津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2005.06.03

 数少ない息子がハマった物、事。 今回も、当分その熱は続くのだろうか? 6/1(水)6泊8日の専門学校アメリカ西海岸研修旅行から無事戻った息子は、帰る早々”まじ すげぇー 父さんも、母さんも、ほんと行ったほうがいいって・・・”と、興奮気味に言った。


 そんなこと言われたって、お金もなけりゃ、暇もない、しかも、飛行機に十数時間、私には耐えられそうもない、だいたいなんであんなにデカくて、重いものが空飛ぶわけ?などとバカなこと思いつつ、”やっぱ、ダメ!”と、言う私に、娘は”乗っちゃえば、どうってことないってー”と、必ず言うのだ。


 3月にひとり旅でのニューヨークへ娘が、今回団体旅行で、西海岸へ息子が。娘はすっかりハマって”ぜったい!また行く!!”と、言っていたが、息子はどうだろうと思っていたら、こちらもどうやら、ホントに、すっかり、見事にハマって”あー 早くアメリカ行きてぇー”と、帰った次の日にもうそんなことを言っている。 ”帰ってきたばっかりだがね”と、私は言いつつ、それにしても、それだけ衝撃を受けたんなら、行った甲斐があったなあと、しみじみうれしく思う。


 「息子の車好き」、それはたぶん生まれて初めてミニカーを手にした時から始まったのだと思う。 それが、自分の将来をも決める車との出会いなのだ。


 そして、そのあとも好きな物や、好きな事、そこそこあったとは思うが、部活のバスケにしたって、私が見る限りそれほど燃えているようには、思えなかった。 もちろん、中学、高校のそれぞれ3年間続けただけあって、それなりに思い入れはあるだろうし、つらい練習をいっしょに乗り越えてきたので、バスケの後輩は(もちろん先輩だって、同級生だって同じだろうが)特別で、クラスメートよりも、ある意味大切な存在だと言ったこともある。


 しかし、何といっても、車の次は中学の時出合ったストリートダンスだと私は思う。 娘が習い始めるとすぐ、興味を示し、”ねえちゃんと同じ先生に習える?”と、聞いた。 それが、息子の尊敬するダンスの師、FUJIさんと出会うきっかけである。


 それからは、毎週水曜日、「MONKEY BANANA」の相棒NOBUと、自転車で、白川公園まで通うことになる。 週一のレッスンがしばらく続くと、NOBUとTUYOSHIのふたりだけのレッスンを特別にFUJIさんが引き受けてくれることになり、栄あたりまで、週2回通うこともあった。 若さ故か、レッスンを受けたい一心なのか、その日が雨だろうが、風が吹こうが、雪だろうが、めげることはなかった


 習い事という習い事、何をやらせても、気が進まないと最初から”いやだ!”と、言い張ったり、通い始めてすぐやめてしまったり。 ところが、このダンスは、FUJIさんが実家のある浜松に帰るまで(その間5年ほど)よっぽどのことがない限り、欠かさずレッスンを受けた。


 そして今度、あくまでも私が考える3つ目、息子を虜にしたアメリカという国、そしてそこに暮らす人々。 とにかくスケールが違う、人がおおらか・・・


 平日なのに公園には人があふれ、仕事の残業なんてありえない。 たとえば、”納期?間に合わなきゃ遅らせるだけだ”なんてこと平気で言ってしまうお国柄。 たぶん、息子にとっては、驚きの連続だったにちがいない。


 残念ながら、ストリートダンスを目にすることはなかったらしいが、店内のちょっとした空間で、アマチュアのダンサーが踊ってるshopがあって、踊りたい人が座って順番待ちしてるのが、いかにもアメリカらしかったり、ホテルのバーからは、大音量で R&Bが聴こえてきたり、ディーラーのショールームには、見たこともないような車、壁にはバスケの歴代有名選手のサイン入りユニホームがかけてあったり、見るものすべてに「さすがアメリカ」と、うなってしまうのだ。


 このアメリカ熱、ずーーっと冷めることなく持続して、学校卒業後、何年か後、自分の描いた夢を叶えるため向こうに渡ったら、これは本物だったと証明できる。さて、どうなりますことやら・・・


 今週の一曲「Bayside Cookout」
CLARK TERRY 「Funk Dumplin's」

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