津島市蛭間町
tel.0567-25-3272
全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2004.12.03

 今年も、もう12月残りわずか。恒例の忘年会であるマスターの友達家族との食事会が無事?終わった。3家族集まってのこの忘年会、始めてからもう20年以上になる。マスターとその友達2人は高校時代からの悪友で、いっしょによく遊んだ仲なんだろう、ここ数年特に”昔は・・・”と、当時の話が必ず話題になる。案の定今年もそんな話に花が咲いていた。もっとも合同忘年会は、みんなが結婚して、子供をもってからの話で、最初は男同士3人だけだった。


 学生時代はともかく、社会人になりさらに家庭をもち、だんだん会う機会も少なくなり、ましてや飲み会のチャンスなんて滅多になく、忘年会などとうまい口実で年一回集まる機会を作ったのだろう。


 ところがこの3人無類の酒好きで、3人だけで飲ませておいたら、止める者もなく、歯止めがきかなくなり・・・・帰りを待つ身としては、たとえ年に1回とはいうものの、これがなかなか心配のたねだった。何度か回を重ねるうち、誰が言い出したのか、仲良し3人組のことだし、初めは家族紹介も兼ねて家族いっしょの忘年会というのもいいんじゃないかと提案、みんなが賛成、即決定。ということで、店の予約は、順番に受け持つことになった。因みに、今年はうちが予約する番だった。


 今までで特に印象に残っているのは、息子が生まれた年、仕出しを取って我が家での忘年会だった。いまだかつて、誰かの家が会場になったのはこの年だけ。長年続けているが、今年はこの家族が出席できないとか、今年は中止ということは一度もなかった。


 ただうちのマスターが、忘年会当日調子が悪くてどうしても行けないと言うので、キャンセルもできずに、子供たちがまだ小さい頃、私と3人での出席ということが、やはり一度だけ。


 予約する店も、子供達が小さい頃は、子供連れでも気兼ねなく入れる、要はチラシなんかに「忘年会予約承ります」と、でかでかと書いてあるような所を、みんなが選んでいた。すると、必然的に毎年のように、メニューも何とか鍋コースみたいな、おなじようなお料理だった。


 ところが、メニューのことよりまず、昔話なんかを酒のさかなに男同士、とても楽しそうに飲んでいて、この日はほんとに特別って感じがする。それは毎年同じ。そんな話につきあっている彼らの奥様と私だが、まあ年に1回のことなので、その年に起きた事などもまじえながら、話題は尽きることはない、和気あいあいの数時間。


 娘や息子達が成長するとともに、だんだん親にはついてこなくなり、去年も今年も3家族7人での忘年会だった。今年は特に、娘さん3人の友達が、2人の娘さんを嫁がせた話からまず始まって驚きだった。いちばん上の娘さんがうちの娘と同い年なので、”おまえんとこも、そろそろだ・・・”と、言われたが、そんなこと全く考えられない、本当に夢にも思わないことなのだ。


 子供達がだんだん参加しなくなり、すると店選びもおのずと変わってきて、落ち着いて、おいしいお料理の食べられるところ、そんな傾向になってきた。


 うちは、前回ここならと思って予約しておいた店がうなぎ料理専門で、それ以外のつまみというか、ちょっとしたお料理がほとんどなく、みんなにひんしゅくをかった。”下見くらいしとけ!”と、こっぴどく叱られて、息子がバイトしている焼肉屋さんに会場を移したという苦い経験から、今年こそと名誉挽回で、京懐石のお店に予約を入れた。


 とっても品の良いお店、お料理、女将さん、相反して「品の良い」なんてことには程遠い彼ら、わあわあ言いたい放題で、私は、はらはらの連続だった。それは素面だったのでよけいだ。たとえば、どこかに食事に行く、ライブを聴きに行くっていう時、”今日は、どっちが飲まずに・・・”なんてことになるが、この忘年会に限り、それは、当然のように、暗黙のうちの了解で、帰りは私が運転することになっているので、全く飲めない。おいしいお料理でちょっとは飲みたいも本音なんだけど。


 今年こそ誰にも文句は言わせないと、自信たっぷりの店選び。手の込んだひとつひとつのお料理は、盛り付けも味付けもすばらしく全てを堪能。みんなで楽しく過ごした数時間。再会はまた一年後だ。


 今週は「Rope Dancer」
天野 丘 「A Sweet Delusion」 天野さんの初リーダーアルバムです

'04.12.13 ☜  一覧  ☞ '04.11.25