津島市蛭間町
tel.0567-25-3272
全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2002.11.15

誠さんのライブの日、演奏が始まる前にお客様に、声をかけられた。“ごめんねー”なんだろうと思ったら、“私達、今日旅行の帰りで、長野から来てそのままここに寄り込んだから疲れてて、ちょっと失礼だと思うんだけど、早く帰るかもしれないから、あやまっといて・・・”と、誠さんに伝言だった。旅行でお疲れのところ、ライブに来てくださって、その上演奏者を気遣われての言葉だった。掲示板にカキコしてくださった方は、安城で初めて誠さんを聴いてすっかりファンになり、彼のライブを聴きたいとネットで探して、京都からわざわざ来てくださった。



いろいろきびしい中、こうしたファンの方々がいてくださることは、本当にありがたいことだ。それぞれのミュージシャンに、こんなふうにファンの方がいてくださったら、さぞ心強いのに・・・・。



前回もそうだったように、今回も圧倒的に女性のお客様が多くて、店内はとてもはなやかだった。演奏中はもちろんステージに見入って、聴き入って、もう、うっとり!京都からの彼女は、安城で最初に誠さんのライブを聴いた時“カッコいい”と、一度でファンになってしまったのだとか。聞いたところによると、そのライブは、全くの偶然で聴くことになったらしい。ジャズとは全く無縁で、誠さんのファンになって、それからジャズに入る、う〜〜ん そういう聴きかたもありだね。



人にはそれぞれ好みってものがあるから、ぜったいとは言えないんだけど、彼女が言うように誠さん、確かにカッコいい。ギターの山ちゃんのバンドで、いちばん最初にくれよんに来た時は、誠さんだけが、スーツでびしっとキメていたので、余計目立っていた。こういうことも“カッコいい”ことの要素だ。それにヴァイオリンという、楽器。何かちょっと品があるっていうか、そんなところが、誠さんにピッタリなのかも。適度に曲説名も入り、べしゃりもなかなか。マイクを通した声も、とてもはっきり聞こえてgood!それと、なんと言っても、笑顔が自然だ。厨房の中にいると演奏だけしか聴けないんだけど、時々ふとステージを見ると、なんともステキな笑顔で演奏している誠さん。顔なじみになったお客様との会話も楽しそうだ。旅行組の4人の女性は、自称“誠さんのおっかけ”誠さんも顔を見るなり“どうも・・・”なんて、とてもうれしそうに声をかけている。そんなところがまた、おばさまたちにとっては、たまらないんでしょう。女性ファンの心をとらえてはなさない、そんな誠さんの魅力、まねしてできるもんじゃないけど、たとえば服装やとても些細なことだけど、立ち居振る舞いまで心がけて、できることもあると思うので、お客様のハートをつかめるように、ミュージシャンのみなさま、ちょっと努力してみては?



もちろん最優先は、演奏そのもの。それが上手くなきゃ、はなしにならないけどね。

今週は、「Nica’s Dream」



KENNY BURRELL 「K.B.Blues」

HORACE SILVER 「Horace-Scope」

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