なぜ、いま、南アフリカへ
1 きっかけ
「アフリカ」というと、暗黒大陸、密林や草原の野生動物、シュバイツァー博士、戦後の独立、アパルトヘイト
(人種隔離政策)などのキーワードを思い浮かべますが、私にとっては馴染みの薄い地方でした。数年前に、旅の友人からいただいたジャカランダの種を蒔き、家でも育て、愛好者にも差し上げていますが、その並木道が南アフリカの首都にあり、10月に満開になるそうです。また、南アフリカのワインが輸入されるようになり、ボルドー産にも似た赤ワインを時々味わうようにもなりました。最近、南アフリカのツアーが充実し、身近な旅行経験者もあり、昨年から旅の候補地の一つとして注目していましたが、今年も
名古屋発着のツアーが発表され、行けそうにないなと思いながら気になっていました。9月25日、これまで長期旅行の足かせとなっていた労働審判員の仕事も、近く1件落着となる見通しが立ったので、出発1ヵ月前を過ぎていたのですが、ワールド航空サービスに照会してみました。すると名古屋発着の「南アフリカ・喜望峰とナミビア・ビクトリア大瀑布の旅12日間」は残席4で、辛くも間に合いました。2 このコースの魅力
@昨年12月に申し込んだニュージーランドの旅は不催行のため、このツアーが
初めての南半球の旅となり、新たな体験が期待できる。A
ジャカランダの花はスペインで見たことがあるが、プレトリアでは5万本規模の並木の花を眺められる。B旅行中に
南アフリカワインをいろいろ味わえそうであるし、ケープタウンに近いステレンボッシュではワイナリーを訪ね、試飲することができる。C
ビクトリア大瀑布、ボツワナのサファリ、ナミビアのナミブ砂漠など、テレビの映像とは違ったスケールの大きさや、現地ならではの非日常の体験ができる。とはいっても良いことばかりではありません。エイズは別としても、
各地の治安がよくないようです。ツアーですから注意事項を守れば危険な目にあうことはないのでしょうが、これまでの旅のような気軽な街歩きや地元の人との触れ合いは、ほとんど期待できそうにありません、特に夜は……。でも、少ない見聞は書物などで補い、アフリカの歴史、現在の暮らしぶり、今後の課題なども学びたいと思います。この10年余り、ずっと欧州の旅が続いたので、いずれにせよ今回は新鮮な旅になりそうです。また、次回サッカーワールドカップは、2010年に南アフリカの10会場で開催される予定であり、この旅の体験によっていっそう大会に親しみが湧くことにもなります。サイトマップ