２００５．０９．０２
２日目の１５日は、鎌倉散策と江ノ電の旅。 ホテルは連泊なので、「今日こそ朝はゆっくり・・・」のつもりが、鎌倉までそこそこ時間がかかりそうなので、早起きして新宿へ。 途中１回の乗り換えで、鎌倉駅に到着すると、まずはやっぱり鶴岡八幡宮に参拝。
その後は、街を散策だが、その前に軽く食事をするためお店を探す。 八幡宮に続く道を行ったりきたりして、”ここ、いいかも？”と、やっと見つけたカフェ。 中に入ると、なかなか落ち着いた感じで、いい雰囲気。 ランチメニューから２種類と、もちろん？ビールもオーダー。 朝から何も飲まず、何も食べず状態で、暑い、暑い中を歩いてきたので、ほんとにビールがおいしい！ 雑踏から抜け出して、静かな店内で過ごすひと時は格別。 食事もデザートも、ほんとにおいしくて、大満足で店を出る。 そして、また暑い中を歩く。
八幡宮のあたりには、観光スポットを人力車で案内してくれるガイドさんがいて、近くの神社で遭遇したら、境内への出入りで、ちょっと段差があるので、車がとても重そうで、少し勢いをつけて、そこを越えて行く。
神社の入り口の所に行くと、車を止めて、ひざをつき、真っ黒に日焼けした体から吹き出す汗を、てぬぐいで拭きながら、乗せている２人のお客さんにいっしょうけんめい説明している。 その脇を通る時、ガイドさんの声を聞いてなんかジーーンとした。
その後、私達を追い越していったガイドさんは、”鎌倉には、本当にたくさんのお寺があります。 さて、いったいいくつのお寺があるでしょう？” 移動の時までお客さんに話しかけている。
手ぶらで歩いていても暑いのに、２人乗りの人力車を引いてなお・・・考えるだけで、目がまわりそうになる。 私はこういうのにめっぽう弱い。 神社でそうだったように、そのガイドさんにも妙に感動し、またもやなんだかじ〜〜んとしてしまった。
そうやっていろんなことに感動しながら、駅周辺をちょっと見て、歩いて、それから江ノ電に乗る。 途中２回下車して、お寺に参詣。 途中下車しても、きっちり１２分間隔で、電車がくるので、さほど待ち時間はない。
２回目下車した時、同じ電車待ちのおばあちゃんと話をしていて、別れ際「せいぜい旅を楽しんで・・・」みたいな言葉をかけてもらい、こういう人とのふれあいこそ、実は求めている旅の楽しみなのだ。
終点藤沢までは３０分ほどの短い短い江ノ電の旅。 電車が街の中を走る時など、あまりにも民家の窓や、軒先ぎりぎりなので、ちょっとはらはら。 しばらく走ると湘南の海が見えてくる。
ボードをかかえて、プカプカ海に浮かんでいるサーファー達の多いこと。 いい波待ちの状態だが、ビッグウエーブなんか到底期待できそうになく、ちょっとした波でも押し寄せてくると、待ってましたとばかりに、ボードに立とうとその態勢に入るが、なかなかタイミングが合わず、見ているこっちまで、”あ〜〜あ”と、声に出てしまう。 自転車にボードを乗せているのも初めて見たし、さすが湘南、波乗りが似合う、サマになる。 そうして車窓からの眺めを楽しみながら、藤沢に着くと、そのまま鎌倉に引き返す。
そして、新宿に戻り、食事をしながら、今日はどこのライブハウスに行くかを決める。 いくつか候補はあがったが、結局上野のGH9に決めた。 ビルの９階にあるお店に着くと１setは終わっていて、休憩時間だった。
案内されて、カウンターに座ると、ピカピカ稲光が窓の外に見えて、そのうち雨もざあざあ降りになってきた。 しばらくすると、今日のメンバーである、テナーの宮地さんとギターの天野さんが ”どうしたんですか？” と、大声を出しながら、私達の所に駆け寄ってきてびっくり。 歓迎してくれた、彼らのことばに感激！うれしくなる。
ライブが終わって、そのビルを出る頃には、雨もすっかり上がっていて無事電車に乗り、また新宿に戻る。 夏休みもあと一日・・・
今週の一曲 「This Here」
CANNONBALL ADDERLEY in San Francisco
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