミスとして病院が発表したものである。
 病院みずからの発表は、名古屋日赤のミスを隠し、資料も提供しない裁判沙汰よりは評価したいものの、死亡してから半年が経過しており、発表まで半年の月日がかかった理由が問われるところでもある。
 2件に共通する事は、現代医学では簡単な処置で済むものを、簡単なミスを犯して患者を死亡させてしまった事である。「そんなァまさかァ」と言いたいところだが、まさに「死人に口なし」にされてしまったのである。
                            1月27日の一言
銀行と警察にも詐欺の責任…
 社会問題となっていた「振り込め詐欺」を組織的に繰り返していたグループが摘発され、少年2人を含む8人を逮捕し、残りも逮捕状をとって強制捜査に乗り出した。
 組織は会社組織のように社長や店長が存在し、営業(詐欺)成績にノルマを課し、午前9時から夕方までウソ(騙し)の電話をかけ続け、営業(詐欺)成績によってボーナスや降格もあり、収益の一部が暴力団に流れていたと捜査当局はみている。
 摘発した組織の被害額は年間数十億円にのぼるとみられているが、昨年1年間(1月から11月)に1万8千件の振り込め詐欺がおこり、被害総額は252億円にのぼると警察庁がまとめており、警察に未届けの事件も多い事から徹底的な捜査と解明を期待したい。
 又、犯罪を仕事として罪の意識もなく組織的に続けた事は、最近問題となっている「偽札」づくりと共通する社会現象であり、被害者への弁済も期待できない事と、電子化時代を前にして後発の犯罪防止と、安心して生活できる社会実現のために厳罰に処していかなければならない。
 しかし、今になっても「覚えのない請求は無視せよ」とか、「相手にならないように」などとテレビで話す評論家や専門家がいる事は大問題である。
 偽の請求書を送りつけられ、警察に電話で相談した人が「無視しなさい」と言われ、納得ができず相談を繰り返していると「忙しいから、そんな事に関わっていられない」と電話を切られたと言う。
 事件は正規の金融機関の「銀行口座」を使った犯罪だけに、未然に防ぐ事も、振込先や受取人の特定もできる事から、振り込め詐欺に一役買っている銀行の犯罪防止策と「微罪も許さぬ」警察の対応が重要である。
                           1月26日の一言
間違った情報や勘違い…
 現在、会報「津島の風」とアンケート調査用紙を各家々に配布中であるが、動けば動いた量に比例してアンケートの返信と電話が入ってくる。
 返信が戻ってこない週末2日分が一緒に戻ってくる月曜日は、週末に聞いた要望や相談の処理に走っていると、開封して読み上げるのに一苦労する。
 昨日の一言にも記したが、「意外な回答」や市民に勘違いして伝わっている津島市の情報がひじょうに多いのが気になった。
 例えば、「水道料金の値上げ」についても、議会どころか担当部署でも検討されていないのに、複数の市民から値上げに対する苦言と行政批判の記述が返信されてくる。
 下水道料金との勘違いだろうと思っていても、次々と記入されてくると「もしかしたら聞き漏らしているのか」と議員である立場にあっても心配になり確認までしてしまった。間違った情報が伝わっていく原因を探ると同時に、月2回発行されている津島市の広報紙「市政のひろば」が熟読されていない結果についても改善が必要である。
 本日は、本来なら市役所の5ヶ所に出向く必要があったが、連日の会報配布の疲労からなまかわして、総てを電話で済ませてしまった。後日出向く必要はあるものの、電話で済ませてしまえば楽なものである。しかし、これが間違いの元であろう。些細な事でも直に走る事で行政も真剣に対応する。
 お陰様で体が楽をできたし、アンケート用紙の増刷も済ませたが、電話による事務的な処理を反省する一日ともなった。
                           1月25日の一言
議員の顔が見えてこない…
 「議員の活動が見えてこない」との意見が多い。今までに配布したアンケートが毎日戻ってくるが、意外な回答も多い。
 アンケート調査は2年間隔の実施予定で今回が2回目となる。会報は定例議会が開催された後に年4回発行してきた。11年に議員になって以来、23号まで発行してきたが、一度も見た事がないとの回答もあった。
 有り得ない事と思われるが、ポストに投函されても取り出した家族が自室に持ち込んだり、見ないままにゴミ箱行きとなっている可能性が高い。座談会も月に一回以上は開催しているが、「議員になったら一度もない」との回答も入ってくる。
 一人でも多くの市民を対象に議会報告をしたいものの、現実は難しく、最近ではインターネットのメールでの質問や要望も多く、電話や「一八への手紙」も毎日のように届くと、善後策で地獄のようなスケジュールに時間はどんどん経過していく。
 こんな生活を是非とも理解してもらいたいが、現実には目立たない仕事が多く、イベントや行事に顔を出す事を議員活動と勘違いした議員と比較されると、悲しくなってくる事も多い。ましてや、何も判らない家族に的外れな助言や世の中の風評を流され、考えていると夜眠れない事にもなってくる。
 「やればやるだけ忙しくなるだけ」と記したホームページも目にしたが、何もやっていない議員や、選挙違反を平然と犯す議員と並べた比較や、私と話した事もない人からの噂だけは鵜呑みにしないでほしいものである。
                            1月24日の一言
特定外来生物への規制…
 外国から持ち込まれた外来種の魚「ブラックバス」の一種であるオオクチバスが、特定外来生物として規制される事になった。
 外来種によって在来種が激減し、漁業だけでなく自然環境を護るために、琵琶湖ではブラックバスを釣り上げた場合には廃棄するような対策がとられているが、全国各地で外来種の魚が増殖し、絶滅の危機に瀕している在来種が多い。
 現在、沖縄を除く46都道府県でブラックバスの移動禁止(放流禁止)措置がとられているが、ブラックバスの釣り愛好家は全国に300万人いるといわれ、密放流によって生息水域の拡大が続いている。
 日本に持ち込まれておよそ80年で全国に繁殖し、在来種や水生生物の環境を一変させてしまった。人間の生活には支障がないかもしれないが、陸上の世界に置き換えれば、山にライオンやトラを放したようなものである。
