津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2003.04.27

“くれよん”23周年特別企画(別に特別でもないけど)3週連続スペシャルライブ。この無謀なスケジュールも板橋、林DUOで最後となった。かつてない3週続けての東京からのミュージシャンによるライブ。本当にいろんなバンドが、本当にたくさんのミュージシャンが東京にはいるなあとつくづく思い知らされた。そしてまだまだ若い人がどんどん出てくるのだろう。やっぱ、すごいは東京は。



今回のスペシャル第1弾は、中堅岡安さんのギターDUO。第2弾、注目度、人気急上昇中、本当にいろんなバンドで大活躍、若手ベーシスト安カ川さんのトリオ。第3弾、大御所板橋、林DUO。



最初の岡安さんは、くれよんではすっかりおなじみ。なので“岡安さんなら”というお客さんもいらっしゃって、逆に岡安さんもくれよんに行くとこのお客さんが来てくれてというのが、多分あって、気心しれたというのか、いい雰囲気の中で、岡安さんと北川さんとで作り出していく音のある空間に身を任せているのは、実に心地いいのだ。常日ごろ、ライブは、お客様とミュージシャンと店とで、作り上げるものだと思っているから、くれよんでしか聴けないライブがきっとあるはず。“岡安さんのライブならどこで聴いたっていいに決まってる”と、反感かうかもしれないけど、いい、悪いだけではない、それとはちょっとちがうところなのだ。



第2弾、安カ川、中村、吉岡トリオは、メンバー全員くれよん初登場。今回、このトリオをうちでやろうと決めたのは、前にもこのスピークローで書いた“BAY SIDE JAZZ 2000”という、千葉のジャズフェスで、安カ川さんを初めて聴きいいベースだと思ったのと、知り合いのお店からもらった話だったことから。入りが、いまいちで彼らも”何故?“と思ったかもしれないけど、なかなか難しいところだと実感したはず。何ヶ月前からポスターを貼ろうと、”すごくいいベース、いいピアノ・・・“と、すすめたところで、それですぐお客さんは足を運んではくれないのだ。今回発売記念となった、彼らのCD”LOCO“、全曲メンバーのオリジナルなので、聴く前から難しいと思ってしまい、そんな先入観からか、1回、2回聴いた時点では、何かピンとこなかった。ところが毎日聴いているうちに、だんだんよくなってきて、そのうちに”すごくいいので“と、お客さんにも自信を持って薦めていた。安カ川さんは、その前にベースソロで、アルバムを出していて、こちらもすばらしい。



最後ベテラン、板橋、林DUOは、言うまでもなく、すごくよかった。とにかく2人がそこにいるだけで、存在感っていうか、すごいんだもん。若手よりも腰が低いのも、たいへん印象的だった。板橋さんのピアノ、近くで見ると(聴くと)さらにすごくて、立ち上がる、鍵盤をこする、叩く、いつの間にかピアノが打楽器と化している(うちのピアノが心配)。汗が、鍵盤に滴り落ちる、すごい熱演。終始にこにこ顔の栄一さんは、サックスを持つと、人が変わったように吹きまくる。マイクなしのサックスの音は、妙に心地よく私の耳に響いてきた。こういう演奏ってホント入り込んじゃうんだよね。吹いてなきゃふつうのおじさんっぽいんだけど、さすがです。



ライブが終わって、お客さんから、財布の都合が、仕事の都合が・・・と、メールをいただき、都合さえつけば、来ていただけたんだと、少しだけ安心した。



今週は、私の大好きなサキソフォビアの新しいCDの「シェルブールの雨傘」

タイトル曲です。めちゃ、かっこいい!!!

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