津島市蛭間町
tel.0567-25-3272
全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2005.10.21

 「熟年」そんないい年した人達のとっても大人気ない、あるいは、それって ちょっと・・・と、神経疑うような言動。 特に自分が、そんな場面に出っくわしたり、直接そういう人達に、関わったりして、本当に嫌な思いをし、ついつい考え込むことが多いこの頃。 考え込んで落ち込んで、浮かない日々が続き、ほんと憂鬱になる、だからこそ、ちょっとしたことに、妙に心和む。


 先日知人の店に行った時のこと。 偶然近くを通りかかり、夕食をそのお店でと思い、openの時間には少し早いのを承知で、駐車場に車を入れた。 入り口のガラス戸から、中を見るとどうやら仕込みの真最中、外から声をかけると、知人である店の御主人が中に入れてくれた。


 ”まだ何もできないけど・・・”と言われ、カウンター席で待つうちに、入り口は準備中になったままなのに、お客さんがきてしまい、しかも”もうちょっとしたら10人いい?”と、おっしゃる。 中外ひとりづつ、ふたりできりもりするその店に、10人はきついかも、それでも、断るわけにもいかず”お待ちしてます”と、ちょっと不安そうに彼は応えた。


 すると、しばらくして”7人だけどいい?”というお客さん、その後も・・・ なんだかうらやましい気持ちと、広い厨房を顔を真っ赤にして動き回り手際よくお料理を出していく御主人を見ながら、大変だなあという気持ちといろいろで、でもとにかく何か私達にできることがあればと思っていた。


 と、その時、10人のお客様が帰られたあとのお客様に”グラスが足りないので・・・”と、接客係の男性。 それを聞いた私達は、待ってましたとばかりに立ち上がり、私はテーブルを片付け、マスターは洗い場へ急いだ。 食器を全部さげてしまうと、次に私は、洗いあがった食器を拭く。 「 こんなことしかできないけど」と、心の中で励ましながら、私達は、流しに次々放り込まれる食器を洗って拭いて、そして一段落つくとまた席に戻り・・・
 

 ”すいません、ごめんねー”と、しきりに恐縮する御主人だったが、そんなこと少しも気にならなかった。 それどころか、カウンター席の私達の前にくると”こんなこと初めて、マスターは福の神だわ”と、御主人。 貧乏神と、言われこそすれ、福の神などと言われたことのない私達は、妙にひびきのいいその言葉を何度も耳にして、ちょっといい気分だった。


 そして、日曜日恒例のフレンチブルーミーティング。 車山も土曜日は、かなり雨が降ったようだが、日曜日は、さわやかに晴れ渡っていた。 お昼過ぎに会場に到着した私達。 早朝4:00頃出発した息子達は先に着いたらしく、駐車場にボンネットを(中を見せる為)あけた息子のプジョーが目に付いた。


 私のここに来ての楽しみといえば、何といっても今村さんに会えること。 まず会場を一周。 今度は逆に戻る、それでも見つからない。 途中息子達と出会って、”今村さんは・・・”と、聞いてみると、まだ見てないと言う。 今年はひょっとして・・・心配しつつ本部席で尋ねてみたがわからない。


 がっかりして、また同じ通路を行くと、今通ってきたはずのところに、ちゃんと今村さんのブースがあった。 今村さんの姿はなかったが、奥様と息子さんおふたり。 ”こんにちは”と、声をかけると、あいさつしながら、奥様はあたりを見回して、”今までいたのに、どこ行っちゃったのかしら”と、息子さんも”すぐ、どっかいっちゃうんですよ”と、やさしい笑顔。


 すると今村さんもすぐ戻っていらっしゃって、少しお話をする。 みなさん、お元気そうで何より。 今村ファミリーにお会いできて、大感激、大満足!


 車やさん、部品やさん・・・、いろんなブースがあって、特に2CVグッズは見ているだけでも楽しい。 フランス菓子やワインのお店(ここでは、やっぱワインでしょ)、そうかと思うと、真っ黒に日焼けした地元のおじさんらしき人が、こわい顔して牛串焼いていたり、なかなかおもしろい。 ステージでは、フランス人のミュージシャンが、アコーディオン抱えて”♪オー シャンゼリゼー・・・♪” ちょっと素敵なひととき、お天気もよく、ワインがおいしい!


 ロケーション抜群、木々の葉がちょっとづつ色づいている山道を、車をオープンにして走ると、肌で秋を感じるー、なんちゃって。 行き返りフランス車と行き交うだけで、思わず手を振りたくなって、帰り道数台のカトルが連ねて前を走っていたり、2CVの後ろを走ったり、たったそれだけのことに(でもこの姿が、妙にほのぼのする)、ウキウキ、わくわく、憂鬱気分も吹き飛んだー


 今週は、桂一さんの2ndから「Paragon」
とっても楽しくて、カッコいい曲、彼のオリジナル。 パラゴンから次々出てくる音を、めいっぱい楽しんでるって感じがよく出ている曲? 一作目とは違い、ジャケットもかわいらしく、ずいぶんカラフル。 桂一さん本人も、髪を切って、ちょぴり茶系、あの不健康なイメージは何処へやら。 5歳若くなったと言われる、そんなさわやかな桂一さんのアルバム、とってもおすすめ!です。

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