 当地方においても、ブラックバスだけでなく「ブルーギル」がどんどん繁殖し、元来の生態系に大きな影響を与えるようになってきた。ブルーギルは1960年に皇太子(現在の天皇陛下)がアメリカから持ち帰り、静岡県一碧湖に放流したものが全国に拡大した。初めて釣り上げた時は「イズミダイ」などと勘違いして喜ぶ人(私の父)もあるが、在来の生物だけでなく釣り人にも大変迷惑な存在となって増殖中である。珍しい物は何でもありのペットブームでもあるが、自然環境にも影響する密放流には厳しい罰則も必要な時期を迎えている。
                           1月23日の一言
すべては参加から始まる…
 二週間前に岡崎市まで一人淋しく出かけた防災ボランティアコーディネーター養成講座であるが、本日は二人の出発となり心強い参加となった。
 会場に着いた直後に、「大鹿さん」と声をかけられ振り返ると、同じ町内のKさんであった。津島市以外からの参加で、津島市も把握していない存在だが、益々心強い講座となった。グループ分けから同じテーブルになったご婦人二人からも、「大鹿さん」と声をかけられて津島市からは5名の参加が確認できた。
 すべてが話せば分かる人々ばかりで、津島市から5名の参加は本当に心強く感じるが、問題はこれらの人々を災害時にどのように役立てるかと言う事である。
 津島市は県の講座や講習を終了した人々の活用がひじょうに下手で、ボランティアが十分に生かされていない。住民と行政の協働が叫ばれるが、まったく掛け声だけで、行政に依存する体質は依然強いままである。
 昼食時に美和町蜂須賀から参加している二人と隣りになった。地域の自主防災のために参加しているとの事で、津島市にも参考になる事例が多く、聞きたい事も多かったが、さんざん津島市の話をさせられて相手の職業を聞くと、町議会議員との事であった。
 一人で出かけた講座だが、会場で知人と再会し、津島の人が集合し、他の市町村にも知人が出来た。誠に心強いものである。私は議員として、これらを地域社会に生かしていく責任があると自覚した一日でもあった。
                           1月22日の一言
ひょうたんからコマ…
 存続が危ぶまれ廃止が検討されている「笠松競馬場」は、参入を表明していたライブドア社の参入を認めない事を決めたと報じられている。
 岐阜県などで構成している笠松競馬対策委員会は、ライブドア社がインターネットによる馬券販売のみの参入を希望して、今後の財団法人の立ち上げや事業運営によって生じる赤字の穴埋めをしない事から、参入を認めない決断を下した。
 これによって、存続を希望している競馬場関係者や競馬ファンの願いに反して、存続は極めて厳しい状況に追い込まれた。
 ライブドアの参入は、昨年のプロ野球への参入表明から生まれた「ひょうたんからコマ」の話であった。プロ野球再建の意欲とノウハウを、経営難で苦しむ地方競馬に生かせる可能性から持ち上がった話である。
 同じように、経営難で苦しむ高知競馬場はライブドアの参入を決めている。同じ競馬場でありながら、両者の対応の違いに注目したい。
 財団法人を立ち上げるとか、赤字の穴埋めを期待するところは「お役所仕事」の典型ではないだろうか。以前の一言で、岐阜の路面電車を撤退する名鉄を批判した事がある。赤字路線へ岡山電気軌道が参入を希望している事に対しての批判であるが、愛知県や岐阜県の苦しみは地方から見れば「余裕」でもある。
 路面電車の廃止や競馬場の廃止に共通するものは、利用者やファンの存在を無視した対応である。ファンの存在から苦しくも再建策を練る高知競馬場とライブドアにエールを送り、利用者やファンがないがしろにされている岐阜県の鼻をあかしてもらいたい。
                           1月21日の一言
住民不在は全国共通?…
 三重県一志町の町長が、合併を推進するために反対派議員に辞任する念書を渡して議会の議決を得た問題は、町長が辞任を撤回すると発表した。
 一方で、桑名市と昨年12月に合併した旧多度町と旧長島町の二人の町長を桑名市の参与に迎える案も、議会からの反発も強く断念する事となった。
 結果的には合併の中で市民の理解を得られる事例ではないが、マスコミの報道によって市民からの批判が予想され、議員の反発があったための撤回ではあるが、議会での十分な根回しがされてからの発表と報道だけに、撤回するにしても市民へ十分な状況説明が不足している事は明白である。
 前者は合併を推進するための念書であり、後者は合併後の旧町民とのスムーズな行政運営のための参与であると発表された。発表した以上は住民の声に耳を澄ます事なく、報道後の雲行きだけで撤回された事が残念である。
 住民の意向が最優先する市町村合併は、長野県と岐阜県の越県合併にまで進展し議会の大問題にもなったが、実際のところが住民の意向はそれまでで、その後は住民不在の行政が展開されていく。
 昨年末から私が津島市で配布しているアンケート調査では、およそ3千世帯配布した現在で183通の返信があった。予定では1万2千世帯に配布予定で9百通の返信を期待しているが、住民の意向は議員感覚とは違っており、行政のみならず議会に対しても厳しい内容が記入されており、明らかに住民と行政や議会の対話と説明が不足している現実を真摯に受け止める必要がある。
                            1月20日の一言
現代社会の淋しい一面…
 本日は町内で2件の葬式が営まれた。一日に2件の葬式は議員になって初めての事であるが、2件とも葬儀場への持ち出し葬儀でもあった。
 時代の流れは確実に近所付き合いを変え、葬儀の仕来たりも変えつつある。12年前に父親を亡くした際には、近所の人々から「食事などは近所に任せてほしい」と強く要望された。しかし、その後の葬儀では総てが料理屋からの取り寄せに変わってしまった。
 失われていく過去の伝統や慣習の中には、残された遺族や近所の人々にとって負担を軽減し、葬儀の煩わしさから開放されたものもあるが、忘れてはならない大切な協働意識や冠婚葬祭を地域で共有してきた過去の伝統は大切にしたいものである。
 佐織町の恩師の家の葬儀に参列した時、家のとなりを広い道路が走っているにもかかわらず、わざわざリヤカーに棺桶を積んで、細い道を遠くまで運んでから霊柩車に乗せた事があった。
 村のしきたりで、村の真中の道から南に向けて出棺させるのだという。村中の人々で送る昔からの習慣と聞き、なるほどと感心した事があった。時の総理大臣の霊柩車が国会議事堂を通り、皆で送った光景を覚えている方もあろうと思う。
 現実としては、葬儀場から火葬場へ直行していってしまう。人によっては、病院から葬儀場に直行し、火葬場に運ばれる場合もある。便利になった反面、自分の事として考えると空しく淋しくもなる葬儀風景でもある。
