０４，０７，０９
運転免許の更新をした。誕生日1ヶ月前からの更新受付、その初日に行ってきた。今回ひとつ気がかりだったのが、視力検査。そろそろ老眼（くやしいけど年にはかてない）入ってきて、測定でひっかかったら、やっかいだなあという思いがあったから。ところが、難なくクリアー、検査は通った。無事写真も撮り、講習も受け、そして、新しい免許証を手にし、警察をあとにした。
警察の駐車場がいっぱいだったので、少し離れた所に車を停めた、そこまで歩くうち、次は5年後かあ、そんなことちょっと思っていたら、もしも次の更新必要なかったら淋しいなあと、うれしいはずなのに、なんだか暗い気持ちになってしまう私だった。
人生とっくに折り返し地点過ぎてしまうと、残りの人生とか、ついつい考えてしまうことが多くなる。
高校時代の友達2人と会った日曜日。いろんな話をし、人生を語り・・・。友達ふたりとも、ずいぶん大変な境遇にあると思ったが、当の彼女達は、全然そんなふうには思っていないらしい。
大事な大事な息子さんが、東京の大学を出て、そのまま向こうで就職、”もう、こっちには戻ってこないと思う”と、言っていた彼女に”息子ちゃん どうした？”と、聞くと、家にいるというので、変だなあと思ったら、去年入社以来、睡眠時間毎日2時間という生活を続けていたら、体調くずして（当たり前だろ）今、休みをもらって、静養中らしい。
彼女はおっとりしていて、その話もたんたんとするので、こっちも感情的にならずに聞けるけど、”うちの息子どうしてくれるのって感じでしょう？”って、私が言うと、”でもねえ、息子は会社のこと悪く言わないんだよ”と、さすがに不満そうだった。
そうやって、つまらないけど、会社の為とか言いながら働くんだから、やめてからが、本当の自分の人生だよねぇと、もうすぐやってくるだんな様の定年に思いを馳せ、それからを大いに楽しまなきゃ、充実させなきゃと、結局自分達の話になった。
ふたりの苦労の甲斐あって、それぞれの家庭に今があると、彼女達に言うのだけど、そんな大変じゃないよ、苦労なんて別に・・・小さなこと気にしないの・・・人生何十年もやってきて得た、重みのあることばだった。
以外にもふたりとも、私の話したことへの、アドバイスがよく似ていて、驚いた。私のことも、昔は、ほんとに短気で、すぐ怒ったし、よく怒ったし（実にはっきり言われてしまった）、それが、どうして今そんなふう？らしくないと、ふたりは私に言ったが、周囲とうまくやるには（あくまでもこれは、世渡り上手とはわけがちがうのでくれぐれも誤解なきよう）、時には我慢もね。これも、ひとつのこつ。やはり長年の生活で得たもの。実家の母も、愚痴は言うなが、いつも口癖。
しかし、それじゃストレスになるからよくないと、さらに彼女達が言うので、もしかしたら、そのうち爆発するかもと、言っておいた。
うちは定年とかないから、そう遠くない将来、くれよんCLOSEの時か、引退の時に、また新しい人生がやってくるはず！でも、その前に私自身の人生に終わりがくるかもしれない、それを考えると、新しい免許証を手にした時と、同じ気持ちになってしまうのだった。
ひとりの友達は、またふくよかになっちゃったと、そんなところはほんの少しおばさんしてるけど、街のど真ん中のカフェなのに、外のテーブルでお茶したので、なんか虫が飛んできたといっては大声をあげ、そして3人で大笑い。まるで、少しだけ高校生にもどれたような・・・（無理あるって？・・・）
しばし、3人で同じ時間を共有し、家のことは忘れ、ほんの数時間だったけど、ちょっといい時間を過ごした、それは私達だけのものだった。
ひとりだけ帰る方向が違う友達を、もうひとりの友達とふたりで、見送りながら、これからまた現実に引き戻されるんだなあと、人ごみの中に消えていく彼女の姿を、見えなくなるまで追っていた。
家に帰ってその彼女に”楽しかった、ありがとう・・・”と、メールを入れると、夜返事がきていて、”・・・夕ご飯はねぇ・・・”と、その日の夕食のメニューと、みんなの様子が書かれていた。そして、そのあとに、”ストレスためないようにねっ”と、ちゃんと私のことも気づかってくれていた。持つべきものは友！！
このふたりとこれから、もっともっとこういう時間持ちたいから、引退のことは・・・
今週は「Tantine Eboka」
B.B.モフラン ＆ ビタシカ 「３−５−２−２」
最近手に入れたCD。アフリカン・リズムとジャズと津軽三味線の饗宴
カッコいい！楽しい！踊りたい！！ いちまいです。
'04.07.31 ☜
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'04.07.03 
