津島市蛭間町
tel.0567-25-3272
全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2003.05.12

きのう、ちょっと名古屋に出かけたら、行く先々で、ボサやジャズがバックに流れていて、もしかして、これって今、巷で流行ってるってこと?などと思ってしまった。もっとも、音量は小さく、ボサは女性ボーカルもので、限りなく軽め。ジャズもピアノトリオで美しい。バックに流すにはもってこいだし、とってもおしゃれかも。それが、管が入ってしまうとねぇ・・・。しっとりムーディにバラードなんか吹いてくれると、まだいいけど、バリバリ吹かれた日にゃあ、ましてやサックス4本なんて、とんでもないかしら?それもこれもジャズなんだけど・・・。



ふだんの営業はともかくライブは、演奏を聴く為のチャージをいただくので、よりお客様に入っていただくのは難しい。私達は日頃、店側の立場なので、休みにライブを聴きに行ったりすると“やっぱり、客してるのがいちばんだ”と思うのだけれど、実際お客さんの印象はどうなんだろう、胸の内を聞いてみたい。何回も何回もこのスピークローで、同じこと書くかもしれないけど、わざわざ店に足を運んで、ライブニュースのハガキを持っていかれる方が本当にライブにも来て下さって、“ライブ、今日が初めて”と、言われる方が次にまた来てくだされば、ライブのお客さんは膨れ上がる。だけど、なかなかそんなにうまくはいかない。



ネックなのはジャズ?ライブチャージ?それとも演奏?・・・・。わからなければ直接お客様の声を!というわけで、ライブを始めた当時、実施していたアンケート。すばらしい!ステキ!最高!・・・でも、リピーターにはつながらないのは、何故???アンケートはライブ直後に行うので、気持ちが高ぶっているっていうのもあるかもしれない。その時は本当にそう思ったかもしれないけど、次の日になったらそれこそ、“そんなことあったっけ”くらいに気持ちがさめていて、なんてこともあるんじゃないかと。それと、残ってしまうものなので、あまり手きびしい意見は、みなさん書かれない。おまけに社交辞令などという都合のいい言葉もあって、どうも本心はわかりづらい。



とにかく一度足を運んでもらったら、その時になんとしてでも、心を動かさなきゃ。何かがあれば、次につながる可能性はある。それがほとんどの場合一回きりで終わってしまう。その気持ちを分析するのは容易じゃないけど、私なりに思うこと、とりあえず“ジャズの生演奏かぁ、いいかも・・・”なんて、くれよんのライブに来ていただく。“へぇー ライブってこういうもの?”話の種に一度でも行けばそれで妙に満足してしまう。“私、ジャズのライブに行ったのよ”ってな調子。もっとわかりやすいのは、一回だけで終わってしまうのだから、余程つまらなかったのか、チャージを払うのはごめんだと思うのか、はたまた店に原因があるのか、理由はさまざまだろうけれど。



それと、もっともっと若い世代にもジャズを聴いてほしいと思うのだけれど、娘曰くお財布事情がかなりきびしいらしい。つい最近も近所にいる友達から電話が入り“行きたいけどお金ないから、だって一杯だけじゃねぇ・・・”多分ビールとかカクテル、一杯だけだと、カッコつかないってことらしい。“それじゃあ、ライブは無理だ”と、言ったら、きっぱり、あっさり、“もちろん”と、娘に言われてしまった。新しい世界を見るために、自分磨きに、たとえば、月一回数千円のライブ、高いかしら?



今週は「Straight No Chaser」

MILES DAVIS 「MILES & MONK At Newport」「Milestones」「Jazz At The Plaza Vol.1」

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