なぜ、いま、フランス(ブルターニュ・ノルマンディー地方)


1 いきさつ 

 今年6月に、約40年つづけたサラリーマン生活に終止符を打ちました。そして7月になり、退職に伴う事務手続きが一段落してから、その区切りのイベントとして、また海外旅行がしたくなりました。今春開港したばかりの中部国際空港を一度利用したかったことや、老健施設に入っている義母の体調不良が最近快復したことにもよります。旅行の時期は、夏休みを避けることと、娘が10月初めに初出産の予定なので、9月がベスト。そうなれば妻の50代最後の誕生日記念にもなるので……。

 今回の行き先には、さほどこだわりはなかったのですが、準備期間が短いことから、これまで馴染みの深かった欧州で、フランスかイタリアあたりの田舎町めぐりのツアーを探すことにしました。旅行代理店はワールド航空サービスさんで……。@田舎町めぐりに強いことAしばらく利用していなかったことB15年前に行ったソ連旅行で添乗員だった山田さんが名古屋営業所長に就いていることがその理由です。代理店で、この時期に催行見込みのある欧州ツアーを検索してもらいましたが、10月に比べて9月はもともとツアーが少ない。そのなかで興味があったのは「西フランスの田舎とノルマンディ−の旅」と「紺碧のリグリア海岸とピエモンテの田舎町」でした。後者は高級赤ワインの産地バロ−ロ訪問が魅力的ですが、そのほかの訪問地には興味がわかず、帰国日が9月末ぎりぎりとなるという問題点もありました。前者はモン・サン・ミッシェルなど一部がこれまでの旅と重複しますが、ブルターニュ地方を丁寧に巡ることと、時期が9月中旬であることに引かれて前者に決め、7月15日に申し込みました。

2 このコースの魅力

@最近ケルト文明が脚光を浴びているが、ブルターニュ地方は、古代ケルトの伝統や風習が息づく貴重なケルト文化圏である。
A風物は地味で、フランスのなかでは暮らしが豊かな地域ではないが、
素朴な美しさが残っている。
Bノルマンディ−地方では、モネをはじめ印象派画家などの
名画誕生の地を何箇所か巡る。
C日本人美術家、田窪恭治が家族とともに移住し、廃墟となっていた礼拝堂を10年かけて再生させた
「林檎の礼拝堂」を見学できる。
D両地方ともワイン産地ではないが、いろいろなシードルがあり、
海の幸、クレープ(ガレット)、各種チーズなど飲食の楽しみもありそうである。

 

 出発が近づくにつれ、だんだん期待が深まってきました。


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