                            1月19日の一言
道路整備の地域格差を痛感す…
 本日は「三河七福神めぐり」と、一畑山薬師寺、豊川稲荷参拝の旅に出かけてきた。マイクロバスによる23名の日帰り旅行である。
 高速道路の発達はもちろんの事であるが、三河地方の道路整備はトヨタ自動車の影響があるのか、格段に進んでいると思うのは「ひがみ根性」だけであろうか。
 旅行に出かけ、特に長距離で出かけると、帰ってきた地元の道路がいかにも未整備で、補修を必要としているかを痛感させられる。都市と都市を結ぶ幹線道路は、広々とゆとりを持って走れ、街中は歩行者の安全面から車のスピードを落とさせるクランク道路など、三河地方の道路は計画的に充実されている。
 津島警察署管内は、昨年の県下交通事故死ワースト一を記録しているが、今一度運転者の交通マナーとか警察の取り締まり方法だけでなく、道路や交通安全面を根本的に見直す必要がある事を感じた一日となった。
 さて、肝心の三河七福神めぐりは、訪れる寺の歴史や由緒もあるが、統一された連携に乏しく、過去に巡拝した七福神めぐりと比較すれば合格点は付けられないものの、それぞれの寺の努力は海部津島地方のお寺には見習うべきものがある。
 「おんころころせんだりまとうぎそわか」巡拝した参加者の御利益と健康、長寿を祈る。もちろん自分もであるが。
                           1月18日の一言
弟の家に下着泥棒が…
 昨年4月に空き巣に入られた弟の家に、本日は『下着泥棒』が入ったとの事である。犬の鳴き声を聞き慌てて出て見ると、庭に干してあった下着類が全部盗まれていたとの事である。
 付近を捜していると不審な乗用車があり、走り去った後にタオルが一枚落ちていたと言う。悲しい事に、嫁さんと娘の下着に混じって弟のパンツも3枚含まれていたとの話である。
 警察には届けなかったとの事だが、こんな微罪を「こんな事ぐらい」と放置して、徹底的に取り締まらない事から犯人が増長し、連続して犯行を続けたり、より大きな犯罪に発展していくのであるが、自分の身になって考えてみると、下着泥棒の被害を警察に届けたであろうか。
 「これからはお袋のパンツを干しておけ」と笑い話で別れたが、子供や少年の下着泥棒なら『出来心』でも済ませられるが、乗用車を運転する大人の犯行だけに一抹の危険性も感じるものである。
 隣村の畑に「コラ!!盗むな」と書いた大きな看板が立っている。畑の看板の先には団地があり、明らかに団地住民を意識した看板と思われるが、団地の住民はこの看板を見てどんな気持で通行しているのか気になるところでもある。まったく悲しい農村の現実の景色でもある。
                           1月17日の一言
ボランティア考…
 田舎に泊まろうという番組がある。俳優や有名人が突然に訪れて、泊まる家を探して泊めてもらう番組である。
 本日の放送では、俳優の田中健が以前泊めてもらった、新潟中越地震において避難生活を送る山古志村の恩人達を訪ねた。
 普段何事もなく生活している時には何も感じない事でも、苦しい時にこそ味わえる喜びもある。テレビのバラエティー番組が、企画の方法によっては多くの人々に希望を与えてくれる事を実感した。テレビの視聴率稼ぎに利用されるのは困るが、番組からボランティアの方法にも色々ある事も実感した。
 ボランティアの活動や方法を真面目に議論していると、最終的には「義援金」が一番喜ばれると話す専門家もある。役に立たないボランティアや物見遊山のボランティアの存在や、古着や洗濯もしていない下着や衣類を被災地に送る事例から、結局は何にでも利用できる現金が一番との結論になる。
 苦しい時の神頼みよりも「金が一番」と言われると、貧乏人の私は嫌な気分を感じていたが、苦しみから立ち直るのは当事者自身の問題であり、金よりも大切な物がある事をこの番組から改めて知らされた思いである。
 本日は体調が絶不調(原因不明)であり、2人のボランティアが会報配布で頑張って活動中に休んでいた。出かけていた家内から、町内の4年先輩が(我家の遠い親戚でもある)突然心臓まひで亡くなったと聞いた。苦しいから明日は我が身の心境であるが、家族には「仮病」としか映っていないところが悲しく、明日には仮病と思われるような回復を祈りたい。
                           1月16日の一言
住民不在の合併顛末…
 市町村合併も大詰めに入り、全国各地から行政や議会の悪しき弊害や、住民からの反発も伝わってくる。
 来年1月に三重県津市と合併する事を決めた一志町では、合併関連議案を可決させるため、町長が任期前に辞職する念書を反対する町議に差し出していた事が明るみになった。町長の念書によって、6日前に反対多数を占めた議案が一変し、賛成多数で議決されたものだが、本来は住民の意向が最優先すべき合併が、政治の密室での取り引きで決着してしまった。
 昨年12月に桑名市と合併した旧多度町と旧長島町の町長二人が、桑名市の新設ポスト『参与』として残り、月額30万円を受け取り週3日程度出勤するという。
 合併の目的とされる行政のスリム化に反するとの批判に、「旧町民の不安を解消するため」との言葉に対する市民の本音が聞きたい。
 津島市も参与が存在する。市町村合併達成の目標に向けて市長独断の新設ポストだが、合併の目安とされる本年3月以後の市長の取り扱いに注目したい。
 さて、合併を決断するまでに住民の意向を重視していた自治体においても、合併が決まってからの運営には住民不在の自治体がほとんどである。合併により行政規模が拡大する事で、合併の弊害とされた住民の声が届かなくなる現実に対して、議員の存在感までがかすんで見える。
                           1月15日の一言
施設の意識改革に部長が走る…
 市議会議員としてはまったく情け無い話だが、施設の改善をいくら訴えてもほとんど改善されない施設がある。
 津島市の施設には違いないが、正規の職員が派遣されておらず、社会福祉協議会により運営がまかされており、津島市の事業を展開するものの、勤める職員に施設に対する責任と危機感が不足している。
 施設を利用している人や、利用しなくなった人、施設と隣接する人から色々と意見や苦言をもらい、その都度連絡をしているが、指摘されたものに対して市役所の担当する職員が対応するものの、肝心の施設に勤める職員は「他人事」のように自分の仕事だけを遂行しているとしか思えない。地元から採用した嘱託だけに、面と向かった苦言も伝わらない。
