2004.08.20
「青春18きっぷ」体力の限界に挑戦、睡魔との戦い、なーんてタイトルつけたいくらいの今回の東京研修旅行。往復鈍行、一泊三日の強行スケジュール。無事戻ったものの、もうへとへとだった。
今回の東京行きは、最初マスターと2人旅の予定だった。ところが、5月連休明けから東京にいる”友達に会いに行くから私も”と、娘が言い出した。それならと、息子も誘ったが、お盆でバイト先の焼肉屋さんが、最高に忙しいと思うから、とても休めないと結局私達3人で行くことになった。
2人ならバス、3人なら車?と、マスターは言ったが、お盆休みのUターンラッシュがピークで、たぶん道路はかなりの渋滞になる、はず、”電車にしたら?”と、私が提案。でもマスターは15日はもちろん、車で行けば16日もライブに行けるからと、どうしても車と言い張った。どうなることやらと、車で行くことに一度は決まり、そのつもりでいたが、間際になって「青春18きっぷ」というのがあることを知った。”こりゃ、すごい!電車にしよう”と、あっさり。電車での旅にのりかえたのだった。
15日早朝に家を出て、名古屋a.m.7:20発の電車、乗り継ぎ、乗り継ぎで、新宿にはp.m.2:00頃到着。友達が新宿まで来てくれるという娘と駅で別れ、私達はとりあえず、ホテルに向かった。チェックインして、荷物を部屋に置くと、ほとんど休む間もなくホテルをあとにして、吉祥寺へ向かう。
まず、最初の目的地はMEG。そう広くない店内、割と大きな音でレコードがかかっていた。フリルのエプロンをつけたかわいい店員さんが、応対してくれるのだが、こういう店って、愛想の悪いいかにもガンコそうなおじさんが、やってるってイメージなので、そのギャップにまず驚いた。それに、寺島さんの店ということだからか、お客さんもけっこう入っている。でも、その店員さんは、あくまでも超マイペースだ。
”あっ、こんな時、私ならすっごい焦っちゃう”と、見ていてハラハラする場面でも、全く動ぜず、仕事をこなしていく。確かにお客さんもの方も”聴く”ことが目的なので少々対応がおくれたとしても、特に文句を言うこともないのだろう。しかし、大したもんだと、レコードやCDを聴きながら、その店員さんをついつい目で追っていた。
MEGを出てから、吉祥寺ジャズマップで見た数件のジャズの店から選んだMOREというお店に入った。p.m.5:30までランチという、すっごいお得なメニューもあるなかなかステキなお店だったが、MEGとは、大違いでお客さんはすごく少なくて、なんだかもっとオーダーしなきゃと、申し訳ない気持ちだった。
実はマスターは、出発直前まで下痢(こんな話ですいません)という体調最悪の状態が続いていて、さすがにアルコールを断っていた。それもこれも、東京に行ったら飲む、とにかく飲む、ぜったい飲む!その一心だった。
吉祥寺2軒目そのMOREというお店で、すかさずハイネケンをオーダー。最初はおそるおそるだったが、どうやらこの分なら大丈夫と実感したのか、3軒目サムタイムでのライブでは、当然のようにウオッカ(アルコール)をオーダー、こうなったらもう止まらないのだ。
1日目のライブをサムタイムに決めたのは、ペットの松島さんとアルトの穣さんの出演をジャズ誌で見たからだった。
2軒目をあとにして、せっかくだからとstringsの入り口まで行き、その外観や本日のライブその告知の黒板を見てからサムタイムに向かった。店内に入ると、まだライブは始まっていなかったが、すでに満席状態で”狭いですが・・・”と、本当に狭い席に案内された。久々の松島さんと穣さんだったが、この日ドラムがリーダーでその上、ボーカルも入っていたので、彼らの演奏を堪能するところまではいかなかった。でも、やっぱりふたりに会えてうれしかった。サムタイムはなかなかおしゃれで、食べ物もおいしいし、スタッフはキッチンが男性、ホールが女性。おそろいのユニホームでテキパキ動き回る彼女達。しかも、女性らしい気配りで、応対もとてもいい。
サムタイムのライブが終わると、とりあえず本日のジャズ喫茶巡りは終了。ホテルに戻る。新宿に着くと、そこからホテルまでは歩くのだが、どうやら娘も少し前をホテルに向かっているらしい。ひと足先にホテル入りした娘から”着いた”と、再度携帯が入った。つづく
今週は「Be-Bop」
GILLESPIE、GETZ、STITT 「For Musicians Only」
SONOKAでの高橋 徹3のライブの1set、1曲目の曲、カッコよかったあ。
'04.08.25 ☜
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'04.08.13