津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2002.10.15

しばらく聴いてなかった吉田美奈子さんを、ここ1週間程前からまた少しづつ聴いている。“12月になると、どうしても美奈子さんのライブに行きたくなる”と、誰かが、おっしゃってたけど、すごくわかるような気がする。思い出すなあ、去年の今頃。美奈子さんの名古屋でのライブの世話役の人に、うちのお客さんが、“くれよん”を紹介してくれて、思いがけず話をもらった時は、最初ホントに半信半疑だったけど、12月1日美奈子さんのライブが、ついに実現した。



くれよんライブで、かつてない高額なチケット、しかも限定80という、無謀とも思える、この2つの数字に、私は、度肝を抜かれた(無理だよ、ぜったい!)だけど、ファンの方が“ジャンルを超えた、音楽の化身”と美奈子さんのことを形容されたように、声量、歌唱力、雰囲気・・・そして美奈子さんの詩が、聴く人の心をつかんで放さないことをライブで実感。その魅力を目の当たりにした。コンサートでは、1時間なんて並んで待つのは、ほとんど常識だそうで、80なんて数字、無謀でもなんでもなかったのだ。この狭い店内にほとんど隙間無く並べられたイスは、開場して間もなく全て埋め尽くされて、ほとんど身動きできない状態。なのにライブが始まると、店内はシーーーンと静まりかえり、ある人は目を閉じ、ある人は胸の前で手を組み、歌によっては、そっと涙をぬぐう人も。人それぞれに美奈子さんの歌に集中していて、ものすごい緊張感だった。それこそもう20年以上もうたっていらっしゃるのに、なぜ今まで聴く機会がなかったのかなあと、ちょっと悔しい思いもあるのだ。



私の高校時代は、フォーク全盛期で、正に青春そのもの。学校の中でも、放課後になると、いつもバンドの練習の音が聞こえてきて♪オー い〜まもむかしもー・・・♪なんて、歌ってたり。“あっ また今日も・・・” こんなふうに演奏できたらなあ、なんて思いながら、毎日練習室の下を通るのが楽しみだった。文化祭になると、拓郎のコピーをしている、学校ではすっかりおなじみの子がいたり、プロのコンサートでは、六文銭を聴いて、すごく感動したりと、たくさんの思いで。聴いてるうちに自分でも、どうしてもギターが欲しくなり、2年の冬休みだったか、バイトしてギターを手に入れ、それからというもの、Am.だの、Em.だのから始まって、毎日ギターをさわるのが日課になった。卒業後もしばらくこの熱は、冷めなかったけど、あまり聴かなくなった頃に美奈子さんの名前だけは、知っていたような気がする。



当時(高校時代)岡林さんが、大好きだったので、もうずいぶん前になるけど、こっちでコンサートがあった時、高校時代いっしょにギターを持って遊んでた友達も呼び、大いに飲み、大いに踊り、大盛り上がりだった。昔を思い出すっていうか、何か熱くなるんだよね。



音楽の力って、すごいなあって思えるのは、この曲を聴いたら、この人のコンサートに行ったら・・・その当時のことを思い出すってこと。それに朝聴くのはこれ、寝る前はこれ、元気の出るのはこれ・・・と、いうふうに、日常の中でその時々に聴く曲が決まっていたりする人も。



まぁ そうじゃない人も、いらっしゃるでしょうけど、私は、とにかく音楽なしには、過ごせないわ。



今週は、「Autumn Nocturne」

LOU DONALDSON 「Blues Walk」

SONNY ROLLINS 「The Standard」

どっちもいい感じ。ステキな曲だわぁ。

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