 まったく議員が伝えるような重大な事ではないが、些細な事だけに自主的な改善と心配りを期待したいが、現実は難しく「水戸黄門」作戦を考えた。
 直属の担当者や上司を飛び越えて、担当部所の部長に直接「汗」を流してもらう作戦である。もちろん、自分も「汗」はかくが、こんな事で「部長」が直接出向いてくるのかと問題意識を提起したいのである。親しい職員との話では賛否両論あったものの、担当する部長にはかくも幼稚な「水戸黄門」作戦に気持ちよく(??)快諾をいただいた。
 「職員は顔も知らないかも知れない」という部長の登場(水戸黄門作戦)で、施設の職員だけでなく、担当する職員、利用者や地域住民の意識も変わる事を期待したい。
                           1月14日の一言
無責任な教員と母親…
 3月に閉店を予定している家具屋がある。品物に「こだわり」を持つ高級家具を揃えた店であるが、亡くなられた御主人の遺志を継いで奥さんが看板を守ってきたが、とうとう限界がきたようである。
 閉店すると言っても、借り店舗のために、期限内に商品を持ち出す事と同時に、事務室や店舗を元通りにして返す必要があり、その費用だけで150万円が必要との事である。もちろん、商品が売れ残った場合には、保管すれば倉庫が必要になり、処分すれば数千万円の家具がタダ同然となるか廃棄すれば費用がかかってくる。
 閉店の案内状を見たお客さんが来てくれる事は非常に有り難い事だが、在庫商品を買ってくれるとは限らず、新たに商品を仕入れた販売では在庫が減らず、廃業後の新築や新婚のための家具搬入の約束にも応じていると、にぎり倒産が横行する社会の中で、真面目な閉店の難しさを痛感する。
 『弱り目にたたり目』と言われるが、無責任な客も入ってくる。まもなく結婚するという現職教員から商品の注文を受け、品物を仕入れてから連絡すると、母親から「息子がそんな物を注文する筈がない」との断りの一言。息子に聞く事もなく断固拒否の応対に、文句を言おうにも肝心の息子からの連絡も一切無いと言う。
 こんな「ご仁」が教師として教壇で小学生や中学生に指導できる筈がないが、こんな事が当り前としてまかり通る社会と、こんな「ご仁」に損をさせられた家具屋、こんな「ご仁」に教えられる生徒、こんな「ご仁」が同じ津島市に住んでいる事が悲しくなってくる。
                           1月13日の一言
差別用語の指摘…
 昨日の一言に「差別用語」について少し触れたが、偶然にも本日返信されてきたアンケート用紙に、アンケートの問いかけに差別用語ではないかとの指摘があった。
 「巡回バスが皆さんの足になるためには、何が不足しているとおもわれますか」の問いかけの「皆さんの足」の「足」の部分に対して、「この表現は差別用語では」と記し、「足ではなく交通手段と書くべき」との指摘であった。
 個人的には差別を意図していないし、新聞等でも「市民の足に」とか、「高齢者の足代わりに」などと記されている事からも、差別用語では無いと思うものの、「足ではなく交通手段と書くべき」との指摘があった事から、「なるほど」と感心させられた。
 返信者は40才の女性であるが、差別用語とか「禁止用語」の定義はさておき、相手の気持を害しないための心遣いが重要である。不特定多数を相手に発信する中では必要な配慮として素直に納得させられた。
 最近では、「障害者」と書かず「障がい者」と書くことが常識とされつつある。しかし、最近では医学の発達により高齢になって「障害」を背負う人も多く、障がい者に対する感覚はまったく違ってきている。
 現実には社会から差別をなくす事は不可能かもしれないが、相手の気持を思いやる心を忘れ、ともすると自分本位になりそうな自分には、久々の警鐘となりそうである。
                           1月12日の一言
南野法相の「らい」差別発言…
 年が変わると生活も変わるように思われるが、現実には昨年に積み残した仕事は年を越しても残っており、やらない限りは減らないどころか、日に日に増えてくるのである。
 正月休みに続く三連休が終わり、正月気分が失せた今になって貯まった仕事量に驚いている。年末より配布を始めたアンケート調査の返信が、本日だけで25通も届けられた。中身の内容を読むだけでも結構な時間がかかり、会報とアンケート用紙の追加印刷の必要にも迫られてきた。印刷すれば折込と封筒詰作業が必要になり、配布には自分の足と手が必要になってくる。
 3年前にもアンケート調査は実施したが、当時は9千部配布して約7百部返ってきた。これから半年かかって1万2千部を配布したいと考えているが、計算上では9百部の返信となる。これを整理してまとめるのも大変な仕事となる。
 本日の新聞に、南野法相が「らい」差別発言で謝罪との記事が掲載されていた。詳しい内容が解からないが、「らい」そのものは差別言語ではないので、発言の内容が問題と思うが、元ハンセン病の人々にとっては、一向に改善されない差別意識も年越しのままである。
 問題は人々の意識にあり、近年「差別用語」として使用禁止にされる言語が多くあるが、言葉を問題にすると余計に差別感を助長する事にもなり、私は本質の改善により、現在使用禁止とされている差別用語が自由に使える社会を期待したいと思っている。
                           1月11日の一言
来賓席が浮いている…
 本日は津島市の成人式があり、来賓として出席した。各地で新成人の乱暴な行為が報じられてくる中で、津島市の成人式は、非常に静かでおとなしく進行し、逆の意味で心配にもなったほどである。
 昨日は消防出初式が挙行され、我々議員はこれにも来賓として出席したが、住民協働が叫ばれる現代社会において、議員の行事参加と来賓の有り方について考えさせられるものがあった。
 寒風吹き荒れる消防出初式には、消防署員をはじめ消防団員や婦人防火クラブ、中学生などの参加があるが、我々議員には、来賓席が用意されて座って傍観しているのみである。現実は、寒風に向かって座っているために参加者より寒いのであるが、「議員は座っているだけだから…」の苦言を聞かされた事があった。
 議員の年齢差によって考えも違うとは思うが、せっかく防災服やヘルメットを配給されている事から、参加者と一緒になった参加を考えた方が現実的で、現状では参加する事に対する意義が見出せないでいる。
