津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2005.09.14

 旅の最終日16日は、東京の街歩き、ローカル線の旅はない。 というのも、この日あるイタリア料理店でのランチの予定で、朝いちでそのお店に向かい、食事の後も遠出するような時間はなさそうだし、せっかく東京まで来たんだから、一日くらいはと、渋谷あたりの街歩きを決めこんだ。


 実は、3,4年ほど前、家族4人で東京に行った時、やっぱりそのお店で、ランチの予定だった。 その時は、東京まで車だったので、朝起きてすぐ出かける準備をして、ホテルからそのお店がある銀座まで車を走らせた。 


 車を止めて、ぐるぐる回るのだがなかなか見つけられず、何人かの郵便配達の人に道をたずねた。 すると最後に声をかけた人が、そこから見える大通りを指して”通りの向こう側”だと教えてくださった。 そりゃわからないはずだと、その言葉に、もう着いた気分になって、早足でその通りを渡った。


 いよいよ近いと思いながらそのまままっすぐ進むと、お店の近くにあると聞いていた、それらしい公園が見えてきた。 ”あっ 公園!”と、ちょっと小走りになっていた私達。 そして、そこから見つけたそのお店と思われる建物に向かって全力疾走。 ところが、お店の前に立つと、押そうが、引こうが、ドアは開かなかった。 


 ”えーー! 休みーー!!・・・” もうがっくりの私達。 おなかがペコペコ。 しかも今のダッシュで力を使い果たし、歩く気力さえないほどだった。 私達4人あの時の、足取りの重かったこと。 娘と息子はいなかったけど、今年やっとマスターと私、ふたりだけで、念願かなってランチを堪能。 ゆーっくり、その時を過ごした。


 旅の最終日のこの日も、ライブはもちろん行く予定だったので、店を出た後早速渋谷に向かった。 渋谷には行きたいshopがあるので、今回もそこに足を運んだ。 そして、その次は、お気に入りのカフェ。 天気がいいので、オープンカフェが気持ちいい!というより暑い!!


 渋谷なのにこの静けさ!?というくらい、大通りから少し奥まっているし、道路も狭いので、車通りはほとんどない。 都会の真ん中なのにこの緑!?っていうくらい、敷地内には、すっごい大きな木がある。


 ここはブティック、カフェ、お花屋さんの併設店で、大きな木のテーブルを囲むように植えられている花や木を見ながらのティータイムが楽しみだったのが、この日行ってみると、それらは、すっかりなくなっていてびっくり!


 ”お花なくなったんですね”と、店員さんに聞くと、”寂しいんですけど・・・”と、彼女も残念そう、でも道路の反対側のビルに”グリーンが増えたので目を楽しませてくれます”と、やさしい口調で話してくれて、そんなことばにも心癒される気がした。 居心地がいいので、ついつい長居、あたりもちょっと薄暗くなってきて・・・さて、今日は何処へ行く?


 去年8月閉店した目黒「SONOKA」を、引き継いでやってる「KOKO」というお店が渋谷にあるので、もちろんそこに行きたいとは思ったが、お盆なので営業してるかどうかが問題。 もう少し時間待ちして、電話してやってなかったら、また考えることにした。


 「KOKO」には、7:00p.m.頃電話してやってることを確認、場所を聞いて歩いて向かう。 「KOKO」の情報は、14日「NARU」で聞いて、翌日「GH9」でも聞いた。 特に「SONOKA」が好きだった桂一さんの答えは、かなり期待大だった。 すると”お盆明け、俺はとりあえず19日入ってんだけど、いつからやってんのかなあ・・”という返事が返ってきた。 


 その感じから、16日はちょっと望み薄だろうかと思ったが、やっててよかった! ところがところが、電話でメンバーも聞いたのだが、なんとこの日”いつからだっけ?”と、言っていた張本人しかも彼がリーダー、吉田桂一トリオのライブだった。 ”はぁ??”私達は、開いた口がふさがらなかった。


 「KOKO」の看板を見つけ、うきうきしながら中に入ると、ママさんと、ドラムの文男さんの2人だけ。 あとのメンバーはまだらしい。 ”情報を知りたくて、みんなに聞いて・・・”と、今までの事情をおふたりに話すと、文男さんは”桂一来るかなあ”と、つぶやきながらも、ちょっと不安になったのか、手帳を取り出し確認されていた。


 しばらくすると、桂一さんがあらわれて、私達を見るなり開口一番”あれ、まだいたの?” おいおいそりゃないよ。


 そしてまた、しばらくすると次のお客さんがいらっしゃった。 Iさんとおっしゃるその男性。 去年8月「SONOKA」閉店間近のライブで、相席になった方で、話をしているうちに意気投合。 Iさんのボトルのウイスキーをマスターはごちそうになった。


 ”あのー もしかすると・・・”と、声をかけると、”あー 思い出した、思い出した・・・”と、その時の話になった。


 ベースの悌ちゃんは、車を止める所が見つからなかったと少し遅れてきた。 「KOKO」は、店内の感じも、広さも「SONOKA」と似ている。 この日は、お客さんも少なくてホッとする? しかも演奏は申し分ない。 至近距離で聴く桂一トリオはすごい!実に贅沢!!


 休憩時間、18きっぷで、東京まで来たことが話題になると、Iさんは、”えっ!青春きっぷ?なつかしいなあ、一杯どう?”と、また去年のように、ウイスキーをごちそうして下さった。


 田舎の旅ならともかく、大都会東京で、shopの店員さんや、ライブハウス、その他での出会い、会話に心和ませ、癒されるなんて、ちょっと不思議な気もするけど、今回もまたいい旅ができたことに、出会えた全ての人に感謝!


 今週は先週のライブで、久美ちゃんの演奏がとっても素敵だった「Look of Love」
”このタイトルは読めません”と、言っていた「ジョヴァンニ・ミラバッシ」の曲もすっごくきれいで
素敵だったなぁ・・・

'05.10.21 ☜  一覧  ☞ '05.09.02