2003.11.17
スペシャルライブが、また一つ終わってほっとしている。今回は特に、ちょっと心配事があったので、余計その気持ちが強いかも。
ライブがスペシャルで、泊まりがくれよんなんて、もう何回もあったし、泊まったミュージシャンも、そこそこいるけど、過去に泊まった人達は、くれよんライブに何回か出てもらった人ばかりなので、私達も彼らのことはよく知ってるし、彼らも私達のことを、くれよんのことを理解してくれて、来てくれるわけで、すごく気が楽だった。
ところが今回、4人共初対面にして、ホテルくれよん初体験。どんな人達が来るんだろう、気が合わなかったら、気難しい人だったら・・・どうしようと、その不安は消えなかった。でもマスターが、”泊まりは家で”と、言った時、何の迷いもなく、即OKしてくれたリーダー宮地さんだったし、「まあ、いいか」そう思うことにして。
ライブが迫ってきて、とりあえず宮地さんにメールを入れる。”・・・家古いし、ごちゃごちゃしてるし、猫2匹いて壁ボロボロだし、泊まっていただくのはリビングで、床(フローリング)なんだけど(ここまでは事実)ふとん1枚で4人耐えられる?・・・”と、過激な内容だったけど、何せ大阪人(今はバリバリ東京人)の宮地さんのこと、そのノリで、”またまたぁ 冗談きついわあ”とか”何言うてんねん”とか、すぐ返事くれるかと思ったら、待てど暮らせど何の反応もなく、し〜〜〜ん。そして、いよいよライブ当日を迎えるのだ。
ライブの後、みんなで飲んでる時、”何にも反応しないんだもん、今日ふとん3組積んできたらどうしようかと思った”と、私が言ったら大いに笑われてしまった。もっとも、MC通り天野さんの車の故障で、2台に分乗してきたのだけど、2台とも大きい車じゃないので、ほとんど隙間なく、ものの見事に楽器が積まれていて、枕ひとつ余分に入りそうにない状態だった。
ものすごい渋滞に巻き込まれて”到着は7:00頃になってしまいます・・・”と、高速から電話してきた宮地さんだったけど、それよりも遅れての、くれよん入り。到着後すぐ休む間もなく楽器のセッティング、そしてサウンドチェック。
宮地さんの一音が最初に出た瞬間”音、でか〜〜い”と、思った。でも、これはいい。ところが同時に天野さんの音も大きい。しかも、掲示板に書いたように、いきなり”キュイ〜〜ン”だもの。おいおい、このバンドずっとこんな調子?参ったなあ・・・。
ところが、ところが、ライブはとてもカッコよくて、すばらしかった。ひとつひとつの音を大事にして、いい音出してるなあって感じ。べしゃりのマイクを2人が持つというのも初めてで後で、”出口さんの次にMC長かったよ”と、私が言ったらこれまた大うけだった。
”宮地 傑NEW4TET,ヨーロッパツアーを終えたら、くれよんをいっぱいにしてみせます”と、言い切った宮地さん、頼もしいわあ、是非夢で終わらせないでね。
というわけで、今週はそんな彼らのアルバム「BE WATER」に入っている「Zingaro」 MCでは、限りなく暗いボサみたいに言ってたけど、なかなかどうして、あのネトネトしたメロディがたまらない、宮地さんのテナーも、ものすごくカッコよくて、ライブでの演奏がよみがえってくる。
'03.11.25 ☜
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