なぜ、いま、ポルトガルへ

 

1 きっかけ

 

 昨年はいろいろなことから海外旅行ができなかったので、かつての旅友たちへの年賀状に「今年こそ」と決意を記しました。この3月で、私は6年にわたる非常勤の仕事を退き、妻も町内当番が終了するので、この節目に記念の旅行をしようと考えたのです。

 

考慮すべきは老健施設に入居中の義母の体調と、家庭菜園の繁閑状況ですが、3月〜4月中旬で比較的短期なら何とかなりそう。その前提で、いつも利用するワールド航空サービスのツアーを検索したら、いずれも3月中旬発の、次の4つが候補に浮かびました。

@歴史と文化を辿るポルトガル郷愁の旅10日間

A連泊で楽しむ早春のトルコの旅10日間

B複合世界遺産の島 タスマニア島周遊の旅9日間

Cキリマンジャロ山麓ケニアサファリの旅8日間

 

支離滅裂のような選択ですが、とにかく催行されなければ行けないので、そのまま旅行代理店に見通しを照会しました。その結果、現時点では@のポルトガル以外は確約できないとのことで腹を固め、1月16日に申し込みました。これまでに元NHKアナ、かつての旅友、ワインフレンドなどポルトガルに滞在した方々から、「心地よい旅だった。治安も人情も良く、オススメしたい」との体験談を聞いたことも、決定の後押しになりました。

 

2 ポルトガルを選んだ背景

 

portmap@12年前に隣国スペインへは行ったことがあるが、ポルトガルは初めてで、スペインとの文化や生活の違いなどを発見できる。

A1543年の種子島への鉄砲伝来以来、歴史的に日本との交流が深いので、現地を知っておきたい。

Bてんぷら、しゃぼんなどの外来語は知っているが、ポルトガル語の世界は初体験になるので、視野が広まりそうである。

Cポルトガルワインの会で、近年ドウロ渓谷のワインが脚光を浴びていると知ったので、現地で試してみたい。

D名高いポートワインのワイナリー見学や試飲もできる。ポルトガルにはマディラワインもある。

E食べ物は、イワシやタコなどの魚介や、リゾットなど米料理もあって食べやすそうで、郷土食とワインの相性をチェックしたい。

 

 ヨーロッパでもレトロでマイナーなイメージがある国ですが、それだけに高齢の私たち夫婦にとって馴染みやすく相応しい土地かもしれません。3月では緑が少なく雨もあり、必ずしも良い旅行シーズンとはいえませんが、治安と人情の良さを信じ、できるだけ街歩きをしながら南蛮の昔と今を見てこようと思います。

 

 

 

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