 本日の成人式についても、来賓のほとんどを議員が占めている。昨年は司会者より紹介されたベテラン議員に向かって「がんばれよォー」の冷やかしのヤジも飛んできた。世の中の常識の中では、旧態依然の来賓の観念が変わりつつある。成人式についても、新成人が自分達で企画する時代になっている中で、来賓だけが余分で浮いた存在になりつつある。
                           1月10日の一言
地震にびっくりの一言…
 インドネシアのスマトラ沖大地震の被災者は500万人にのぼると言われ、日本人の死者は現在23名との事であるが、連絡のつかない行方不明者の数が240人もあり、新潟中越地震を上回る人的被害が確実視されている。
 しかし、意外だった事は、地震と津波による被害者数において、ヨーロッパの人々が圧倒的に多かった事であった。
 ドイツの死者60名・行方不明者1千人、スウェーデンの死者52人・行方不明者1903人など、日本をはじめとするアジア各国よりも、ヨーロッパの人々の死者・行方不明者の数は圧倒的に多い。
 こんな中で、動物や虫などは地震を事前に察知していたとの事例が多く紹介されてくる。タイでは、観光客を載せた像が突然叫び、自分の意志で丘の上に避難したと言う。又、災害の後始末でも像が活躍しているのである。また、スリランカのヤラ国立公園では動物の死骸がほとんど見つかっていないとの事である。
 日本でも古くから地震と言えば「鯰」と言われてきたが、偶然かどうかは定かではないが、津波については動物の敏感な聴覚から人には聞き取れない音や周波数を感じて非難した可能性が強い。
 東海地震と東南海地震が同時に発生すると、阪神大震災の128個分の規模との事である。我々人間は動物のように敏感ではないが、動物にない英知を絞って、事前に防備していくしかないのである。こんな事を記した直後に大きな地震が起こった。当地方は震度2との事であるが、この3倍以上の揺れを想定した対策は想像がつかない。
                            1月9日の一言
議員の欠席を非難される…
 本日は、愛知県防災ボランティアコーディネーター養成講座受講のために岡崎市まで出向いてきた。津島市からも数人の参加を聞いてはいたが、議員1名以外は誰かも判らず、心細い参加でもあった。
 車で出向く予定に対して、家族の心配から電車で出かけたが、幸いにして「人にやさしい街づくり」連続講座の関係者も参加しており、一度に心強く最前列での受講になった。
 さて、この講座は参加希望者も多く、県内のバランスを取って受講者を選考したとの事であった。
 私自身も選考されると思っていなかった講座であるが、積極的な地域と無関心な地域の格差も大きく、津島市の参加予定の議員が欠席している事が判り、一宮市から参加されていた受講者から厳しい小言をいただいた。一緒に申し込んで、選考されなかった人に対しては申し訳ないとともに、自分も津島市の議員とは言わなかったが、津島人として恥ずかしい気持になった。
 議員がこんな無責任な欠席では、津島市の信用もあったものではない。帰りのバス停で、行きのバスで挨拶した受講者と話していると、偶然にも津島市の人であり、聞けば知らない人でも無く、共通の話題から、受講修了者を市政に生かしてほしいと要望され、次回は一緒に出向く約束をして別れた。
 津島市の名誉挽回と同時に、「人にやさしい街づくり」と連動して、災害時に安心できる街づくりに貢献したいと思っている。
                            1月8日の一言
裁判所も詐欺に一役…
 年末から年始にかけて全国各地で発生した偽札事件は、一部で犯人が逮捕されたものの、総べての解決までは難しい状況にある。
 昨日も詐欺事件について記したが、本日の新聞報道によると、振り込め詐欺の手口が悪質化して、身に覚えの無い架空の請求書を簡易裁判所を利用して、正式な支払い催促を法律に乗っ取って執行させる手口が出始めたと言う。
 今まで、警察や消費者相談センターなどでは、「関係ない請求書は無視して連絡しないで下さい」と指導してきたが、このケースでは無視して連絡しないでおくと財産差し押さえなどの強制執行を受ける事となりそうである。
 単純な「オレ、オレ詐欺」から、裁判所や法律を悪用した究極の詐欺事件に進化してきた。この原因を考える時、今までの詐欺事件を市民に無視させるだけで、犯人の追及と身柄の逮捕を怠ってきた警察や消費者相談センターの責任は大きく、犯罪の放置が詐欺を正業のように組織化させてしまった。
 我々の生活を見渡すと、あらゆるところで「迷惑」を受ける微罪が放任されている。微罪を放置すると犯人を増長させ、大きな犯罪に発展する可能性が高いが、これを警察や行政に取り締まれというと多くの人員が不足する。携帯電話やインターネットを利用する人は毎日のように違法な迷惑メールや情報が流されてくる。通信や情報に関係した犯罪防止策は、相手が特定できるだけに、確実な対策が求められている。
                            1月7日の一言
水戸の黄門様の子孫??…
 水戸黄門の子孫と名乗って500万円を搾取する事件が起こったと耳にした。詳しい内容は判らないが、50代の男が逮捕されたと報じられたようである。
 水戸黄門と言うからには、「徳川」か「松平」の姓を名乗ったものと思われるが、この手の事件は忘れた頃に発生し、一般人の常識からは「まさかー」と思うほど「うかつ」に引っかかるのである。
 「オレ、オレ詐欺」や、電話や手紙を使った架空請求などが多発し、真面目な募金活動や、真面目な商売の営業活動まで疑ってしまう世情が淋しい。
 今から20数年前の話しだが、「横井庄一」の親戚と名乗る人物と遭遇した。大治町の居酒屋での出来事だったが、私を横井さんの身内と知っている友人達は、「それなら親戚どうしか」と酔っ払いの恰好の肴として盛り上がったのであった。
 自分の知らない遠い親族もあるかもしれないと、話を聞いていても、横井さんの在所にあたる「大鹿」の姓も知らず、途中からは他人と確信したものの、酔っ払いの余興として店の雰囲気に任せて話を合わせていた。
 ところが、暫らくすると相手が怒り出し、「嘘をつくなー」と私達に怒鳴り始めたのである。嘘つきに「嘘つき」と怒鳴られ、踏んだり蹴ったりの話だが、これ以上関わると喧嘩になるし、白黒をはっきりさせても何の得も無い。相手の嘘を追求したい友人達に「親戚は多い方が良い」と、内心では怒り心頭だったが帰った記憶がある。
 しかし、水戸黄門までさかのぼると、日本中が親戚の親戚になってしまうのではないだろうか。と、言う事は、貴方も私も親戚って事ですか。えっ??

