目指すはストックNo1!

Vol.5  (2020.6)

 
            








  Model Outboard Association Japan (MOAJ) が滋賀県竜王町で開催している Outboard
 Battle GC に設定されているクラスに、船外エンジン+ハイドロ船体の「OBハイドロ」があります。

  このクラスは、愛知県在住のメルセデスAsaoka、フェラーリSugiの2艇が非常に速く、表彰台の
 常連となっています。このような状況を打開すべく開発されたのが、今回スポットを当てる
 艇になります。

  所有者は福岡県在住のI氏で、氏のモットーは「作れるものは自分で作る」で、木製の4ポイント
 ハイドロは設計から製作、塗装まで、自身の手による船体です。このリガーに限らず、トンネル
 船体もオリジナルの船体で、ストックとモディファイ・クラスに参戦しています。

  ピンク色に塗装された船体は、実車レースF1で同じくピンク基調のマシンが目を引く、レーシング
 ポイントのイメージがピンクにしたきっかけで、「ピンク・メルセデス」と私たちは呼んでいます。

  デビュー戦となった6月14に(日)のRound3では、1400ポイントを獲得してこの日の3位で、
 4位のフェラーリ、5位のメルセデス艇を上回り、当所の目標を一つクリヤーしました。

 

  テクニカルデータ

 
船 体 :オリジナル4P
       アウトリガー
 エンジン :OS21XM Ver.Ⅱ
        WC Version
 キャブ : OS60J
 プラグ : K&B HP
 マフラー: OS21 Ver.Ⅱ
 ラ ジ オ : SANWA EXZES
 プロペラ : オクチュラ1445
 燃   料 : クロッツ30%

 燃料タンク: 190+60cc
 スポンソンアーム:
  フロント8mm、リヤ10mm
 


胴体最前部に設置された独特な形状のスポイラー


アンテナ付け根と後部のカウルに、この艇にかける意気込みが・・


スポンソンアームはステンレス製の計量タイプ


OS21XMは水冷バージョンを使用


ニードルはセパレートタイプ


キャブレターはOS65LA用の60J


サブタンクは自作60cc


右スポンソンのターンフィン


スタフィンボックスはインボード艇に比べ幅広


左スポンソンにはウエイトを搭載してバランス調整
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