津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2002.10.23

秋の夜長に、読書もいいけど、グラス片手にジャズライブってのも、なかなかいいもんですよ。私も体調がよくなり、ビールもワインもお酒も・・・おいしく飲めるようになり、つくづく幸せだなあと感じております。私の場合ジャズにお酒はつきものでして、まあ、飲める方はみなさん、たぶんそう思われるでしょうけれど、ライブの無い日、CDやレコードを聴くにしても、やはりアルコールを体内に入れながらの方が、だんぜん気持ちよく聴ける。(もちろん昼間は、飲めませんが)自分の好きなレコードをかけるのは、もちろん楽しいけど、お客さんに聴いてもらう為に、どれにしようかあれこれ考えるのもまた楽しいのだ。考えすぎて気まずい沈黙ってのも時にはあるけど。私はサックスが好きなので、サックス入りのレコードをかけることが多い。この場合、キャノンボールとかペッパーとか、ミュージシャンで聴いていくんだけど。たとえば、最近だと“スピークロー お気に入り”コーナーAutumnシリーズで、「Autumn Leaves」が、入ったレコードばかりを探してかけていくというのも、なかなかおもしろい。どの「枯葉」が、いちばんかなあなんて。もちろん名盤ぞろいなので、甲乙つけがたいのはあたりまえなんだけど。



そうやって聴いていくと、以外なメンバーの組み合わせがあったり、サイドで入っているミュージシャンでも、おっ このサックスは?このピアノは?ってライナーを見てみる。そして次に、そのミュージシャンのリーダーアルバムを聴いてみると、以外にもリーダーで入ってるレコードの方が、いまいちってこともあっておもしろい。



先日CATのマスターとうちのマスターと私の3人で、コルトレンのファーストアルバムを聴いていた時のこと。私は、「BAKAI」という曲が好きなので、A面をかけてもらった。(みなさん2曲目の「コートにすみれを」がお好きなようですが)ライナーを見るとA面は、3曲ともピアノは、ガーランドになっていたが、どうもらしくないということで、再度1曲目の「BAKAI」だけを聴きなおし、これはマルだという結論に達し、新しい発見をしたのだった。



私はあまりライナーを見ないので、そこまで深く聴きこむこともないけど、なるほど、こういう聴き方もおもしろいもんだなあと思った。このアルバム、曲にしても“たいてい2曲目をみんな聴きたがるよね”と、CATのマスターに言われ、へえー そうかなあと思うのだ。このファーストアルバムといえば、私にとっては「BAKAI」だから。ということは、いつも聴く面が決まっていて、このアルバムの場合は、いつもA面だけを聴いている。でもCDだったらまるごと一枚聴けちゃうわけで、せっかくこんな名盤を持っていて片方の面しか聴かないなんてのも、もったいない話だから、たまにはB面を聴いてみるのもいいかも。そういえば、スピークロー お気に入りで、書いたウイントンケリーのFull Viewも大好きな、あの2曲が入った面ばかりを聴いていたんだけど、「枯葉」探しをしていたら、いつもは聴かない方のA面に入っていて、これで「枯葉」やってるんだと、早速聴いてみた。こんなふうにすると、一枚のレコードを聴くのに、もっともっと違う楽しみ方ができるかも。



今週は、「Autumn Serenade」

JOHN COLTRANE 「Cotrane & Hartman」コルトレンはもちろん、ハートマンのうたが、なんともステキ!!

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