                                       1月6日の一言
地域エゴの(愛知県の)万博…
 4日付朝日新聞夕刊のナゴヤマルに、「愛知万博PR、紅白で一言あれば」と題する、読者からの投稿が掲載されていた。
 「NHK紅白歌合戦は4時間にも及ぶ放送だったが、愛知万博のことは一言も出てこず、がっかりした」と記され、「せめてゲストか審査員でも、一言話してほしかった」とか、「こんな発想を万博関係者やNHKも思いつかなかったとは、何と知恵のないこと」と結んだ投稿であった。
 これこそ、名古屋エリアで配達されている投稿ゆえに、共感する読者もあるとは思うが、愛知万博は国家的行事と記してあったが、現実は「愛知県」だけ(主にトヨタ自動車)が自画自賛している万博でしかあらず、世界どころか、日本中に浸透しておらず、都民のために万博を中止した東京都はもちろんの事、隣りの岐阜県でも開催予定の花博の心配をしているのが実情でもある。
 愛知県内の小・中学生を全員無料で入場させる一方で、名古屋市の小・中学生からは入場料を徴収するとの発表でも物議をかもしたが、国家的行事であれば、それらしい対応が必要であり、愛知県だけが美味しい所を総取りする現状からは、国家的事業には程遠い行事と言わざるをえない。
 愛知県だけで盛り上がり、誘致に失敗した「名古屋オリンピック」の反省は微塵もなく、愛知県独特の「地域エゴ」が展開され、県民も踊らされているが、万博開催にあわせて建設された「新空港」や高速道路などに投資された税金のツケはどうするのか。地域に投資された税金の後始末を心配する県民も不在ではない。

                             1月5日の一言
振り回された挙句…
 名古屋市長選に立候補を表明していた衆議院議員の河村たかし氏が、立候補を断念すると本日の朝発表した。
 民主党の推薦が得られなかった事が原因だが、突然の立候補表明と断念表明に賛否両論あるものの、無風で各党相乗りの名古屋市長選に起した「さざなみ」は評価したいが、見せかけの「市民派」のパホーマンスによって、裏切られた思いの市民も多いのではないだろうか。
 とりわけ、市民の側に立って公表したマニフェスト(政策目標)は、市議会や市職員から批判が多く、達成の可能性に疑問符が投げられていたが、市民感情を考えると当然の公約でもあり、市民不在で政党によって振り回された挙句、民主化が遅れる事も懸念されている。
 さて、4年前になるが、同じような事に遭遇した。レベルは違うものの、県会議員で将来を嘱望されていた「井桁亮」君が、突然に衆議院選挙への立候補を表明した。反対する我々に県会議員の議席を投げうつと公表して立候補を表明した。さらに、自分の主張を貫くために「県知事選挙」に立候補し、20万票を超える得票は得たものの落選した。
 その後の顛末は差し控えるが、主義や主張だけでは政界では生き残れない見本となった。彼に与えられた「県内最年少」の貴重な議席は、火事場泥棒のように持っていかれてしまったようで、いまだに残念であるが、本日の河村氏の立候補断念の報道から当時が思いだされてきた。
                            1月4日の一言
悲しい芸人の性(さが)…
 今年は2日が日曜日のために、正月休みが短く、本日から仕事の人もあり、多くの人々が明日から出勤となるようである。来年は、元旦が日曜日になり、再来年の元旦は月曜日と、当分は長い正月休みが期待できないのである。
 又、紅白歌合戦が過去最低の視聴率を記録するなど、NHKの不祥事に関係なく、人々の関心が多様化した事を実感する正月となった。
 さて、私にとっても大晦日の荒天によって、年の初めの出鼻を挫かれ、昨日は飼い犬に噛まれるなど、あまり幸先の良い出足とは言えなかったが、明日から正月ボケを返上して議員活動を開始いたします。
 議員活動というと、行事に出席して顔を出し、名前を売る事が仕事ではありません。正月は、新春交換会や消防出初式、成人式など晴れやかな行事もありますが、一人でも多くの方々の意向を知るための「アンケート」や、12月議会の報告を兼ねた「会報」の配布に全力であたりますので宜しくお願いいたします。
 昨日のテレビ番組で、10月に女性に暴言と暴力をはたらいた「島田紳助」が、謹慎が解けて番組復帰にあたってお詫びの挨拶に登場した。しかし、神妙に謝るぐらいなら、裁判の結果が出てからでも遅くないし、相手の被害女性は非常に弱い立場にあり、弁明する事もできず、男として手前味噌な弁解だけで復帰する事は、「田代まさし」と同じく悲しい芸人の性としか映らなかった。
 こんな奴が、子供達の前で偉そうにしゃべくるのである。人気絶頂だった「横山やすし」はタクシー運転手と同様の事件で3年間の謹慎となった。しかし、横山やすしは「すいません」とは言ったが、自分のやった事の弁明はしなかった。筋の通らぬ役者にろくな奴はいないが、それでもたんまりと稼いでいく現実が悲しい。

                            1月3日の一言
神社のはしご酒…
 明日の3日は、親しい人々が集まる新年交換会を予定している。しかし、その案内が肝心な人達に届いていない事が本日判った次第である。
 こんな時に、平生なら今すぐにでも走り回って「綱渡り」の一年をやり過ごしてきたが、元旦早々にそれも出来ず、さて、どうしたものかと考えている。(が、無策)
 原因は、勿論自分にある事は間違いがないが、原因を考えていると無関心な家族に対する批判と、内輪もめになるので、このあたりにしたい。
 元旦とは言え、町内の神社の役員さん達にとっては、大晦日から元旦まで大変な一日となるのである。京都行きが中止になり、久方ぶりに地元の氏神様を参拝し、寒い中で我々参拝客をもてなす人々と新年早々の挨拶ができた。
