津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2004.02.21

 15日(日)あるフィットネスクラブのダンスイベントに行ってきた。その日そのクラブでインストラクターをしている人と、娘が踊ることになっていた。娘はそのインストラクターの彼女にFUJIさんの紹介で以前会ったことがあり、その時”いっしょにやろうね”と誘われていたのだった。ところが3ヶ所で教えている彼女は超多忙で、誘われはしたもののその後、携帯で話すとかメールのやりとりくらいのつきあいにとどまっていた。今回のイベントの話が決まり、即練習ということになっても、彼女のスケジュールのあきが金曜しかなく娘はバイトを終わって出かけていた。


 彼女の得意とするのはジャズ(と聞くと私はきまって”ああ ○富士ね”って言ってしまうのだが)らしく、今回の振りも彼女が考えたところは、当然ジャズ。”え〜っ このかっこう?”と、悪戦苦闘していたのだ。


 ところが、そうじゃない部分では、ふだん教える立場の彼女が、”教えてね”と、すごく謙虚なんだとか。たとえばHIPHOPが苦手なら”私だめだから・・・”と、素直に話し、娘がアドバイスをする。


 そして”先生してて、しかも年下の私に教えてって・・・”ほんとにすごい人と、最初の練習から娘はすっかり彼女と意気投合し、上機嫌だった。


 ダンス好きで向上心もあるから、たとえ年下にでもだめなところはアドバイスしてもらう、たぶんそれはいつもの彼女なんだろうけれど、インストラクターという職業柄、人との接し方も上手なのだろうと思った。


 相手の力の引き出し方もうまいっていうか、今までのチームだったら、4とか5くらいのダンスしか見せられなかったのが、もしかしたら”ゆうちゃん、いいよ!”のひと言で、それ以上にダンスができるんじゃないかと、練習後の話を聞いていつもそう思った。


 今までのチームで、相方に時間がないとか、相方のダンス歴が浅いとかで、娘が振りを考えた場合など、本番ちゃんとまちがえずに踊ってくれるだろうかと、自分のダンスに専念できないことも往々にしてあった。


 ところが今回彼女を100%いやそれ以上と言っていいほど信頼して本番に臨めるのだった。イベントを数日後にひかえた日の夕食時”緊張してきた”と、ひと言漏らす娘だったが、本番にかける期待はかなり大きかった。それだけに・・・


 ハプニングはイベント本番を明日にひかえた日の夜起こった。バイトから帰って早く練習しなきゃと気が焦ったのか、家の入り口近くの木片につまずいてひどくころんでしまった。とりあえず、湿布を痛めたところに貼ってあとは休むしかなのだが、その間痛みとショックで涙が止まらない娘に私は、”どうしようもない、明日は無理だよ”こんなことしか言えなかった。でも娘は”ぜったい踊る”と、言って泣いた。


 約束の時間より少し早めに会場に到着、どうしているんだろう、本番踊れるんだろうか、心配して姿を捜すのだけれど、なかなか見つからない。その時すでに踊っているグループがあったけど、どうやらリハのようだった。


 本番は3:00からと、司会役のインストラクターの人から説明があり、そうこうしているうちに、通路の端から痛々しく足をひきずりながら娘は歩いてくる。


 ”今からテーピングしてもらう”そう話す感じから落ち込んでいる様子はなく、けがの話題で話すきっかけができるのか、出場者の人たちと初対面でもことばを交わすことができたようで、本番を前にかなりテンション上げている様子だった。


 出番は15番、進行役の人からチーム名を読み上げられた、。控えの位置から立ち位置までは、かなり足をひきずっている。音が出る。久々に見る娘のダンスはあきらかに今までとちがっていた。そして見る側からは、動きに関して痛みを感じさせることはなかった。こんなふうに踊れたのは相方の彼女のおかげだった。


 帰りの車の中で”私笑顔だったよねー”という娘に”1,2回痛っ!っていう顔なのか微妙だったよ”と言うと”そういえば1回だけおもわず・・・”と反省していたが、出場者の人たちから”がんばれ!”と声をかけてもらい、相方の彼女にも褒めてもらい、別のインストラクターの前にいっしょに踊ったことのある人にも”さすがFUJIくんの生徒”と言ってもらって、これは怪我の功名?と思う私だった。


 今週は「One For Juan」
JIMMY HEATH 「Love And Understanding」

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