なぜ、いま、オーストラリアへ

 

1 きっかけ

 

猛暑のピークが過ぎた9月上旬のある日、よく利用しているワールド航空サービスから名古屋発着(シンガポール経由)のオーストラリア旅行のお誘い電話がありました。後日送られてきた資料を見ると11月1日から8日間、南オーストラリア州のアデレードに連泊する滞在型で、近くにオーストラリア最大のワイン産地バロッサ・バレーがあります。滞在型は初めてで、フリータイムが多く、「70歳まではワインも楽しめる国へ」という方針にも沿います。今年はもう海外旅行に行けないなと思っていた矢先のことで、心が動きました。11月の予定を確認すると、この期間に主要な行事はなく、菜園の作業もこの時期なら大丈夫、仕事や家庭環境も何とかなりそうです。

 

念のためアデレードについて概略をガイドブックで調べました。シドニー、ケアンズ、メルボルン、パースと違って「るるぶ」には記載がないほどのマイナーな都市ですが、人口は約114万人、「流刑植民地として建設されたシドニーやメルボルンとは異なり、新天地を求めた自由移民によって築かれたユートピア」と記されていて、居心地は良さそうです。8日、旅行会社にこの ジャカランダの季節に訪れるアデレード滞在と周辺の町 について照会したら催行が決定的とのことで、早速参加を申し込みました。

 

2 このコースの魅力

 

@初めて訪れる国であり、比較的治安も良い。

A昨年初めてのオセアニアであるニュージーランドの旅で体験したように、時差が極めて少ないため帰国後すぐに通常に戻れる。

B晩春(初夏)の時季であり、緑も花も美しく快適な気候である。

C4年前に南アフリカのプレトリアで、薄紫色のジャカランダの花が咲く並木を見たが、治安が悪くて自由にできなかった。アデレードではゆっくり眺められそうである。

D滞在型なのでオーストラリアの料理やワインなどを、自由にじっくり味わえそうである。市場などでオーストラリアならではの食材にも出会える。オージービーフや羊肉をはじめ、カンガルーやエミュー(鳥)、ワニなどの肉にも。

Eワイン産地バロッサ・バレーは見学コースに含まれているが、アデレードから車で片道1時間あまりなので、別にフリータイムを利用すれば、いろいろ見てまわることができる。日ごろ馴染みのあるペンフォールズやジェイコブズ・クリークなどもある。

 

 とにかく街歩きが楽しめそうな旅です。滞在型によるスロー・ツーリズムを存分に味わい、アドレードとその周辺を歩き、オーストラリアの心豊かなライフスタイルを垣間見てきたいと思います。そして、オーストラリアと日本、アジア諸国、英国、米国などとの関わりや、同じオセアニアのニュージーランドとの違いなどを見つけられれば……。オーストラリアワインも存分に味わって、知識と体験を深められたら……。

 

 

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