 議員になる前には交通安全を祈って、地元の氏神様を全部廻っていたが、参拝客をもてなす伝統がきちっと受け継がれている町内と、形式的な町内、まったく火の気もなく大晦日から元旦にかけて参拝しない町内など様々である。
 隣町の「神守町」には、「穂歳神社」と「憶感神社」があるが、多くの町内役員の人々が大晦日から元旦の遅くまで、御神酒と肴を用意して参拝者をもてなす習慣が受け継がれており、久々の参拝だったが嬉しい気分になった。
 「神尾だって負けとらん」と、言う「おじ(い)さん」の声で、神尾町の神社も参拝する事になったが、さすが「負けとらん」と言うだけあって、多くの方々が豪快に火を燃やし、我々を迎えてもらい、元旦早々の津島市政を議論する場と化した。
 大晦日から元旦の神社の「もてなし」を見る事で、その町内の特性がよく判るのである。「神社のはしご酒」「ただ酒を飲みに来ただけ」とは、決して言わないで下さい。
                            1月2日の一言
ペリカン便に負けたこだわり…
 新年明けましておめでとうございます。平成17年が、皆様にとってケガや病気で苦しむ事なく、平和で安心して生活できます事をお祈りいたします。
 気持を切り替え、再出発する機会として元旦ほど都合の良いものはない。交通事故も午前0時には0件であり、殺人事件も0件である。事故や犯罪を1件も発生させない事は、非現実的な事ではあるが、心掛けしだいでは減らす事も可能である。
 昨晩は、荒天による雪の影響で、高速道路は閉鎖され、各地の神社の初詣客が減少したと思われる。本来なら、毎年の大晦日を京都で過ごしてきたが、私の「こだわり」も天候までは逆らえなかった。「京都も雪で大変ですよ」と、期待に反して大徳寺門前の細見酒店のオヤジさんから、京都行きを断念した方が良いとの返事が返ってきた。
 「3日までに雪紫が欲しいから…」と、京都行きに未練を見せて粘る私に、「ペリカン便で送れば大丈夫」と、冷静な判断から一言。かくして、私の「こだわり」は「ペリカン便」に負けたのであった。
 事故や犯罪は対策や防御も可能だが、病気だけは自分の体の中の事でありながら、まったく知らない内に侵攻し、判った時には手遅れという人も結構あるのである。「健康診断で異常が無かったから」と胸を張る人ほど要注意である。自分の体と言っても、自分で自分の自由にならない事から、自分の体は「借り物」なのかも知れない。今一度、自分の体を大切にいたわり、健康な一年を送りたいと願うものである。
                             1月1日の一言
女児殺害犯人は新聞販売員…
 年末の最後になって、奈良県女児誘拐殺人事件の犯人が逮捕された。新聞の一面に「毎日新聞販売所員」と大きく記されているのを見た時、一瞬、「良かった」と思った。しばらくして考えると、犯人が逮捕された事よりも、犯人が「毎日新聞」だった事に、ホッとしたのであった。
 新聞販売店を廃業して6年になるが、いまだに「朝日新聞」の影を背負っているのか、事件の犯人が「新聞販売店従業員」と報じられると、いったい何所の新聞かが気になり、「朝日新聞」以外だと胸をなで下ろすのである。23年間続けた職業の癖になっているようでもある。
 幸い、自分はそういった従業員には遭遇しなかったが、学校に内緒でアルバイトをする少年の起した「交通事故」では、警察や裁判所に同行したり、学校に判らぬように苦労した経験はある。また、従業員の交通事故死も経験した。
 しかし、「インテリが作って、ヤクザが売る」と言われる業界である。新聞勧誘を仕事とする「拡張員」には、身元の判らぬ人物や本物のヤクザと思しき人物もおり、流れ者の従業員も多かった。そういう人物でなければ、激しい販売競争下では間に合わないのである。
 しかし、長い目で見ると、毎日確実に配達と集金をしてくれる主婦の力にはかなわないのである。ヤクルトの販売がその証である。それが解かっていても、短期での部数拡大を求める新聞社の体質が、「流れ者」の従業員受け入れにつながり、店主を憂鬱にさせ続けるのである。
                           12月31日の一言
今年もあと一日…
 久しぶりに家族と夕飯を囲んだ。(と、言っても長男と次男は仕事だが)綱渡りの人生も、本年はあと一日だけとなった。
 テレビのクイズ番組で、ライブドアの堀江社長が1千万円を獲得し、賞金は「新潟中越地震」の被災者に寄付すると語った。プロ野球では辛酸を舐めたが、やはり時の人物だけあって頭脳だけでなく、強運の持ち主である。しかも、賞金をすべて被災地に寄付するとの宣言に、獲得した瞬間には感動した。
 しかし、こんな事で感動するのは私ぐらいなのか。一緒に見ていた家族は、「金持ちだから、あれぐらい何でもないわ」と言うのである。
 さて、かつては近所に行き付けのコーヒー屋もあったし、呑み屋もあったが、前者は閉店してしまい、後者は議員になってから行かなくなった。久々の馴染みのコーヒー屋で、マスターや客と談笑していると、まったくの世間知らずを痛感した。津島市の議員でありながら、最近の商店の新陳代謝の激しさから、話題についていけないのである。
 一方で、閉店した店の関係者はどうしているのだろうか。私は現在でも世間に背を向けて、人の寄り付かない店を選択する癖(出入りする店には御免なさい)がある。昔から頑張っている店も、人気の大型店にはかなわない。何とか頑張って来年を良き年にして欲しいと願うものである。
                          12月30日の一言
人道的援助と国内の浮浪者…
 年末を迎え、冬らしき天候に成ってきたが、これから新潟中越地方の人々は大変な生活になって行く事を、真っ黒な冬空から感じるものである。
 しかし、新潟中越地震が忘れられてしまいそうなインドネシアの大地震と大津波である。死者の総数についても『7万人』とか、『5万人を超える』などと世界史上に残る災害となりそうである。日本人の被害についても、100人を超える予測が流れているが、よくも多くの人々が出掛けていたものである。
