２００４．０７．０３
カラ梅雨、真夏日かと思いきや、突如台風がやってきて暴風雨。風が吹き荒れ、大雨が降り、異常気象もいいところ。まだ体が慣れていないせいか、単なる年か、この暑さが身にこたえる。みんな暑くてまいっている、その上・・・
つい先日ある常連さん、身を沈めるようにイスに腰をおろすと、同時にふ〜〜っと、思わずためいき。あらら、相当お疲れ？聞けば、このところ毎日仕事で遅くなり、その上、職場が換わり、さらに周りが新人ばかりで・・・。お疲れの様子がにじみ出ている。残業疲れで悲鳴をあげている人。一方では、職を失い、途方にくれる人、どうよこの現実。
仕事で疲れ、人間関係で疲れ、育児で疲れ・・・いろんなことで、みんな疲れている。他でもない、癒し系グッズが今だ売れ続け、ヒット商品たる所以。
超毒舌、言いたい放題が取り柄の私だって、こう見えてけっこう気疲れ（これがするんだな）あれこれ考えすぎ（借金どうしよう・・・）等など、自分の気持ちを自分でコントロールできなくなりそうで、「やばい！」と、思う時ある。でも、うちには、大変便利なほたるという、癒し系ペットがいて、悲しい時、イライラする時、どんな時にも”ほたるぅー”と、ちょっと顔見るだけで、私はものすごーーく癒されるのである。
先に登場したかなりお疲れの常連さんには、あくまでも軽め、さもなくば、楽しいノリノリ系のレコードを選んでかけた。それで、心癒されたかどうか、それは定かではないが、あまりのお疲れのようすに、こんなことだけど、ほんのちょっとだけでも、ほっとしてもらえたらなあと思わずにいられなかった。
それにしても、人って癒し系グッズなるもので、本当に心癒されるものなんだろうか？それよりも、原因追求して、ほんとの意味で心が健康になった方がいいに決まっている。
私が若い頃に、心を病んでるってあまり聞いたことがないけど、今私の周りでも、抗うつ剤を使っている人がいたり。
なにも疲れているのは、大人だけではない。今時子供達だってとっても疲れていると思うのだ。１に、学校で勉強、２も勉強、３に部活で４に塾、家に帰れば山の宿題。あぁ、気の毒に。私ならとっくに発狂してる。
犯罪の低年齢化、確かに憎むべき罪なんだけど、そこまで追いつめられてしまった過程を考えることだってすごく大事。そこに目を向けてみると、案外子供達のSOSが聞こえてきたりするのかも。大人は、人生経験、お金、地位など、持ち合わせ、ある程度それらのことに対処できる。でも、子供達は、その術を知らないし、できるはずもない。
もっとゆったりやればいいと思う。エリートコースまっしぐらなんて、もうやめにして、子供達にすべて選択させればいい、あなたの子供を信じなさいってね。ほんと、のんびりいこうよ。
たとえば、月に何度か、アウトドア給食なんてどう？外でごはん！は何故かおいしい、食が進む。これは、大変だけど、子供達にはうけるかも。
パソコン、そんなにあわてなくても、もう少し先延ばししてもいいでしょ。というわけで、この時間、今日はおじいちゃんとお話、おばあちゃんとお話、そんな時間にしてみては。ほのぼのするよねー。”わしの子供の頃はなあ・・・”そんなふうに話し出したら、先生さえ知らないような、話がどんどんでてきて、宝の山。きっとおもしろい。
年中行事に必ずある演劇鑑賞会や合唱コンクール。こういうのもいっそ「ダンス大会」（イエーイ」なんてだめかな。因みに、ある日、あるクラブでのダンスコンテストで、大人たちに混じって出場した、当時小学生の女の子2人組みのHIPHOPチームが優勝。そのあと彼女達は、南山の学祭のダンスイベントにゲスト出演したらしい。今時の小、中学生ってけっこうすごい。
何せダンス流行りだし、これはうけると思うのだ。”うちは伝統的に合唱コンクールなので・・・”そんな堅苦しいこと言わずに、校長先生！ここはひとつ、ぱぁ〜っといって、先生も踊ったら？”伝統？それがどうした”って、ぜったい考え変わっちゃうから。
全部が全部ってわけじゃないけど、私たちの子供の頃は、ほんとにもっともっと、のどかでよく遊んだ。今の子は、コンビニ、ゲーセン、ファミレス、カラオケ・・・と、夜遊びする所が充実。これも変な現象なのだ。環境の面からみても、精神的に不健康そう。
背伸びせずに、無理せずに、純な心で成長してほしい。大人も子供も、みんなもっと心健康になろう！
今週は「The Cape Verdean Blues」
THE BEST LATIN JAZZ
小林陽一＆GOOD FELLAS 「Funky All」
本家本元ホレスシルバーのレコードがほしい！
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