 日本の常識とは全く違う、世界の現実があった。人間一人が死んでも大事件になる日本の国に住み、議会では『救急車の到着時間』を6分とか5分何十秒と議論しているのである。
 改めて、地震対策の重要性と、災害時の対応についても考え直す事の必要性を痛感した。今回の津波による、防ぎようのない事例は、日本各地の沿岸部の自治体にも衝撃を与えたと思うが、抜本的な見直しが必要になってきた。
 しかし、災害がある度に『人道的』と言って簡単に無償援助している政府には、確固とした経済感覚があるのか疑問になってくる。国内でも地震だけでなく、多くの台風による被災者があり、三宅島の島民は『全島帰還』が果たされていない。
 世界との格差はあるものの、国内には失業者が溢れ、路上で生活する浮浪者が年々増加しており、今一度国内に目を向け、国内の秩序を取り戻す事を政府に求めて行きたい。
                          12月29日の一言
身の程を知らない市民病院…
 人の会話を眠ったふりをして、黙って聞いているのも面白いものである。市民病院の話から、ゴミの野焼きの話、犬の散歩による『ふん害』など、当方を議員と知ってわざと話しているかと思うほど話題には事欠かない。
 しかし、聞かぬふりをしていても聞き捨てならぬ事も多い。津島市の市民の家を一件一軒と訪ね歩き、市民の要望を真剣に考えれば、市民病院の評判も確実に良くなり、経営も向上する事は間違いがない。
 医薬が分業されたが、病院そのものも役割を分担しあう必要がある。病気の勝手な思い込みは良くないが、簡単な風邪と思ったら、近所か信頼できる『かかりつけの医者』に診てもらい、その上で必要なら総合病院に足を運ぶ。ガンや脳血管障害、心臓など生命に関わる重度の病気は、専門の高度医療機関に治療を委ねるべきである。
 個人の開業医の限界、市民病院等の限界など、医師が自分と病院の限界を悟る事が重要である。
 津島市民病院は、中部地方で初めて頭や首の腫瘍の治療に使う「サイバーナイフ」という機器を5億6千万円で購入した。確かに機械が良ければ、それにこした事はないが、わざわざ大学から医師を確保してまで、必要な機器だろうか。
 私は、購入によって病院の宣伝にはなるものの、購入費を稼ぎ、利益を上げる事は出来ないと思う。患者の立場にしても、ガンセンターや大学病院などで最新医療機器を使ってもらった方が安心である。市民病院が必要とされる「身の程を知る」事により、市民に十分な貢献と同時に、収益も上がる事を知る必要がある。

                          12月28日の一言
二度と行かない立田の道の駅…
 昨日のひじょうに口惜しかった一言です。「一緒に昼飯でも」と知人が訪ねてきたので、ボランティアのTさんと3人で出掛ける事になった。
 「何処に行こうか」と迷っていると、知人から「オープンしたばかりの道の駅に行こう」と提案があり、立田村にオープンした「道の駅」に出向く事となった。
 しかし、この「道の駅」は今までに入った中では最悪の施設であった。車の入り口は入りづらく、駐車場は狭く、入ったものの中途半端で何も無く、レストランに入ったところ、レンコンうどんにレンコンそばなど、すべてがレンコンづくし。ほかには定食が2品あるものの、これも高いだけで、注文するとレンコンづくしだった。
 産地直産の野菜も、品数が少なく、特別魅力も無いものばかり。何でこんな所に来てしまったのかと佇んでいると、近所のIさんと出会った。「なんにも無いなぁ、新しいから来てみたが」と言いながら、ここよりは南濃の「道の駅」かJA海部の方が良いとの情報を得た。
 あまりの期待外れから、ついでに南濃の「道の駅」まで足を延ばす事となった。「しまったなぁ」とは誘った知人の一言。南濃の「道の駅」は店数も商品も多く、食事も多種多様であったが、既に食べてきたばかりである。おまけに、天然温泉から引いてきた無料の足湯温泉まで開設されていた。
 「また今度来ようか」と帰ったが、軽い昼飯にしては時間を浪費した。いまどき、あんな貧弱な施設がオープンした事が信じられないが、あまりにもひどい内容にびっくりの一日となった。
(後日談・道の駅ではないそうです)
                          12月27日の一言
熱を出すスノーマシン…
 本日の新聞に、「人工雪でやっとシュプール」という奥美濃のスキー場の記事が掲載されていた。
 自然の雪がまったく無い茶色の山に、一本の雪の道が人工の雪で作られ、その中を行列のように滑っていく写真を見ると、まったく馬鹿げたスキーに思えてならない。これでは都会にある建物の中のスキー場(千葉県か羽島市にもあったのではないか)で滑っているのとまったく同じではないだろうか。
 静寂な雪山でのダイナミックなスキーには程遠く、歓声や人工降雪機の雑音の中での人工雪スキー場に日本の淋しさを感じた。
 暖冬の原因は、近年の地球温暖化が影響していると思われるが、人工雪を作る製氷式スノーマシンにしても、従来の降雪機でも、冷たい雪を作ったら作った分のエネルギーを放出している。家庭のエアコンと全く同じで、冷した分の温かい余熱を発散させているのである。
 世界各国で地球温暖化が議論され、日本は京都議定書を発信した立場から、車の排出ガスを厳しく規制したり、排出ガス総量規制に否定的なアメリカなどを説得してきた。
 地球温暖化は深刻な問題で、南極や北極の氷が年々減少し、世界各地の沿岸部が海水で浸水する被害が出ている。こんな時に、雪を作るために大量のエネルギーを発散させているのである。地域の生計の為とは言え、こんな事を放置しておいて、南米や東南アジアの森林伐採や焼畑農法を批判する資格はまったく無いに等しい。

                          12月26日の一言
昨日の一言ヘ